定年退職日の社内(同僚・部下)へ贈る挨拶メッセージ例文

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定年退職日や就業最終日、一般的には職場で最後の挨拶を行うことが多くなります。毎日通った慣れ親しんだ場所でも、大勢の前で自分のことを話すのはとても緊張することでしょう。

何を話したら良いか悩んでいる方へ、参考にしてもらいたい例文です。

令和の時代に入り、同僚や部下にも平成生まれの方も多くなりました。堅苦しい挨拶だけでなく 、しっかりと要点は抑えながらもウィットに富んだメッセージを織り交ぜてみました。

社内(同僚・部下)への定年退職挨拶・メッセージ例文4パターン

社内(同僚・部下)への定年退職挨拶・メッセージ例文(1)

長い間、本当にお世話になりました。
〇〇歳から〇〇年、ここは私の第二の家でした。
もちろん、仕事の場ですが、みなさんがひとつの家族のようにずっと感じておりました。
先輩が去っても、新しく後輩が入ってくる。その時代その時代で、会社の雰囲気は微妙に変化していきましたが、それも心地よい刺激とになりました。
それら思い出のすべてが、今の私を作り上げていると感じます。
私は今日でこの家を去りますが、ここが私の故郷であることには変わりありません。
みなさん、本当にありがとうございました。

社内(同僚・部下)への定年退職挨拶・メッセージ例文(2)

今日、私は定年を迎えます。
こうして皆さんにお話する場を持たせていただいたことに、深く感謝いたします。
今日に向けて自分の仕事も引き継ぎましたが、まだ心が残る仕事もあります。
しかし、仕事は個人のものではありません。社会や会社あっての自分なのだと感謝しつつ、皆さんにお願いして私は新しいステージへ向かいます。
時々「ああいう人もいたな」と思いだしてくださったら嬉しいです。
今まで、本当にありがとうございました。

[みんなの体験談]
私は怖い上司だったと思うので、最後は親しみを持ってもらいたいと考え、退職後に楽しみにしている趣味の話を織り交ぜました。結果、若い男性社員から「同じ趣味なんです」とFacebookに連絡が来て、今も交流があります。(67歳・男性・元公務員)

社内(同僚・部下)への定年退職挨拶・メッセージ例文(3)

「私もすっかり歳をとったな」
今日定年の日を迎えて、しみじみ思いながら家を出てきました。
家族からも、通勤最後の「行ってらっしゃい」を言ってもらいました。
帰れば最後の「お帰りなさい」が待っていると思います。
自分では、会社と家庭の両立を上手にしてきたと思っています。
でも、家族としてはどうなのでしょうか。ちょっと帰るのが怖い気もします。
テーブルの上に白い紙がないことを願っております…。
というのは冗談ですが、平気そうに見えると思いますが実際は冗談でも言わなければ、私の目から水が流れそうなのです。
たくさんいろんなことがありましたが、今はすべてが良い思い出となっております。
会社での時間、お力添え、本当にありがとうございました。

[みんなの体験談]
先輩上司が号泣しながら退職の挨拶をしているのを見て、居た堪れない思いをした経験があったので、私は決して泣かないと心に決めていました。失敗エピソードなどを交えて笑いを誘う内容にし、笑顔の最後を迎えることができました。(62歳・男性・元メーカー)

社内(同僚・部下)への定年退職挨拶・メッセージ例文(4)

ここ一ヶ月の間「明日からなにをしよう」とふと思うことが多くあり、正直、心穏やかではありませんでした。
決して会社人間ではないことはみなさんもご存知だったと思いますが、そんな私でも、明日から出勤時間はないんだと考えると寂しい気持ちでいっぱいです。
その反面、楽しみにしている気持ちもあります。
明日からの新しい毎日は、今まで時間にしばられてできなかったことをしてみよう、色んなことにチャレンジしてみようと思っています。
人には等しく寿命というものがあります。
その日がいつ来ても、後悔しないよう、自分らしく生きていきたいと思います。
みなさんも日々を大切にしてがんばってください。
そして今まで、ありがとうございました。

定年退職挨拶

こんな挨拶にならないように気をつけて!定年退職挨拶・メッセージ例文のNG

  • 自慢話、過度な武勇伝
  • 見え透いたお世辞
  • 偏った思想、政治や宗教の話
  • 下ネタ
  • 男性蔑視、女性蔑視
  • 個人を過度に褒めたり貶したりする話

とくに男性蔑視・女性蔑視は、そう思っていなくても相手が感じればNGになります。最後の最後に嫌な思い出となって残ってしまわないよう配慮しましょう。

人前で上手に定年退職挨拶をするコツ

人前に出るとどうしてもあがってしまう、頭が真っ白になってしまう、うまく話せるか心配…など、普段慣れないことをする場合はどうしても緊張してしまいます。

しかし、定年退職の挨拶は会社での最後の顔を見てもらう大切な時間です。

自分なりに全うして悔いの残らないよう、準備できたらいいですね。

  • 下準備をする・練習をする
  • 家族などに見てもらう
  • 時間に余裕を持って行動する
  • 体調を整える
  • 緊張する場合は遠くを見つめて気持ちを抑える
  • 口が乾かないように水分補給をする
  • スムーズに動けるように頭で流れをイメージする
  • ひと呼吸おきながら、いつもよりゆっくり話す
  • 姿勢を正し、堂々とした印象で

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