〈 納骨堂をめぐる旅 〉京都東山・本山興正寺の霊山本廟へ行ってきました

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本山興正寺霊山本廟 納骨堂

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北には豊臣秀吉と正室北政所(ねね)の菩提寺「高台寺」、南には清水の舞台で有名な北法相宗総本山「清水寺」。京都屈指の知名度を誇る東山地区のちょうど真ん中に位置する真宗興正派 本山興正寺直轄の 「霊山本廟(りょうぜんほんびょう)」。

京都のことをご存知ならば「すごい場所ですね」と何度も言ってしまうほどの地にある「本山興正寺 霊山本廟」で、檀家でなくても納骨できる納骨堂と合葬墓(合祀墓)があると聞き、エンパーク 編集部が行ってきました。

目次

霊山本廟へ向かう参道入口

さすが京都の東山地区。

平日だというのに、観光客の方々で賑わっていました。

「霊山本廟」へ続く参道入口は「産寧坂(三年坂)」に隣接しており、近くには修学旅行生に人気の「二寧坂(二年坂)」、「維新の道」もあり、京都を感じつつお参りができますね。

興正寺霊山本廟 三寧坂 お参り方法
京都らしさ溢れる「産寧坂」。一年中、観光客や修学旅行生が多く行き交います。

世界各国の言語が飛び交う中をすり抜けて「参道入り口」へ。

興正寺霊山本廟 参道入口 お参り
風格のある参道入口の石碑。

来所は9月中旬でしたので、緑がとても美しい季節でした。

桜の季節や紅葉の季節、初春には梅、初夏はツツジも美しいそうです。

興正寺霊山本廟 三寧坂 夏のお参り
こちらはお借りしたツツジの季節の参道スナップ。

美しい参道を抜けると、階段が見えてきます。

ここからは先ほどの賑やかな喧騒がウソのように静寂に包まれます。厳かな気持ちにさせる、不思議な空気をまとった印象です。

興正寺霊山本廟 参道
緑に包まれた美しい景色に心洗われます。

ちなみに駐車場も完備されており、バリアフリー利用できるスロープ坂もあります。車椅子等をご利用の場合は職員の方に事前に連絡をすると安心です。

興正寺霊山本廟 駐車場 
専用駐車場は参道に隣接。大型車両については訪問前に寺務所に要相談。
興正寺霊山本廟 バリアフリー スロープ
車椅子もOKの緩やかな坂道。マイナスイオンいっぱいの緑のトンネル。

階段をあがって寺務所へ

階段を上ったらすぐに右手に寺務所があります。

納骨やお参りに来られたら、こちらで受付を行います。随時、僧侶の方がおられますので、わからないことがあれば気軽に聞くことができます。

興正寺霊山本廟 社務所 受付
内部には休憩スペースやお茶サービスもあります。

寺務所で出迎えてくださったのは、真宗興正派の僧侶であり本廟ご担当のお二人。

優しく丁寧に案内くださり、エンパークのスタッフが見聞きしてもわかりやすい説明で本当にありがたかったです。お二方ともご謙遜されて、写真を撮らせていただけなかったのが心残り。


興正寺霊山本廟 職員
写真は職員さん。無理を言って撮らせていただきました。

そして寺務所を出ると、目の前に現れる立派なご本堂。

当日は天気に恵まれ、青空の中に浮かんでいるような美しい本堂全景を拝むことができました。


興正寺霊山本廟 本堂
創建当初は木造でしたが、昭和9年室戸台風により被害を受け、昭和32年に再建されて今の姿に。

本堂の中も見せていただきました。

中央にご本尊である阿弥陀如来様、向かって右には「開山親鸞聖人影像」がいらっしゃいます。

興正寺霊山本廟 本堂 内部
本堂の中。澄みきった厳粛な空気が漂います。

納骨に来られた際は、寺務所での手続きをすませたら本堂に移動します。本堂の参拝の後、僧侶による読経が行われます。


本山興正寺・霊山本廟のこと

この「本山興正寺 霊山本廟」は、浄土真宗・興正派の本廟として、明治9年に建立され、宗祖・親鸞聖人の廟堂、歴代ご門主のお墓所とともに、宗派の納骨所として親しまれてきました。

興正寺霊山本廟 本廟外観
遺骨が納められる「廟堂」。後方に歴代ご門主の墓碑が並んでいます。

広い境内には、本堂・本廟・納骨堂のほか、親鸞聖人の銅像、釣鐘(鐘楼)、法然上人の別時念仏碑などがあり、親鸞聖人や法然上人を慕う参拝者も多く訪れます。

前述しましたが、春は梅や桜、夏はあじさいやツツジ、秋は見事な紅葉、冬は白銀の雪化粧と、四季折々の見事な風景を愛でることができます。

興正寺霊山本廟 親鸞聖人と宗紋
雪化粧の「親鸞聖人銅像」と「鐘楼」。本堂正面中央の興正寺紋「抱牡丹紋」。

京都の風情や粋な景色を凝縮したかのような、素晴らしい立地に建つ「本廟」です。

興正寺 梅
春の訪れを告げる参道の梅
興正寺霊山本廟もみじ
真っ赤に色づくもみじ。紅葉の隠れた名所としても知られています。

納骨について

「霊山本廟」への納骨は、「本廟(ほんびょう)」「浄華堂(納骨堂)」「須弥壇(しゅみだん)」と、大きく分けて3つあります。

本廟(ほんびょう)への納骨

まずは「本廟」のご紹介です。合葬墓としての利用ができ遠方からの分骨も可能です。3万円~10万円程の費用でお願いすることができるとのことで、住まいの近くと霊山本廟に分骨してご納骨することもできますね。

興正寺霊山本廟 本廟
本廟への納骨は、こちらにご遺骨を納めます。

ご納骨後は本廟の方々が責任をもって毎朝のお勤めをしてくださるとのこと。

親鸞聖人のご遺骨と共にお納めいただける貴重な場所である「本廟」は本堂の後方、境内の一番奥にあります。

もっとも奥まった場所なので、より一層に静かで落ち着いた雰囲気です。風の音や鳥の鳴き声だけが響き渡る、唯一無二の佇まいでした。

興正寺霊山本廟 本廟外観
「廟堂」。お花や線香をたむける場所もあります。

浄華堂・納骨堂への納骨

「浄華堂(じょうけどう)」は、本堂の横に建つ鉄筋四階建ての納骨堂です。

玄関を入ってすぐには明るい雰囲気のロビー待合室も完備され、ゆったりと寛ぐこともできます。


興正寺 霊山本廟 浄華堂 納骨堂
「浄華堂」玄関。自然の中に佇むモダンな外観が印象的。

各階をつなぐ階段昇降機や車椅子も完備されているので、安心してお参りすることができます。

興正寺 霊山本廟 納骨堂 ロビー
ロビーには京都近代画壇巨匠・菊池契月「蓮華」の陶板レリーフ。

納骨壇の詳細

納骨壇のサイズは4種類あります。

並型壇

冥加金 100万円 (高さ190cm×幅37cm×奥行40cm)

興正寺霊山本廟 納骨堂 並型壇

上段がお仏壇になっていて、扉を開くと同時に明かりが灯ります。下段にご遺骨を納めます。棚は可動式です。電熱の香爐ですぐにお焼香できます。

大型壇

冥加金 150万円 (高さ190cm×幅60cm×奥行40cm)

興正寺霊山本廟 納骨堂 大型壇

大型壇の扉は観音開きになります。サイズも幅広ワイド。その他の仕様は並型壇と同じです。

中型壇

冥加金 50万円 (高さ65m×幅36cm×奥行34.5cm)

興正寺霊山本廟 納骨堂 中型壇

アイボリーを基調とし、金色の透かし飾りをつけた納骨壇です。小型の2個分の大きさになります。

小型壇

冥加金 30万円 (高さ32.5cm×幅36cm×奥行34.5cm)

興正寺霊山本廟 納骨堂 小型壇

単身の方、ご夫婦など少人数のご納骨を希望する方に人気の壇です。

各納骨壇はすべて施錠されていて、お参りの際には寺務所で解錠のための鍵をお借りします。

また、「寂光の室」には正面にご本尊があり、仏壇のない小型壇・中型壇の勤行はこちらで行えるとのこと。

興正寺霊山本廟 納骨堂 仏壇用
ご遺骨のそばでお勤めしていただける参拝用のお仏壇。

大型壇や並型壇は備え付けの仏壇で勤行できます。

須弥壇(しゅみだん)への納骨

興正寺霊山本廟 阿弥陀如来
ご本尊

本尊を安置する場所である「須弥壇(しゅみだん)」。

「廟堂」内部の須弥壇上の厨子には、親鸞聖人の木像が安置されており、その下にご遺骨を納めることが可能です。

本廟への納骨・永代経冥加金

  • 納骨のみ      3万円~
  • 納骨・永代経    6万円~(春秋彼岸の永代経法要)
  • 納骨・別永代経   8万円~(春秋彼岸の永代経法要・毎年の御命日の読経)
  • 納骨・特別永代経  10万円~(春秋彼岸の永代経法要・毎月の御命日の読経)

※本廟に全骨を納める場合は別途3万円。
※二ヶ所にわけて納める場合は別途。

浄華堂への納骨・永代経冥加金

  • 並型壇 冥加金 100万円
  • 大型壇 冥加金 150万円
  • 中型壇 冥加金 50万円
  • 小型壇 冥加金 30万円

※お一人さまから大人数まで対応可能

須弥壇納骨・永代経冥加金

  • 本堂の阿弥陀様のお厨子の下への納骨  50万円〜
  • 春秋彼岸の永代経法要
  • 毎年の御命日の読経
  • 毎朝の読経

※本廟に全骨を納める場合は別途となります。

気になる疑問「宗派・宗旨はどうなる?」

興正寺は親鸞聖人を開祖とする真宗興正派の本山です。

こちら「霊山本廟」も、宗派の本廟として信徒・檀家の方々の納骨所として建立されました。

やはり真宗興正派、浄土真宗でないと納骨はできないのでしょうか?気になる宗派の疑問について伺いました。

霊山本廟 参道 石碑 春

「浄土真宗だったが嫁ぎ先がキリスト教だった、これまで全く宗教に触れることなく過ごされてきた…など、現代人はさまざまなご事情があります。そういった多様性を考慮し、納骨に関しての宗派の窓口は広くとっております。納骨やお参りの際には浄土真宗の儀礼に則って行わせていただくことをご了承ください」とのことです。

どんな疑問や相談も直接こたえていただけるそうなので、宗派の疑問の他にも気になることがあれば問い合わせてみてください。

お参りしやすい好立地「交通アクセス」

バス・タクシーで京都駅から約10分です。

専用駐車場が隣接しているので、自家用車での参拝もできます。遠方からの納骨の場合は、やはり車で来所が便利ですよね。

しかし注意したいのは、京都ならではの細い道や一方通行です。地元の人でも間違えてしまうほどですが、ポイントさえ押さえれば大丈夫です。

アクセスのポイント

京都駅方面から東大路通りを北に向かってきた際、「高台寺南門通り」で右折すること。これ一択です。目印は角に石製の鳥居があります!

「高台寺南門通り」は「維新の道」につながっているので、そのまま「維新の道」を道なりに進むと必ず到着します。詳しくは、ホームページやお電話にてお問い合わせください。

詳しい現地地図

Google地図の拡大は地図をクリック

興正寺様 マップ

予備知識として、11月オープン予定「パークハイアット京都」、20年3月オープン予定「プリンスホテル・ザ・ホテル青龍」など、徒歩圏内に高級ホテルが何件か建つそうです。(2019年10月現在の情報)

すでに大人気エリアなのに今後この一帯はどうなっていくのか…予想できません。

僧侶が親身に寄り添ってくれる納骨堂

「霊山本廟」では、ほぼすべての行程や流れを、僧侶の方々が寄り添って行なってくださいます。

当たり前だと思われるかもしれませんが、納骨からお参りまで、僧侶がずっと付き添ってくださる納骨堂は、実際はあまり多くないと聞きます。

「少人数でのご対応ですから、お彼岸などの時期にはてんてこ舞いになることもあります。ですが、誠意をもって対応させていただきます。日々みなさまの満足にお答えできるよう試行錯誤しておりますので、まずは気軽にお問い合わせいただき、お話をお聞かせください。」と職員さん。

京都東山の自然豊かな素晴らしい環境のもと、末長く心豊かになれる納骨をしてみませんか?

あなたのエンディングライフの選択肢に加えてみてください。

興正寺霊山本廟 まとめ

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