祭祀財産

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祭祀財産の意味(祭祀財産とは)

祭祀財産とは、家庭の位牌仏壇仏具墓地墓石神棚といった先祖をまつるために必要なものや、先祖代々の家系図のことをさします。

祭祀財産は相続財産には含まれていません。また、遺骨は祭祀財産を継承するものに帰属します。

明治時代には、家を継ぐというのは、祭祀財産を継ぐことであり、相続財産を継ぐことでした。

家督制度があり、長兄が相続するのが旧民法で定められていた規則でもありました。現在の民法では、祭祀財産と相続財産は完全に切り離されたものになっています。

祭祀財産の実際

祭祀財産の継承者には相続税は課税されませんし、祭祀財産を継承したからといって、相続財産の額が減額されたり増額されるということはありません。

家族の家計などを考え、生前贈与などで祭祀財産を管理する家族に、事前に相続額を工夫するということはできます。相続の際のトラブルにはさまざまなものがありますが、祭祀財産の継承と、遺産相続を混同したものも少なくありません。

家族が今後墓所をどうしたいのか、希望を日頃から話し合えるような環境があるのが、望ましいかたちでしょう。

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