「相続」に関連する用語一覧

減殺請求

減殺請求とは、相続財産の一定の割合については、家族などの相続人に確保されていますが、この確保されている遺留分を侵害するような内容の遺言が出てきたり、生前分与がなされていたりした場合は、遺留分を侵害している者に対して、その損害額を請求することを言います。たとえば、被相続人が自分の財産を好きに処分したいと言い、赤の他人に全額を贈与する、...続きを読む

死の三兆候

死の三兆候とは、心臓拍動停止、呼吸停止、瞳孔散大・対光反射停止の3つの徴候をもって、死の判定基準とすることで、旧来からある考え方です。これに当てはまらない死の定義には、脳死があります。心臓拍動停止は心臓停止で脈拍がないこと、呼吸停止は息をしていないこと、瞳孔散大は瞳孔が開き、光をあてても縮まらないし反応がないことをさします。続きを読む

遺言自由の原則

遺言自由の原則とは、遺言者が亡くなる直前の最終の自己決定を尊重することです。遺言状を作成するときは、有効性を意識しましょう。遺言に関しては、誰でも遺言をしない自由があります。遺言をする人は、いつでも自由に遺言ができます。変更や撤回、取り消しなどは自由です。また、遺言を取り消さないという意思表示は無効とされます。遺言を書き直す際には、...続きを読む

ぽっくり

死ぬのなら、ぽっくりと・・・という願望は、日本人の多くが望んでいる考えであると言われています。ぽっくり死の定義も様々ですが、共通しているのは、長い痴呆の末、周りに迷惑をかけて亡くなるのは耐え難いとか、病に倒れて、薬や手術で体の自由がきかない中、長く苦しみながら死ぬのは避けたいという感情です。突然死と近い言葉であり、突然死は、元気だっ...続きを読む

独居

独居は、一人で日常生活を送ることですが、特に高齢者の一人暮らしが話題に上ることが多くなっています。日本では2004年の厚生労働省の国民生活基礎調査で、全世帯数の約8パーセントが65歳以上の独居者で占められるという結果が出ています。独居老人の中には、配偶者がすでに他界している場合や、親族とのつながりがなんらかの事情で絶たれているケース...続きを読む

所得税

所得税は、個人所得税と、法人所得税があります。法人所得税は法人税ともよばれています。1月1日から12月31日までの1年間にあった所得に対して課税される税です。会社員の人は給与から毎月自動的にひかれています。それ以外で一定額以上の所得があるのならば、税務署へ申告する必要があります。所得税が課税になる所得の対象は、会社員、自営業者など1...続きを読む

祭祀財産

祭祀財産とは、家庭の位牌、仏壇、仏具、墓地、墓石、神棚といった先祖をまつるために必要なものや、先祖代々の家系図のことをさします。祭祀財産は相続財産には含まれていません。また、遺骨は祭祀財産を継承するものに帰属します。明治時代には、家を継ぐというのは、祭祀財産を継ぐことであり、相続財産を継ぐことでした。家督制度があり、長兄が相続するの...続きを読む

祭祀継承者

祭祀継承者とは、墓所や年忌法要の管理、主催を行う者のことです。相続には当たらないので、遺産の対象ではありません。祭祀継承の祭祀財産は、家系図、仏像、位牌、仏壇、神棚、墳墓といったものになります。遺産ではないので、これらに相続税はかかりません。これらを管理する祭祀継承者は、一般的には複数名ではなく、家族の特定の一人が担うことが多くなっ...続きを読む

脳死判定

臓器移植を目的として脳死を判定する場合には、臓器移植法に基づいて、脳幹を含む脳の全ての機能が停止した状態だと確認します。これを脳死判定といいます。脳死判定では、前提条件として深昏睡状態であること、原疾患の診断が確実で、回復の見込みのない全脳死状態であることが必要となっています。脳死判定には除外例が定められています。6歳未満の小児、妊...続きを読む

突然死

突然死とは、症状が出てから24時間以内に死亡に至る状態をさす言葉です。原因不明の突然死もあるものの、原因のはっきりしているケースもあります。原因として多いとされているのは、心疾患、消化器系疾患、脳疾患があげられます。心臓病によるものが、全体の6割ともいわれています。何の前兆もなく、比較的若い年齢の人のが亡くなる突然死は、予測できない...続きを読む

遺留分減殺請求

遺留分減殺請求とは、法律で保障されている遺留分を侵害して、相続人の誰かに偏って相続が行われた場合に、遺留分を侵害された相続人が行使するものです。本来、法で保障されているだけの、相続財産を要求し、返還してもらうことができます。遺留分減殺請求が行使できるのは、代襲相続人を含む直系尊属と配偶者に限られます。遺留分減殺請求には、消滅時効期間...続きを読む

遺留分

遺留分とは、相続人の権利をある程度保護するために定められているものです。生前に相続に関して遺言などである程度の意思表示をすることは可能になっていますが、遺された家族の生活を脅かす可能性があるため、法律で権利を保障しているのです。良く知られているのは、配偶者や直系卑属のどちらかが亡くなり、どちらかが相続人となった場合、相続財産の2分の...続きを読む

相続財産

相続財産とは、亡くなった時点で被相続人が持っている財産のことです。一般的には現金、預貯金、土地や建物などの不動産、有価証券などになります。他にも、他人の土地を借りている借地権、著作権、特許権、貸付金があれば、それも相続財産の対象です。家具、家電、宝石、絵画、骨董品なども相続財産と言ってもいいでしょう。お金に換算して経済的価値のあるも...続きを読む

死亡者数

死亡者数とは死亡した人の人数です。厚生労働省の発表によると、平成29年の死亡数は 134 万4000人で3万6000人前年よりも増加。死亡率は10.8で前年の10.5を上回る結果になっています。死亡者数は昭和50年代後半から増加傾向になっています。昭和50年代後半からは、75歳以上の高齢者の死亡が増加し、平成20年以降では、死亡者全...続きを読む

死亡保険金

死亡保険金とは、保険をかけていた人が、保険期間中に亡くなった時、生命保険会社が死亡保険金受取人に支払うものです。死亡保険を受け取るためには、保険をかけていた人が亡くなった後、保険会社に連絡を入れます。保険会社から必要書類や請求書が送られてくるので、保険証券に記載されている保険金受取人が書類をそろえて請求手続きを取ります。保険会社は支...続きを読む

形見

形見は、亡くなった人や別れてしまった人が残したもので、その人を思い出すよりどころになるものです。形見の由来は「形を見る」ことで、今はいなくなってしまった人が、形になって見えるように感じられるものという意味です。形見分けでは、亡くなった人が日常的に使っていた物品を、遺品として身近な人たちで分けます。葬儀が終わり、ひと段落ついてから、集...続きを読む

公証役場

公証役場(公証人役場)とは、公正証書の作成や、私文書の認定、確定日付の付与などを行う官公庁です。所管は法務局で、公証人が執務しています。公正証書遺言を作成する際や、秘密証書遺言の形式にしたい場合などは、公証人に作成してもらう必要があります。その際には、公証人役場へ出向くことになります。官公庁とはいえ、裁判所や法務局とは違い、ビルのワ...続きを読む

遺書

遺書とは、亡くなった人が死後のことを考えて、書き残した文書や手紙のことです。似た言葉で、遺言書がありますが、意味合いが異なります。遺言書は、死後の財産分与に代表されるように、法的に効力を持つものとして知られていますが、遺書はこれから訪れる死を前にして、残された人に書き残すプライベートな内容で、お別れの言葉の意味合いが強いものです。遺...続きを読む

除籍謄本

除籍謄本とは、戸籍に記載されている家族が全員いなくなったという状態になった時、役所で取得する書面です。実家の戸籍謄本で考えてみましょう。結婚したり、離婚したり、亡くなったり、転籍して本籍を他に移した家族がいれば、その人は除籍になって、名前に×の印がつきます。こうして一人、また一人とその住所から家族全員が除籍になった状態になると、その...続きを読む

インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセントとは、病気の治療の際に、医師が患者に治療の必要性、治療の計画や見通し、効果やリスク、コストなどをわかりやすく説明した上で、患者の同意を得ることを言います。アメリカでは、医療過誤裁判などの経験を通じて、医師には病状や治療に関して、患者に説明義務があることが定着してきました。また、治験の現場では、被験者は常にリ...続きを読む

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

ランキングRanking

enな人々

もっと見る

あなたに
おすすめ記事Recommend