往生

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往生の意味(往生とは)

往生とは、この世を去ったのち、他の世界に往って生まれ変わる事を言います。端的に、死ぬことを往生と指すこともあります。

死後、念仏の功徳によって阿弥陀仏の国土である極楽浄土へ往って生まれ変わる事をさしています。死者が極楽浄土へ往き生まれ変わることで仏になり、悟りを開くことを願った行為です。

そのため、極楽浄土へ往き生まれ変わることだけでなく、極楽浄土で生まれ変わることで仏になることを願う事にあります。往生はインドで生まれた考え方で、中国や日本、チベットなどに伝わった仏教大乗仏教)の中の成仏の方法論に一つになります。

往生の実際

死者が念仏により極楽浄土で生まれ変わる往生を願う事を「願生(がんしょう)」や「願往生」と言います。

また、往生を願う人、往生する人を往生人(おうじょうにん)と呼びます。

往生を願う浄土の種類によって呼び方に違いがあります。
・阿弥陀仏の極楽浄土に往生することを「極楽往生」
弥勒菩薩の兜率天に往生することを「兜率天往生」
観音菩薩の補陀落山に往生することを「補陀落往生」
薬師如来の浄瑠璃世界に往生することを「浄瑠璃往生」
と呼びます。

また、釈迦の霊山や無勝荘厳国に往生するものや毘盧遮那仏の蓮蔵世界に往生するものなどもあります。

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