納骨堂とは?選び方などを東京都の納骨堂管理スタッフが分かりやすく解説!

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相談者
納骨堂って、いまいちイメージできない・・・。どんな納骨堂がいいんだろう?
 

エンパーク編集部
納骨堂を見たこともない人のほうが多いとおもうので、そう思うのも無理はありません。

エンパーク編集部が納骨堂相談を900件以上受けてきた、「青山霊廟」の納骨堂スタッフ、岩田さんによくある納骨堂の質問を解説をお願いしました。岩田さんよろしくおねがいいたします!

監修者 岩田
青山霊廟で納骨堂や改葬のことからその後の供養介護のことまでサポートしている管理事務所の岩田です。よろしくおねがいいたします!
 

納骨堂とは?

監修者 岩田
納骨堂とは、お骨を納める為の施設です。昔は無縁仏と呼ばれた「お一人様」や事情があって家族で供養することができない遺骨寺院や公共の霊園などが預かる目的で普及していました。

昨今では石のお墓のように、◯◯家の墓として遺骨を納骨する目的で東京や大阪といった都心でも多く見られるようになりました。
 

納骨堂は「購入」ではなく「契約」するもの

よく「納骨堂を買った」「納骨堂を購入した」という方がいます。

しかし、これは厳密には誤りです。

基本的に、地方自治体や宗教法人(寺院など)や公益法人など墓地運営を許可される団体は限られます。その墓地運営を許可された敷地で「遺骨を収蔵する権利」を契約する。

というのが納骨堂契約の基本です。

貸主である、寺院や地方自治体(例えば都立霊園)に個人が「遺骨を◯年間収蔵する権利を借りる」契約なので所有権は発生しません。

これは「永代利用」であってもです。「永続的に借りる権利を得る」だけで所有したことにはなりません。

このため納骨堂の使用契約は、寺院や地方自治体と行うことになります。

納骨堂とお墓は違うものなの?

エンパーク編集部
そもそも、お墓と納骨堂はどう違うんでしょう?

監修者 岩田
「納骨堂とお墓の違い」はよくある質問です。お墓は遺骨を「埋葬」し、納骨堂は遺骨を「収蔵」する施設とよく言われます。

石のお墓は一軒家で納骨堂はマンション(集合住宅)という風にも言われます。

ただ、ご遺骨を預け、亡くなった方の供養のためにお参りをする場所という点においてはお墓の一種と言えます。

以下では、より相談者様に関わりのある違いを3つのポイントに整理してお伝えしますね。
 

納骨堂とお墓の3つの違い

・場所(屋内・屋外)と維持管理
・継承と納骨期間
・価格と内訳

お墓と納骨堂の違い(1)「場所と維持管理」

従来の石のお墓がある墓地・霊園は一般的には屋外にあります。維持管理については区画整備されたエリア内に自分たち家族のお墓の区画を1つ契約しますので、自分たちの区画に建立したお墓の雑草などの手入れ、枯れたお花や溶けた蝋燭台にお供え物の掃除などは自分たちで行います。

また、お墓は年数が立つと劣化や破損もありえますので、見た目の変化があまりにも気になる場合はお墓のメンテナンスとしてリフォームが必要になります。
一方、納骨堂の多くは屋内にあります。建物の中に納骨壇を設置されていることから、屋内墓地と呼ばれることもあります。屋内なので、お盆の暑い時期、年末年始の寒い時期などの季節性や天候に左右されずにお参りが可能です。

維持管理についてはお墓に比べて年間管理費用が高い傾向にあります。これは、室内墓なので、納骨堂管理者による設備管理、清掃などが発生するためです。

お墓と納骨堂の違い(2)「継承・後継者と納骨期間」

従来の墓地や霊園のお墓は、家代々で継承していく必要があります。

納骨期間については、お墓の管理者(墓守)がいる間は納骨が可能です。

子供がいない、娘が嫁いでいるなどの理由でお墓の管理者がいなくなる、つまりお墓の継承が途絶える場合は、墓じまい(お墓の引っ越しのこと)をして、お墓の区画を墓地・霊園に返還します。ただし、最近は石のお墓でも埋葬から一定期間経過したら合祀される永代供養付きのプランを設けている霊園もあります。

納骨堂の場合は基本的には継承を必要としません。13年や33年などあらかじめ契約時に遺骨を預ける期間を決めます。一定期間遺骨を個別納骨し、期間満了後は合葬墓に合祀されます。その後も納骨堂管理者(宗教者、自治体など)が永代にわたって供養・管理します。

最近は、屋内であること、駅から近いことなどの利便性から石のお墓のように代々継承できる契約が可能な納骨堂もあります。

(3)お墓と納骨堂の違い「価格と内訳」

東京23区内でお墓を契約する場合の平均費用

約200万円~300万円といわれています。(参考:お墓・霊園の費用
※納骨人数に関わらず区画の大きさや墓石の種類によって費用は異なります。

また、石のお墓(霊園・墓地)の価格の内訳は以下です。

・永代使用料(土地代)
・墓石・工事一式費用
・お墓の年間管理費

東京23区内で納骨堂を契約する場合の平均費用

約44万円(1体あたり)といわれています。(参考:納骨堂の価格相場
納骨堂の価格の内訳は以下です。

・納骨壇の永代使用料、永代供養料
・納骨壇の年間管理費(寺院によっては管理志納金、灯明料など呼び名はさまざまです)

納骨堂にはどんな種類があるの?

監修者 岩田
「納骨堂」と一口に言っても今はたくさんの種類、そして契約内容や価格がさまざまあります。

地域性によっても納骨堂の意味合いや内容が変わってきますので、今回は東京都市部近郊、大阪近郊、名古屋近郊、福岡近郊といった移住してきた人の人口比率が多い都市部の納骨堂を前提として解説します。
 

納骨堂の種類を大きく分けると

・一時的にご遺骨を納める事を目的とする納骨堂
・半永久的ご遺骨を納める事を目的とする納骨堂


に分かれます。

一時的にご遺骨を納める事を目的とする納骨堂

期限を決めて、納骨堂施設を持つ公営霊園民間霊園、寺院などの宗教施設が遺骨を預かるタイプの納骨堂です。

  • 預かり期間の期限付き納骨堂
  • 一時預かり

預かり期間の期限付き納骨堂

  • 契約から◯年(7年、13年、23年、33年など)
  • 最後の方を納骨してから◯年(7年、13年、23年、33年など)

ロッカー型、仏壇型、永代供養墓など納骨壇(入れ物)のタイプはさまざまですが、総じて預かり期限が決まっている種類のことを指します。

契約時に、何年納骨できるのか?どのタイミング(契約した時から、納骨した時から、最後の方が納骨した時からなど)から期限のカウントが始まるのか?を確認しましょう。

例えば、2人分の納骨を7年預かりで最後の方が納骨されてから期限までの年数がカウントされる場合。

1人目の納骨は契約と同時にしたが2人目は契約者なので、契約者が亡くなるまでは預かり期間としてカウントされません。契約者が亡くなった後、7年経った後、遺骨が合祀(他の人の遺骨と一緒に土の中に埋葬される)されます。

エンパーク編集部
預かり期限がある納骨堂は、お墓の後継者がいない場合に安心ですね。

一時預かり

  • 公共施設での遺骨預かり
  • 寺院など宗教施設で遺骨預かり

基本的には新たにお墓を設けるまでの短い期間、遺骨を自宅においておけない、おいておきたくない方が利用します。

東京都営の霊園では多磨霊園管理事務所、八柱霊園管理事務所、雑司ケ谷霊園管理事務所で一時預かりを受け付けています。使用期間は1年間です。年間1,800円。使用期間内に他のお墓を探すことを目的に利用するよう公式HPにも記載されています。

エンパーク編集部
お墓を建てるまでの間、ご遺骨を預ける目的でも利用ができるんですね。

宗教施設、寺院の場合は契約時に、何年寺院で預かってくれるのか?を基本的には決めます。こちらも半年や一年など短い期間を前提としており、1年で新たにお墓を設ける(または納骨場所として納骨堂や樹木葬などを決める)ことができない場合は期限満了前に寺院に再度相談するのが一般的です。

費用は預かり手の関係性にもよるので檀家信徒であれば0円の場合もありますが、基本的には1年で数万円程度という寺院が多いです。

また、預かり場所は納骨堂内の御内仏(仏様が安置されている場所)付近のひな壇や本堂の空きスペース、地下室など寺院によって様々です。

お知り合いの寺院によれば約束していた期限内にご遺骨の引取りがされず、連絡もつかなくなり、放置されるケースもあるためできれば預かりたくないという声が出ているほどです。このため、一児預かりを行っていない寺院もあります。

エンパーク編集部
せっかく預かっても連絡がつかなくなるとお寺は困りますよね・・・。

半永久的に納める納骨堂

お寺など宗教者が永代供養することが約束されるタイプの納骨堂です。近年、少子化や核家族化、価値観の多様化などの社会的な背景もあり◯◯家のお墓としてこのタイプの納骨堂を契約する人も増加しています。

メリットとしては、お墓を護る人がいなくても永代にわたってお寺側で供養してくれる事や、都心部でお墓を建立する場合に比べ比較的安価でお骨を納めて、供養することができる場合が多いことがあげられます。

永代供養が約束されている納骨堂の場合でも、ある一定期間(33年、50年など納骨堂によって様々)が過ぎると合葬墓といわれるお墓にお骨を移し、個別にではなくまとめての供養することもあります。

エンパーク編集部
納骨堂でも、お墓のように継いでいける契約方法もあるんですね!

納骨壇のタイプの特徴と価格について

監修者 岩田
納骨壇にもさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。以下では、それぞれの納骨壇のタイプの特徴と価格相場についてお伝えします。
 

納骨堂のタイプは5つ

仏壇式の納骨壇


仏壇式の納骨堂の例(実相寺 青山霊廟)

納骨壇が上段下段に分かれている縦長のタイプです。

上段は仏壇とほぼ同じ形式で、御内仏さまと位牌を安置できるスペースがあります。

下段にはお遺骨箱を安置するスペースが設けられています。家族代々に渡って継いでいく形式が多く、壇の幅や奥行きによって入る骨箱の数4人分~10人分など異なります。

東京都内だと納骨壇使用・永代供養料金が120万~200万程度で管理費は1万円~2万円程度です。永代使用または33回忌まで利用できるなど預かり期間は納骨堂によって異なります。

他の納骨壇タイプと比較すると料金も高めですが立派なお壇が多く、石のお墓のように代々利用する目的で契約する人が多いです。


ロッカー式の納骨壇

ロッカー型の納骨壇の例(実相寺 青山霊廟)

正方形の同じ大きさのお壇が集合していることからロッカー式と呼ばれます。価格は東京都内だと1人あたり44万円~50万円程度の費用帯がよく見られます。

自動搬送式(機械式・可動式・カード式)の納骨堂

最新式の納骨堂で近年、東京都内を中心に急速に増えました。専用カードを機械に通し、タッチパネルで操作することでご遺骨が自動にお参りスペースに移動します。機械式、可動式、ハイテク式、カード式などさまざまな呼び名がついています。

東京都内だと1契約につき98万円~、年間管理費用は1万円~2万円程度。納骨は骨箱のままでは2体程度ですが、骨箱から布袋に移し替え、コンパクトにすることで8体ほどの収容が可能なことが多いです。

ご遺骨の収納場所は何千~何万基のご安置が可能なスペースがある為、外観や設備が充実しているものが多いです。

位牌式の納骨壇

位牌式の納骨堂の例(実相寺 青山霊廟)

お内仏様の脇(周り)にひな壇を設けてお位牌を立てる形式で、ご遺骨の安置スペースは別に設けている納骨堂が多いです。遺骨箱は箱からだした遺骨を永代供養墓に合祀、または遺骨の1部を位牌壇の中に分骨して残りを永代供養墓で合祀するケースがあります。

価格は1人(1霊・1体)あたり約25万円~90万円ほどと幅があります。預かり期間が長く、戒名や刻名料、法要のお布施がなど含まれている内容が多いほど価格が上がる傾向にあります。



合葬式(合祀)の納骨堂

合葬墓の例(実相寺の合葬墓)

永代供養墓(塔やモニュメントの形をしていることもあります)の中に、棚がありご遺骨をご安置する形式で、骨壷のままご安置する形式と、遺骨箱から遺骨をだして土に埋葬して合祀する形式とに分かれます。
 
  この合祀する形式が5つの種類の中で、最も費用を抑えることができます。都内でも1人10万円~50万円程度の価格が見られます。好立地かつ石の板への刻名、戒名や納骨法要など含まれている内容が多いほど費用が上がる傾向にあります。


 

参考:納骨堂のタイプ別メリット・デメリット

納骨堂によってお参りのルールが違う

監修者 岩田
納骨堂によってお参りのルールが異なります。納骨堂を選ぶ際にはお参りについても確認しましょう。
 

納骨堂のお参りポイント4つ

  • お参り時間
  • お花、線香、お供え
  • お盆・お彼岸・お正月のお参りシーズン
  • 滞在時間

お参り時間は納骨堂によって異なります。朝9時~17時まで、朝9時~18時までなど納骨堂によって異なります。お参りしやすい時間帯にお参りができるか確認しましょう。

お花、線香、お供えについて。屋内の納骨堂では消防法の関係でほとんどの場合線香がNGです。また、納骨堂によっては「手ぶらでOK」となっていても、実際はそもそもお花もお供えも供える場所がない納骨堂もあります。

供養する際に、お花やお酒などのお供えがしたい方は確認しましょう。

お盆・お彼岸・お正月のお参りシーズンは平常時よりもお参りしたい人が多いです。このため納骨堂によっては、駐車場に停められなかったり、そもそもお参りが列をなしてお参りまでかなり時間がかかる・・・。といったこともあります。見学時に確認しましょう。

納骨堂によってゆっくり椅子に座ってお参りできる施設から共有スペースのみでのお参りで数分で退室する場合もあります。ご自身の希望するお参りスタイルなのか?を確認しましょう。

納骨堂はどうしてこんなに増えたの?

監修者 岩田
納骨堂が増えた背景はさまざまな理由がありますが、一番は従来のお墓の継承が難しいご家族が増えたことと言えます。

先祖代々のお墓がある故郷にめったに帰れない、子供がいない、未婚、孫が娘だけ、など家族のあり方がかわり、お墓参りがしやすく、継承の不安も少ない新しい納骨場所が求められていることから納骨堂が近年、都市部を中心に増えている要因の1つです。
 

お墓を持つうえでの問題点

お墓を持つ上での悩みグラフ

エンパーク編集部
お墓の維持というと、管理費のことだけでなく、墓石のメンテナンスや清掃などを考えるとめったにお墓参りにいけない人にとっては心配ですよね。

納骨堂はどのくらい増えたのか?

納骨堂の増加傾向

監修者 岩田
我々、ご家族の供養をサポートする業界に古くからいる人間からすると納骨堂は寺院の境内にひっそりとある、ロッカーや仏壇型といった納骨堂の種類が定番であり、カードで出てくる「ハイテク」とも言われている自動搬送式納骨堂の歴史はまだ新しいのです。

また、少し前までは一般の方のご相談を受けても「納骨堂ってなに?」という反応が珍しくなかったのですが、

「ピッとカードをかざすと遺骨が出てくるのが納骨堂だと思っていました。こういう動かない、落ち着いた雰囲気の納骨堂もあるんですね!」

と当納骨堂への見学者などがおっしゃることも増えています。
 

納骨堂は、寺院や公共の霊園などで仏様のお膝元にあるひな壇やロッカー型といわれるスペースなどで遺骨を預かる施設として発展してきました。

元々は、室内で遺骨を預かる「遺骨の収蔵施設」として存在し、土に「埋葬する」お墓とは厳密には異なります。

九州地方では、上京する時などに菩提寺に先祖の遺骨を預ける、「骨預り」という習慣があり、寺院が預かった遺骨を保管するために納骨堂を始めたとも言われています。

また、北海道では、雪深い冬季には墓参りをすることができないことから、いずれ本州へ戻る北海道住まいの本州民のために寺院が遺骨を預かる施設として納骨堂が発達したとも言われています。

納骨堂は上記のように発達してきた経緯があり、墓を建てるまでの一時的な用途として使用されている地域と今の都市部のように最近になって石のお墓の代用として納骨堂が建設されている地域があります。

そんな中で、東京都心を中心に発展したカード式(以下「機械式」)の納骨堂の普及は目覚ましいものがあり、従来の納骨堂とは建物だけではなく仕組みも異なります。

2020年3月時点で東京23区内だけでも機械式の納骨堂は25ヵ所になり、それもここ数年で一気に建設され、一般の方に「納骨堂といえば機械式の納骨堂」というイメージが付いたのもテレビや電車などで大きく宣伝されたことが1つの要因でしょう。

納骨堂の事例

お一人様から家族まで利用できる納骨堂事例:実相寺 青山霊廟

 臨済宗の寺院。屋内の納骨堂(仏壇式、ロッカー式、位牌式)。東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩3分。東京駅からの乗り換えも便利。個別に安置する形式で、各納骨壇の前でゆっくりとお参りができるのが特徴の一つ。夫婦で利用できる夫婦壇100万円~、家族で利用できる親子壇200万円~、家族壇300万円~、特別壇600万円~などがある。
青山霊廟の詳細はこちら

実相寺(納骨堂)
実相寺(紫陽花壇)

伝燈院(でんとういん)

東京都港区

曹洞宗の寺院。屋内・外の納骨堂。東京メトロ日比谷線「広尾駅」徒歩12分。キリスト教神道、個人、夫婦、家族用と選択の幅が魅力。合祀25万円~、個人墓85万円~
伝燈院 麻布浄苑の詳細はこちら(情報提供:納骨堂サポートセンター)

 
伝燈院(外観)
伝燈院(納骨堂)

満足院(まんぞくいん)

東京都世田谷区

浄土真宗の寺院。屋内の納骨堂。小田急小田原線「梅が丘駅」徒歩4分。家族壇、夫婦壇、お一人用の3タイプ。永代供養(骨壷での安置)25万円、お骨の一時預かりは1万5千円。
満足院の詳細はこちら(情報提供:納骨堂サポートセンター)  

 
満足院(外観)
満足院(納骨堂)

調布霊廟(ちょうふれいびょう)

東京都調布市

浄土真宗の寺院。屋内の納骨堂。京王線調布駅東口より徒歩約10分。家族壇、夫婦壇、お一人用をロッカー型や仏壇型で対応。永代供養あり。冷暖房、エレベーター、法要室も完備。気さくなスタッフや僧侶の方が印象的。
調布霊廟の詳細はこちら(情報提供:納骨堂サポートセンター)  

 
調布霊廟 納骨堂内
調布霊廟 お参り風景

大蓮寺(だいれんじ)

大阪市天王寺区

浄土宗の寺院。屋内・外の納骨堂と永代供養。地下鉄谷町線「9丁目」駅より徒歩8分、地下鉄堺筋線、近鉄線「日本橋駅」から徒歩7分。お一人35万円~。生前から契約できるお一人墓や親しい方とのお二人墓、納骨壇など。終活カウンセラーの職員が在籍。
大蓮寺の資料請求や見学予約はこちら(情報提供:納骨堂サポートセンター)

常光円満寺(じょうこうえんまんじ)

大阪府吹田市

真言宗の寺院。屋内の納骨堂。JR「吹田」駅より徒歩5分。永代納骨壇加入金40万円~。2017年4月に舎利殿が新設され、大阪初のカード式納骨堂、仏壇式納骨壇などが登場。
バリアフリー設計、エレベーター完備、法要も可能。
常光円満寺の資料請求や見学予約はこちら(提携サイト:ついのすみか納骨堂版)

幸福山 太春寺(こうふくざん たいしゅんじ)

大阪市箕面市

曹洞宗の寺院。屋外の納骨堂・永代供養墓。阪急電車「箕面」駅から阪急バス千里中央行きに乗車、「坊島」下車、徒歩5分。天照苑(永代供養家族墓)50万円、位牌堂、納骨堂30万円。
太春寺の資料請求や見学予約はこちら(提携サイト:ついのすみか納骨堂版)

蔵雲山 青龍寺(ぞううんざん せいりゅうじ)

大阪市箕面市

曹洞宗の寺院。屋内の納骨壇・永代供養墓。新御堂筋「箕面グリーンロード」出口より約3分。阪急電車「池田駅」より阪急バス「下止々呂美」下車徒歩5分。永代供養納骨壇30~40万円。管理費不要。2霊以上納骨可能。
青龍寺の資料請求や見学予約はこちら(提携サイト:ついのすみか納骨堂版)

まとめ

監修者 岩田
納骨堂は、決まった形がないため納骨堂運営者の考え方で利用期間、費用、合祀されるされない・・・など細かく異なります。

また、お参りにいけるのか?という観点はすごく重要です。どんなに美しくても、安くてもお参りにいけなければせっかく納骨堂を契約しても供養するために契約した納骨堂の意味を成しません。

お参りにいけるのか?は立地はもちろんのこと、運営者の人柄やお参りのルールなど自分にあった条件、雰囲気であるのかを確認することを強くおすすめいたします。
 

立地や費用など条件は合っても、納骨堂管理者の人柄や雰囲気が嫌でなんとなく足が遠のく・・・ということもあります。

また、都会に多く建設されている機械式には納骨堂運営者が破産する事例もあり、納骨している利用者に管理費の値上げを通達している施設も実際にあります。

本来、お墓とは地域や宗教施設に集う人の互助関係で成り立ってきたものですので、何万基収蔵施設などあまりに数が多すぎる施設やお金がかかりすぎている施設はその建物を未来永劫維持していくだけの収入が納骨堂利用者から得られているのか?なども見学や他の寺院などの納骨堂で情報収集することで見えてきます。

そう何度も経験することのない、「納骨堂選び」はぜひインターネットの情報を鵜呑みにするだけではなく、見学や電話相談などで疑問を解消したうえで行ってくださいね。

エンパーク編集部
岩田さん、詳しく解説してくださってありがとうございました!

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