ティック・ナット・ハン

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ティック・ナット・ハンとは

ティック・ナット・ハンは、1926年ベトナムのフエ出身で、16歳で得度した禅僧です。

ダライ・ラマ14世と並ぶ活動家としても知られています。現在はフランスに亡命し、フランスやアメリカを中心に活動しています。

ベトナム戦争中、サイゴンで社会奉仕青年学校を設立し、爆撃を受けた村を再建。仏教の非暴力と慈悲の精神に基づき、学校や医療センターを建設し、孤児を助け、援助活動を行い、農村の自立と自治権を達成するプロジェクトを立ち上げ、草の根的な平和運動を行いました。

ティック・ナット・ハンの運動は、欧米でEngaged Buddhism(エンゲイジド・ブッディズム)と評され、行動する仏教として多くの賛同を得ました。

ティック・ナット・ハンの遺したもの

1966年にはアメリカへ渡り、ベトナム戦争の早期終結を訴え、マーティン・ルーサー・キング牧師と親交を深め、ノーベル平和賞に推挙されました。

フランス亡命以降は本拠地にプラム・ヴィレッジという仏教共同体を構え、アメリカやドイツにもリトリートセンターを置き、仏教の教えに基づいた学びや実践の指導を行っています。

南フランスにあるプラム・ヴィレッジには7つの研修村施設があり、リトリートが開催されています。修禅会とも言われ、世界中から数千人もの人が集まります。

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