融通念仏宗

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融通念仏宗の意味(融通念仏宗とは)

融通念仏宗とは、良忍によってはじめられた浄土教の一派です。

総本山は大阪市平野区の大念仏寺になります。

華厳教、法華経を正衣、浄土三部経などを傍衣として、一人往生すれば衆人往生し、念仏を唱えれば自他ともに融通しあうと唱えるのが融通念仏です。

毎朝西方に向かって、十界一念・自他融通の融通念仏を十唄することが日課になっています。

融通念仏宗の実際

日本仏教十三宗の中でも、成立順で第六番目になる融通念仏宗は、浄土宗浄土真宗日蓮宗などの先駆けとなったもので、国産仏教第一の宗派とも言われています。

インドや中国から伝来した仏教と異なり、日本独自の仏教感があらわれている最初の宗派ともいえます。

大阪市平野は坂上田村麿の第二子で、領主の平野殿坂上広野の私邸に建てた修楽寺の別院が本山の前身になります。

のちに明治の廃仏毀釈により杭全神社に吸収されてしまいます。

現在の本堂は、大坂府下最大の木造建築とも言われています。平成15年に国の登録有形文化財に指定されました。

<関連する用語>:円融念仏 良忍 浄土宗 日蓮宗 浄土教 大念佛寺

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