失敗しない納骨堂の選び方~はじめての納骨堂探し~

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葬儀を終えて納骨先を探そうと調べてみると、想像以上に選択肢が多くて悩むことも少なくありません。

墓地霊園だけでなく、屋内の納骨堂永代供養墓樹木葬など「お墓を探す」といっても種類はさまざま。今回は納骨堂の特徴をわかりやすく解説します。

「納骨堂」と「お墓・墓地」のちがいとは?

(1)お墓と納骨堂の違い「場所」

一般的に墓地は屋外です。墓石が並んでいて、それぞれの家族で柄杓やバケツを持って墓石を掃除したり、お参りしたり、イメージがあるでしょう。

納骨堂の多くは屋内にあります。屋内墓地と呼ばれることもあります。屋内なので、お盆の暑い時期や梅雨の時期などの天候に左右されずにお参りができます。

(2)お墓と納骨堂の違い「継承、後継者」

墓地や霊園のお墓は、家代々で継承していくことが一般的に必要です。継承が途絶える場合は、墓じまいをして、お墓の区画を墓地・霊園に返還することになります。最近ではお墓の中でも一定期間を経過したら永代供養付きのプランがある霊園もあります。

お墓の管理者(墓守)がいなくなった場合、お墓は無縁墓になってしまいます。継承者が見つからず長年何もできず放置されてしまったり、一定期間が過ぎて知らぬ間に撤去されたり、無縁墓の増加が社会的に問題にもなっています。

納骨堂の場合は継承は必要とせず、23年や33年などのあらかじめ契約時に決めておいた期間を遺骨を個別納骨することが多いです。契約時に決めた期間を経過した後に、合祀墓に遺骨を移して、他の方と一緒に永代供養されます。(代々継承する納骨壇がある納骨堂もあります。)

納骨堂は後継者がいない場合でも納骨堂管理者が供養・管理されます。

(3)お墓と納骨堂の違い「費用」

東京23区内でお墓を契約する場合の平均費用

約200万円~300万円といわれています。(参考:お墓・霊園の費用
※区画の大きさや墓石の種類によって費用は異なります。

東京23区内で納骨堂を契約する場合の平均費用

約44万円(1体あたり)といわれています。(参考:納骨堂の費用

ここまで納骨堂とお墓の違いについて簡単に確認しました。お墓は、これまで先祖代々のお墓参りなどでなんとなくイメージがあるかもしれませんが、納骨堂は実際に見たことがない方もまだ多いでしょう。次に納骨堂について詳しく説明します。

そもそも「納骨堂」とは?わかりやすく解説

2013年頃から東京都内を中心に自動搬送式納骨堂(ビル型、エレベーター型)が増え、話題になったことで認知度があがった「納骨堂」。一部地域では昔から「納骨堂」の文化がありましたが、都心の納骨堂について最近看板などでよく見かけるけど実際には詳しく知らないこともあるでしょう。

納骨堂について詳しく解説します。

納骨堂にはどんな種類があるの?

納骨堂は、屋内に納骨する場所を設けて埋葬する方法をとります。(屋外に構える納骨堂もありますが、ここでは屋内の納骨堂について説明します。)

お墓の墓石のように、納骨する場所は「仏壇型」「自動搬送式(カード式)」「ロッカー型」「合同墓型」など種類は豊富です。共通していえることは、永代供養されることが前提であることです。

お骨を合祀せずに個別に納骨する期間、費用、壇に一緒に納骨できる人数、お参り方法は、それぞれの納骨堂によって変わります。

納骨堂の運営者は誰でもいいの?

納骨堂の運営は、日本において墓地運営が許可されているのは地方自治体または宗教法人・公益法人と定められています。基本的には都営、市営などの霊園や納骨堂は地方自治体が運営し、寺院境内のお墓や納骨堂は宗教法人が運営しています。

運営者は自治体や宗教法人でありますが、日頃の納骨堂のお手入れやお参り、見学の対応などの管理業務は民間の会社に一部委託しているところもあります。

こんな方に納骨堂がおすすめ

・家族で一緒の納骨堂に入りたいが、将来的な納骨堂の継承で子どもや孫に迷惑をかけたくない
・継承者がいない、継承したくない
・最後の人が納骨されてから決まった期間個別で供養されれば後は合葬(合祀)で問題ない
・無縁墓にならないように永代供養を希望している
・納骨だけでなく法要や将来の葬儀、相続なども相談できる場所がいい
・天候に左右されずにゆっくり屋内でお参りがしたい

後悔しない納骨堂の選び方

納骨堂を選ぶときにどんなポイントに気をつければいいのでしょうか。

大事にしたいポイントはひとりひとりの事情によって違いがあるため正解はありませんが、ここでは共通して見ておきたいポイントを解説します。

事前に次の3つの希望を考えてみましょう。

  • 利用したい人数
  • 費用の予算
  • 納骨の仕方(骨壷を分けた個別の納骨がいいか、合同での納骨か)

「納骨堂」「壇・プラン」のチェックポイント

納骨期間で確認したいこと
□ 納骨期間は、最後に亡くなった人の納骨からの年数なのか契約してからの年数なのかを確認 (※7年間、13年間、23年間、33年間など選ぶプランによって期間も異なる)

納骨と供養で確認したいこと
□ 自分の希望するプランでは、何名まで納骨できるのか?骨壷のまま?布袋にうつして?

□ 永代供養までの流れは?始めから合祀か、一定期間経ってから合祀されるのか?永代供養墓はどのように管理されてあるか?

□ 全てのお骨をそのまま納められるのか?粉骨(パウダー)にしないといけないのか?

費用で確認したいこと
□ 納骨堂の費用には、何が含まれているのか?「永代供養料」「永代使用料」「冥加金」など費用の名目は納骨堂によって異なります。一定期間の管理料が含まれている場合もあれば、管理料は別途必要な場合も。

□ 管理料は契約した時から支払いが発生するのか、納骨した後に発生するか?最初の方が納骨されてから管理料が毎年必要になる場合が多いです。

□ 最後の方を納骨した後の管理費はどうなるのか?期間満了後に永代供養墓に合葬するため管理費は契約時に一括納付の場合や最後に入る方のときに一括の場合も。費用の支払いのタイミングを確認しておきましょう。

お参りで確認したいこと
□ お参りのルールがあるか?たとえば、お花や供物の持ち込み、線香やローソク、お参り時間など。納骨堂によって一切持ち込み禁止、または持ち帰り必須、全て持ち込みOKなどです。

□ お参りに行きやすい場所かどうか?家の近く、駅の近く、家族が集まりやすい場所であるか?車でお参りに行く場合は、駐車場の有無も。

□ 車椅子でも安心してお参りができるか?バリアフリーという点だけでなく、お寺や管理のスタッフのサポートはお願いできるのか?

これらの中で自分が特に気になる箇所を納骨堂を見学するときや資料をみるときにチェックしてみることをおすすめします。

【東京の納骨堂】港区青山に新しく増えた家族壇とは?

2020年春に家族壇が新しく増えた港区青山の納骨堂「青山霊廟」をもとに、納骨壇の特徴を説明します。

霊園墓地「都立青山霊園」からほど近い場所に納骨堂「実相寺青山霊廟」はあります。2011年12月、本堂の老朽化に伴い改築と併せて納骨堂が開設されました。

この本堂で法要を執り行います

2011年の開設からご縁をつなぎ、2016年に「家族壇」「特別壇」を増設。2018年には「親子壇」を増設し、2020年春に最終の増設となる「家族壇」が限定35基つくられました。

新しく作られた家族壇とは?(限定35基)

「家族団らん」という花言葉の紫陽花をあしらい、室内のお墓として継承を考えている家族にぴったりの納骨壇です。

紫陽花の絵柄は青山霊廟のオリジナルデザインで花の種類や色合いも異なり、少しずつ成長する紫陽花の様子が鮮明に描かれています。デザインがひとつひとつ違うため、お好みの壇を契約順で選ぶことができます。

家族壇は仏壇とお墓を兼ね備えて作られた代表的な室内墓。仏壇式と⾔われ上段は宮殿がありご本尊やお位牌を安置できます。
下段に骨壷のままゆっくり6体のご安置が可能で先祖代々継承し永代に渡り利⽤できます。納骨の数に制限がないため、先祖代々のお墓のお引越しなども対応可能。(骨箱なら12体納めることが可能です)

家族壇の費用は?

価格 300万円
管理志納金 年12,000円

豊富な納骨壇の種類

家族壇のほかにもさまざまなタイプの納骨壇があります。

位牌壇
価格 24万円~
管理志納金 なし
個人壇
価格 50万円~
管理志納金 年4,000円
夫婦壇
価格 100万円~
管理志納金 年6,000円
親子壇
価格 200万円
管理志納金 年10,000円
家族壇
価格 300万円
管理志納金 年12,000円
特別壇
価格 600万円
管理志納金 年15,000円

納骨堂を見学、契約、納骨までの流れ

契約する納骨堂を決めるまでの流れは大きく次の3つにわけられます。

  • まずは見学してからゆっくり検討する
  • 電話で相談してから見学して検討する
  • 資料をゆっくりみてから見学して検討する

納骨堂を初めて探す方は、まず納骨堂を見学してみるとイメージがわいて選びやすいです。納骨堂の見学は、納骨法要などにより納骨堂内をゆっくり見学することが難しいことがあります。事前に見学予約を取ってから行くことをおすすめします。

見学の回数に制限はないので、自分ひとりだけでなく、一緒に入る家族を連れて何度か見学する場合も多くあります。

納骨堂の場合、建墓する必要がないため契約から納骨までの期間を待つ必要がありません。納骨法要の予約状況によりますが、契約から1~2週間で納骨するケースも少なくないです。希望の納骨日がある場合には、見学の時点で伝えておくとよいでしょう。



実相寺青山霊廟とは?

特徴1:お参りのしやすい駅から徒歩2分の立地
東京メトロ銀座線「外苑前」駅から徒歩2分の場所でアクセス良好です。駐車場もあるので車でのお参りも可能です。天候に左右されずにお参りができるのも納骨堂の特徴です。

特徴2:落ち着いた空間の納骨堂
個別の納骨壇なので壇前でゆっくりとお参りができます。すべてオリジナルの絵柄です。

特徴3:納骨堂から葬儀、葬儀後のことも安心
管理事務所のスタッフの方は納骨堂のことだけでなく、エンディングにまつわることについて相談可能。士業や良心的な葬儀社など必要な専門家を紹介し、サポートしてくれます。

動画を再生するには ブラウザをアップデートし JavaScript を有効にしてください。

青山霊廟の利用者の声

・都心にあり便利でお参りしやすいので良かった。

・近代的ではなくお寺の厳粛ながらも温かみのある雰囲気があり嬉しく思っております。

・都心なのに静かでこじんまりしていてよいお墓にめぐり会えたと思っております。入ったらゆっくり休めそうです。

・清潔感があり家族的な雰囲気を感じるお寺様と第一印象を持ちました。

青山霊廟に聞きました、よくある質問について

宗旨宗派は問われますか?
在来仏教臨済宗曹洞宗浄土宗浄土真宗天台宗真言宗日蓮宗時宗・法華宗)または無宗教の方に限ります。過去の宗旨、宗派は不問ですが、納骨後のご供養は実相寺の宗旨作法(臨済宗)により執り行います。

「青山霊廟」は何の宗派ですか?
青山霊廟を運営する実相寺は、臨済宗円覚寺派です。

檀家(檀徒)になる必要はありますか?
檀家(檀徒)の強制はありません。(希望の場合にお寺を守るための護寺会(ごじかい)にご入会いただけますと幸いです。)

檀家(檀徒)になった場合、どんな役割が求められますか?
檀徒になられた方は、護寺会(ごじかい)にご入会いただいております。護寺会は文字通りお寺を守っていく会で、会費として一口1万円/年をお納めいただきます。また、仏事やご戒名など実相寺(住職)にご相談いただいております。

まだ亡くなっていないですが、契約はできますか?
生前でのご契約も可能です。ご遺骨をお預かりするまでの期間は年数制限もなく管理志納金はかかりません。

気になったらまず相談を

納骨堂への希望や決め手は、人それぞれです。自分の要望をしっかりお話しして、安心して自分や自分の家族が入りたいと思えるかじっくり検討してみてください。

初めての納骨堂探しで不安な方は、まずは青山霊廟から見学をスタートすることをおすすめしています。納骨堂スタッフが要望や事情を受けとめて納骨堂の特徴を解説してくれるので安心して相談することができます。

【PR】実相寺青山霊廟

電話 :03-6804-2870(9:00~17:00)
住所:東京都港区北青山2-12-9
アクセス:銀座線「外苑前」駅 徒歩2分
青山霊廟は感謝の気持ち・供養の気持ちを大切にし、皆様の思いに包まれた温かな雰囲気の納骨堂です。

実相寺青山霊廟公式サイトへ

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