浄土教

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浄土教の意味(浄土教とは)

浄土教とは、極楽浄土往生するため、阿弥陀仏の誓いを信じ、念仏するという教えです。

極楽浄土は阿弥陀仏が住んでいるといわれる国です。

浄土教は、中国で発達したあと、奈良時代に日本に伝えられました。鎌倉時代に源信と、その弟子である法然が確立した浄土宗が特徴的です。平安時代から鎌倉時代にいたる世情不安の中、浄土教は流行していきました。

法然の弟子の親鸞浄土真宗をおこし、一遍が時宗をおこして念仏遊行で全国を回るなど、広く民衆に受け入れられていきます。

浄土宗・浄土真宗・時宗・融通念仏宗などは全て浄土教の中に数えられるものです。

浄土教の実際

浄土教の教えは、阿弥陀仏の本願力によって、全ての無力な人が救済されるという他力本願が特徴的です。

衆生を済度するというのが、阿弥陀の本願であり、一切の衆生を救済するという誓いです。この誓いにお願いするのが他力本願ということになります。

「無量寿経」「阿弥陀経」「観無量寿経」といった経典があり、浄土三部経と言われています。

浄土の観念は、極楽と地獄の応報思想を確立して、その後の仏教に大きな影響をもたらしました。

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