親鸞

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親鸞とは

親鸞とは、浄土真宗開祖で、鎌倉初期の僧侶です。

9歳で比叡山で天台宗を学んだあと、法然の専修念仏の門に入りました。のちの念仏停止において法然は四国へ、親鸞は越後に流罪になりました。

4年後に赦免されてからは、関東地区で布教し、60歳ごろに京都に戻りました。90歳で亡くなるまで、著述や門弟の指導に努めたといいます。

親鸞の遺したもの

親鸞の教えは、絶対他力による極楽往生といい、南無阿弥陀佛と唱えれば、必ず極楽往生できると説きました。

有名な「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という言葉で、善人ですら極楽往生するのだから、悪人は言うまでもなく極楽へ行けると説きました。これを悪人正機といいます。

悪人とは市井の一般人のことです。絶対他力は、他力本願からもう少し進んで、庶民救済のメッセージが強化された、親鸞の教えの核となるものです。

凡夫である一般人は、この世の煩悩の中で生きているのだから、悪人であることを自覚し、阿弥陀仏に救済を預け、南無阿弥陀佛と唱えよという教えです。

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