「戒名」に関連する用語一覧

終活

終活とは、2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされた言葉で、人生の終わりのための活動の略語です。週刊朝日誌の造語で、人が人生の最期を迎えるにあたり行うべきこと、つまり、葬儀のための計画を立てたり、お墓を探したりといった、準備を始めることを言います。週刊朝日は、連載記事「現代終活事情」の中で、葬儀や墓などの基礎知識や最新事情を紹...続きを読む

宗旨替え

宗旨替えとは、広義に言えば自分が信仰している宗旨宗派を変更することです。仏教なら仏教の中で宗旨宗派の変更を行うなど、同じ宗教間での変更を指す言葉です。狭義で言えば、寺請け制度の菩提寺を別の宗旨の寺に変更することをさします。その寺院の檀家をやめて、別の寺の檀家になることです。続きを読む

角塔婆

角塔婆は、五輪塔の形がもとになっており、五輪塔を簡略化した供養に用いられる四角柱です。角塔婆を簡略化したものが、一般的にお墓に立てられる板塔婆といわれています。五輪塔も角塔婆も、世界の構成している五大物質を表し、上から、空・風・火・水・地の梵字が書かれ、その下に故人の戒名が書かれています。側面には大日如来を表わす梵字と、その下に建立...続きを読む

七本塔婆

七本塔婆とは、初七日から四十九日(七七日忌)までの期間に行う、七回の法要ごとに合計七本の塔婆のことです。そもそも仏教では、死後四十九日のあいだ、七日ごとに閻魔大王により生前の所業を裁かれ、 四十九日目に判決が言い渡されるといわれています。 この四十九日目の判決の日が「忌明け(満中陰)」とされており、この忌明け法要(満中陰法要)までは...続きを読む

水塔婆・経木塔婆

卒塔婆・塔婆とは、納骨する際や法要のときなど、供養のために用いる板のことをさします。よくお墓の後ろに建てられる長さ1~2mの卒塔婆は「板塔婆」と呼ばれるものです。水塔婆・経木塔婆と呼ばれており、経木と呼ばれる薄い木の板で作られている塔婆です。水塔婆・経木塔婆の一般的な大きさは、長さが九寸(約27cm)から一尺二寸(約36cm)、厚さ...続きを読む

五十回忌

五十回忌とは、故人の没後、49年目の祥月命日のことです。三十三回忌と並んで、五十回忌を弔い上げにして、最後の年忌にするケースが多く見られています。五十回忌をきっかけてに寺院へ永代供養をお願いします。五十回忌が終わると、五十年ごとに百回遠忌。百五十回遠忌を行う場合もあります。仏壇の位牌は、戒名の入ったものを片づけて、先祖代々之霊位とし...続きを読む

俗名

俗名とは、戒名や法名に対して使うことが多い言葉で、生前に名乗っていた姓名のことをさします。仏式で葬儀を行う場合は、檀家になっている菩提寺に戒名を付けてもらいますが、戒名ではなく、生前の本名で葬儀を執り行う場合などがあります。その場合に、「俗名で葬儀を行う」という言い方をすることがあります。続きを読む

葬儀ローン

葬儀ローンとは、葬儀会社が窓口になって取扱いを受け付けている、消費者金融や信販会社、クレジット会社などのローン商品の総称です。労働金庫や信用金庫でも取扱い商品があるところがあります。当然、銀行と消費者金融では金利が違ってくるので注意が必要です。ブライダルローンなどに比較して、短期間の融資も可能になるので、故人の口座が凍結されてしまっ...続きを読む

霊号

霊号は、仏教でいう戒名のような役割をするものです。仏教で戒名を位牌に書くように、神道では、霊璽(霊代)に霊号を書きます。亡くなった人の御霊としての名前です。霊号は、生前の名前に、称名(たたえな)、尊称、結辞などを重ねて記します。称名は、成人男性では「大人(うし)」女性は「刀自(とじ)」が使われる事が一般的です。身分や年齢、性別を表す...続きを読む

友人葬

友人葬とは、葬儀の際に僧侶を呼ばず、故人の近しい人が集まって行う葬儀をさします。一般的には、創価学会の葬儀を友人葬と呼び、在家の会員の葬儀で、会員が集まって葬儀をする形式としても知られています。僧侶は呼ばず、戒名もつけずに、亡くなる前の名前をそのまま俗名とします。読経は学会の勤行・唱題会と同じ手順で行われます。また、創価学会の友人葬...続きを読む

屏位

屏位とは位牌のことです。位牌とは亡くなった方の戒名や没年月日などを記載したもので、仏壇に備えて亡くなった方と思い偲ぶものですが、その位牌にも幾つかの種類があるのです。ドラマなどのシーンでよく見かけるのは、比較的大きな板位牌で、亡くなった故人一人分の名前が記載されたものですが、それ以外に回出位牌(繰り出し位牌)と言って、装飾されたケー...続きを読む

浄土真宗

浄土真宗とは、浄土宗の開祖である法然の弟子、親鸞が始めた浄土教の一派です。阿弥陀仏の力で万人が救済されるという絶対他力の教えで、信心があれば、往生すればすぐに成仏できるという考え方です。そのため、授戒や引導などがありません。帰敬式といって、生前に仏弟子となった証しとして、おかみそりを行い、戒名ではなく法名をもらうことで帰依します。浄...続きを読む

墓石

墓石とは、墓の標し(しるし)として建てる石のことです。墓石を指して墓ということもあります。法律用語で墳墓とされるものは、遺骨や遺体を納めるためのもので、この場合は、墓石だけでなく、カロートや境界石、外柵までも含めて墳墓としています。墓石には一般的に、故人の戒名、姓名、没年などを刻みます。先祖や故人をしのび、遺された人が定期的にお参り...続きを読む

社葬規定

社葬規定とは、社葬のコストを経費計上するために、社内で議事録を作成する必要がありますが、その際の手引きをあらかじめまとめたものをいいます。議事録を作り、詳細を文章化していくために、取締役会規定の内規のようにして、あらかじめ準備しておくのが社葬規定ということになります。社葬規定が準備されていれば、取締役会では認証していくだけの作業にな...続きを読む

道安

道安とは、初期中国仏教の基礎を築いた中国東晋時代の僧侶です。12歳で出家し、仏図澄に学びました。経典の翻訳や、僧団の制定、戒名における「釈」を初めて名乗ったことなど、中国における仏教の発展に大きく貢献しました。漢和仏典の目録作成や、般若経典の研究、解釈を通して、仏教を広めていきました。続きを読む

墓誌

墓誌とは、墓石の傍らに建てる石碑のことです。石碑には、亡くなった人の名前、戒名や法名、亡くなった日付(享年・行年)などを彫刻します。墓誌を見ると家族や親族がわかり、先祖のつながりもわかるため、一族の歴史を伝える役割にもなります。比較的広い墓所を持つ、何代も続く大きな家族に人気の出てきた、墓石の付属品としては新しい部類に入るものです。...続きを読む

信女

信女とは女性の戒名の最後につく語で、男性でいう信士にあたります。信女は位階の中では下の位になりますが、もっとも一般的な戒名とも言われます。信女は、サンスクリット語のuvayiを音写した優婆夷から来ています。戒名は通常2文字からなります。一文字は自分の名前からとり、もう一文字は、仏教の世界の文字や、お経から一文字を取って、作るケースが...続きを読む

信士

信士とは男性の戒名の最後につく語で、女性でいう信女にあたります。信士はもっとも一般的な戒名とも言われ、位階の中では下の位になりますが、寺院によっては、ほとんどの戒名が、この信士、信女であるケースも少なくありません。信士は、サンスクリット語のupasakaを音写した優婆塞から来ていると言われています。優婆塞は、仕える、敬う、礼拝すると...続きを読む

大姉

大姉とは、女性の戒名の最後につく語で、男性でいう居士にあたります。居士は、大士とも言われるため、大士に対して大姉となったとも言われています。戒名の位としては、信女の上にあたり、在家信者の女性につけられるといわれる称号です。続きを読む

弔い上げ

弔い上げとは、年忌の最後を指して言います。一般的には三十三回忌や五十回忌がこれにあたりますが、十七回忌、百回忌などを節目に弔い上げとすることもあります。弔い上げをもって、それ以降の仏事は行わず、年忌法要は終了ということになります。五十年後、百年後となると故人を直接知る人はほとんどいなくなってしまうでしょうから、子孫によって法要を営む...続きを読む

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