本門佛立宗
本門佛立宗とは法華宗から分離した宗派です。明治初期に長松清風が開いた法華宗の信徒集団、本門佛立講から始まったものだといわれています。明治中期以降には教勢が広まり、昭和21年に本門佛立宗となりました。京都の宥清寺(ゆうせいじ)が本山になっています。全日本仏教会に加入していることなどから、在来仏教宗派の一つと考えられている一方、新興宗教...続きを読む
本門佛立宗とは法華宗から分離した宗派です。明治初期に長松清風が開いた法華宗の信徒集団、本門佛立講から始まったものだといわれています。明治中期以降には教勢が広まり、昭和21年に本門佛立宗となりました。京都の宥清寺(ゆうせいじ)が本山になっています。全日本仏教会に加入していることなどから、在来仏教宗派の一つと考えられている一方、新興宗教...続きを読む
蘭渓道隆とは13歳で出家し、1246年に弟子とともに中国から来日した臨済宗の僧侶です。そして1253年に北条時頼によって鎌倉に建立された建長寺に招かれて臨済宗を開きました。日本では最初に鎌倉の寿福寺に入って臨済宗を広め、その後鎌倉の常楽寺で住持となりました。そして建長寺が建立されると臨済宗の開祖として開山しました。蘭渓道隆の日本での...続きを読む
題目とは、日蓮宗などで唱える、南無妙法蓮華経の7字のことをさします。妙法蓮華経の5字を題目とする場合もあります。経典の名前や帰依の心を表すだけでなく、法華経の真理を示すものとして重視されています。日蓮は、本門の本尊、本門の戒壇とともに、本門の題目として、教義の中心になるものと説きました。もともとは天台宗の法華経重視を日蓮が受け継いだ...続きを読む
曼荼羅とは仏教の中でも特に密教で考えられている世界を絵柄で表したものを言います。曼荼羅には幾つかの種類があり、宗派などによってその絵柄や世界観には違いがあります。曼荼羅には日本独自の宗教である神道系の「垂迹曼荼羅(すいじゃくまんだら)」というものまであり、その種類や内容は多岐にわたるのですが、一般的には密教の幾何学的な図柄の曼荼羅を...続きを読む
不動明王はもともとはヒンズー教の三大神の一人である「シヴァ」とされており、不動明王を祀る仏教は密教の一つです。また不動明王は五大明王の一人であり、五大明王の筆頭とされています。一般的な仏教でのご本尊や仏像は優しい姿をしたものが多いですが、不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから恐ろしい表情をしているとされて...続きを読む
薬師如来とは、薬壺を持ち病気を治す仏様として知られる、如来の一尊です。西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して、薬師如来は東方浄瑠璃界(いわゆる現世)の教主とされています。阿弥陀如来は死後の来世の平穏を司る仏なのに対して、薬師如来は現世での苦しみを取り除き安泰を司る仏として扱われています。如来とは、そもそも人間が解脱し悟りを開いた状態を指し...続きを読む
大日如来は宇宙そのもの、宇宙の全て、森羅万象であるとされており、この世の最高位の存在、根本仏とも言われています。このような説明ではなかなか理解しづらいと思いますが、つまり人智を超えた果てしなく大きく、果てしなく尊い存在ということになります。例えばキリスト教で言えば、イエスキリストは神の子であり、神の言葉を人々に広めるために使わされた...続きを読む
釈迦如来とは、お釈迦様の呼び名の一つです。お釈迦様は本名をゴータマシッダールタといい、お釈迦様の「釈迦」は彼が所属していた部族の名前です。「釈迦族の聖者」という意味の「釈迦牟尼(しゃかむに)」が略されて釈迦と呼ばれるようになったようです。また如来とは「悟りを開いた人物」を指す言葉です。釈迦如来だけではなく薬師如来・大日如来・阿弥陀如...続きを読む
釈迦とは、はじめて仏教を作り広めた人で、この世ではじめて悟りを開き、その境地にまで至った人物といわれています。お釈迦様は仏陀(ぶった)と呼ばれることもありますが、本名をゴータマシッダールタといいこの世に現存した人物で、釈迦族の王子としてこの世に生を受けました。しかし世俗の生活に苦悩して若くして出家し、菩提樹の根本で瞑想に耽った末に悟...続きを読む
頭陀行とは、仏教などの古代インド宗教において、出家者が行う修行のひとつです。信者の家をまわり、生活に必要な食べ物などを乞い、信者に功徳を積ませるための修行です。簡素で清貧な修行によって煩悩を減らすことが目的とされています。頭陀というのは、衣食住に対する欲望を払い去って仏道を求めることや、そのための修行のことを指す言葉で、具体的には托...続きを読む
成仏とは、煩悩がなくなって、悟りを開いた状態をさす言葉です。同時に、この世に未練を残さず死んで仏になることもさします。成仏とは仏陀に成るということから来ている語でもあります。釈迦は成仏して仏陀と成り、悟りを開きました。煩悩を断って輪廻の苦しみから解き放たれたとされています。釈迦の弟子はみな、同じような解脱を得るため、釈迦の入滅後には...続きを読む
大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。大乗の乗は、乗るという意味。小乗仏教に対して、乗り物が大きく、どんな人でも信仰があれば、救われるという意味があります。自分より先に衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救済することを優先し、自分が救われるかどうかは、仏に任せるという考え方です。自分の成仏を求めるためには、最初に一切衆生を救い...続きを読む
上座部仏教とは、出家して悟りをひらき、煩悩の苦に満ちた生を解脱するという考え方の仏教です。小乗仏教とも呼ばれていましたが、大乗仏教から見て批判的な意味を持つことから、現在では、上座部仏教と呼ばれるようになっています。大乗仏教が北インドから東アジアにかけて広がったことに対し、南インドから東南アジアを中心に定着した考え方で、仏教信仰があ...続きを読む
蓮如(1415~1499)とは、室町時代に活躍した浄土真宗の僧侶です。父は本願寺第7世の存如で、後にその跡を継ぎ、本願寺第8世となります。浄土真宗では、蓮如のことを「蓮如上人」と尊称しますが、「本願寺蓮如」と呼ばれることもあります。蓮如が、親鸞の教えを説く切っ掛けとなったのは、実母との生別でした。実母は、6歳の蓮如と別れる際に「親鸞...続きを読む
法然(1133年~1212年)とは、平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍し、教えを広めた日本の僧侶です。法然がはじめに触れたのは、大乗仏教の宗派のひとつ「天台宗」で、場所は比叡山でした。修業を積み、比叡山を降りたのは1175年43歳の時で、その後は東山吉水に住居を置き、念仏の教えを広めることに努めました。この1175年が浄土宗の立教開...続きを読む
脇侍とは、仏教彫刻・線画において、中尊(ご本尊=中央に位置する、信仰の中心となる仏様)の左右に控える存在で、明王・天・菩薩などがそれに当たります。脇侍は、中尊が持つ教化を補佐する役割を持っており、中尊と脇侍の両方を揃えることで、より深く仏教・教化に触れることがかないます。中尊と脇侍の組み合わせは宗派により異なります。真言宗・・・中尊...続きを読む
法華経とは、仏教経典の一つです。原品は梵語(サンスクリット)で記されており、その名は「サッド・ダルマ・プンダリーカ・スートラ」といいます。意味はそれぞれ、サッド・ダルマ=妙法、プンダリーカ=蓮華(白)、スートラ=経となります。法華経には様々な訳本が存在しますが、私たちが普段ふれているのはその内の一つ、羅什訳の「妙法蓮華経」です。現存...続きを読む
仏教とは、紀元前5世紀ころ、釈迦がインドで始めた宗教です。釈迦が菩提樹の下で悟りを開き、80歳で入滅するまでに説いた教説が基本となっている宗教です。当時のバラモン教の影響下で、批判的なものとして発生したとも言われています。キリスト教、イスラム経と並び世界三大宗教の一つとされ、世界中に約5億人とも言われる教徒がいるといわれています。日...続きを読む
得度式とは、仏門に入り僧侶になるための儀式です。師匠となる僧侶に髪を落としてもらい、衣、袈裟といった僧侶の必需品を受け取ります。戒法を受けて僧侶の仲間入りをします。得度は大谷派では親鸞が9歳で得度したため9歳から可能で、一般的には遅くても20代までに寺院の跡継ぎは得度するといいます。そのため子どもの得度式もあり、京都では夏休みの風物...続きを読む
導師とは、葬儀や法要の際に死者の霊を弔う僧侶のことをさします。葬儀をとりおこなう僧侶で、死者に引導を渡すことから、引導僧とも言われます。本来は導く師という意味で、仏教の指導者や僧侶を表した言葉でした。その後、唱導師のように、法会で進行の中心になって読経し、他の僧を導く僧侶の意味になりました。導師には法要全部を統括する大導師と言われる...続きを読む
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ライター・ディレクター
ライター・レポーター
家の建築・リノベーションの専門家
大人のためのbetterlifeマガジン
お金に関する記事の監修者
地味に忙しい幸運体質の編集人
実務家ファイナンシャルプランナー
解体に関する記事の監修者