日本の天皇のお墓はどんなお墓?

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天皇の墓は、天皇陵とも言われ、宮内庁の管理下にあります。

皇室典範によると、天皇、皇后、太皇太后、皇太后の墓を「陵」と言い、皇太子や親王などの皇族に関しては「墓」という言葉を使っています。

陵墓の中でも古墳は、天皇陵が41基、皇后陵が11基、皇太子などは34基あり、合葬したものを差し引くと、85基になります。

明治天皇の伏見桃山陵

明治天皇の陵は、伏見桃山陵と言って、京都市伏見区桃山町古城山にあります。

明治天皇は明治45年7月30日に崩御され、現在の神宮外苑で大喪の礼を行った後、9月14日に埋葬されました。

伏見桃山陵は、伏見城の本丸跡地で、明治天皇が京都に墓所を構えたいという遺言を遺されたため、京都に陵墓を設けました。古墳は上円下方墳です。

大正天皇の多摩陵

大正天皇の多摩陵は、東京都八王子市の武蔵陵墓地にあります。

大正15年12月25日の崩御された大正天皇は、翌年の2月7日に新宿御苑で斂葬の儀が行われたのち、多摩陵に埋葬されました。貞明皇后の陵は、大正天皇陵のほぼ東の位置にあり、多摩東陵と言われています。

昭和天皇の武蔵野陵

昭和天皇の武蔵野陵は、1989年1月7日の崩御で、平成元年の1月17日から造営を始めました。天皇の陵は、崩御されてから造営を行います。昭和天皇の斂葬の儀は2月24日に行われ、造営中の陵所に埋葬されました。

香淳皇后の陵は、昭和天皇の陵の南東に接していて、おおよそ東方にあるため、武蔵野東陵と言われています。

武蔵野陵
Photo:武蔵野陵(WikimediaCommonsより)

今後の天皇陵は?

2013年11月14日に、宮内庁が天皇、皇后両陛下の今後の陵と葬儀のあり方について「お気持ち」を公表されました。

従来の皇室のしきたりを踏襲しつつも、国民生活江への影響を軽減することを希望され、陵と葬儀のあり方についてお考えのようです。

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