上座部仏教

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上座部仏教の意味(上座部仏教とは)

上座部仏教とは、出家して悟りをひらき、煩悩の苦に満ちた生を解脱するという考え方の仏教です。

小乗仏教とも呼ばれていましたが、大乗仏教から見て批判的な意味を持つことから、現在では、上座部仏教と呼ばれるようになっています。

大乗仏教が北インドから東アジアにかけて広がったことに対し、南インドから東南アジアを中心に定着した考え方で、仏教信仰があつく、僧侶に対する特別な崇拝の念が残っている地域の仏教でもあります。

上座部仏教の実際

日本における上座部仏教に対しては、既存の仏教の出家制度や修行によって救われる人がごく一部の人に過ぎなかったことから反発が起こり、大乗仏教運動がおこりました。

日本における仏教は大部分が大乗仏教で、上座部仏教の社会的な認知度は低かったといわれています。

その後明治以降になってまた、上座部仏教の南伝大蔵経の翻訳や研究がすすめられるようになりました。

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