「葬儀・葬式」に関連する用語一覧

茶碗割

茶碗割とは、出棺時に、故人が使っていた飯椀(茶碗)を割ることを指します。霊柩車などの葬列が出発する直前に行うことが見られます。茶碗割は全国的な習慣ではないものの、枕飯などとあわせて、葬儀の習慣として行う地方があります。葬送に際しては、藁を燃やす、棺に大豆や米をまくなどの儀式を行う地域もあります。続きを読む

葬列

葬列とは、葬送のため遺族や近所の人、関係者が行列を組み、遺体を火葬場や墓地へと運んで行った「野辺の送り」のことを指す言葉です。現代では、遺体の運搬は霊柩車が担い、遺族や親族でバスなどに分乗して、火葬場へ向かうことが一般的になっています。死を告知し、告別するものとしての葬列は、告別式という儀式に変わってしまいました。自宅葬が中心で、告...続きを読む

前夜祭

前夜祭とは、キリスト教の通夜にあたるものです。カトリックでは通夜の儀とも呼ばれています。通常、故人が所属する教会で行われることが多く、喪主、遺族、親族が前の方の席に、他の参列者は席順にこだわらずに座席につきます。キリスト教では、死は天に帰るということで、必ずしも悲しいことではないという考え方を取ります。前夜祭では、賛美歌を歌ったり、...続きを読む

受付(葬儀の)

葬儀の受付とは、会葬者に記帳をしてもらったり、香典を受け取ったりする役割を担います。香典を受け取るなど金銭を扱う役割を担う場合は、近い親族が対応することが間違いがないでしょう。葬儀の行われる会場によって、受付の注意点も変わってきます。葬儀場での受付の場合、葬儀場のスタッフがいるので、会場の案内などで困ることは少ないでしょう。自宅での...続きを読む

弔意

弔意とは、人の死を悼む気持ちです。お悔やみの言葉を述べる際には、弔意だけを述べ、言葉は少なめにしておくことがよいでしょう。また通夜や告別式に参列することが難しい場合は、弔電を打つこともできます。弔電はとりあえず弔意を示すためのもので、葬儀が終わってから送るのは失礼にあたるため避けた方がよいでしょう。告別式の前には届くよう、手配するの...続きを読む

門前飾り

門前飾りとは、葬儀の会場で入口付近に設置される、飾り付けのことです。内容は地域によってさまざまです。一般的には、名木(めいき)や門前提灯、表樒(おもてしきみ)の三点で飾り付けをします。名木は式場の外に立てる故人の名前を書いた看板です。夜間にはライトアップするようになっているものもあります。提灯は入口に一対飾ります。樒は香木で毒があり...続きを読む

通夜

通夜とは、告別式の前に行うもので、近親者が一晩、故人のそばで過ごすためのものです。古くは死を確認することが難しかったため、通夜という儀式を通して、死者を一晩監視したことから始まったともいわれています。通夜には、近親者だけで仮通夜として過ごし、翌日に弔問客を受ける本通夜を行う場合もあります。通夜の習慣は、地方によってさまざまです。都市...続きを読む

保冷庫

ご遺体の状態を保つための遺体用の保冷庫があります。近年では、夏場や冬場に葬儀を行う場合など、葬儀式場(斎場)や火葬場などが混んでいて利用するのに数日かかってしまうというケースもあります。そのような場合にご遺体の損傷を防ぐためにご遺体を安置する施設として保冷庫を利用します。保冷庫を所持している葬儀社や、火葬場によっては保冷庫を設置して...続きを読む

枕直し

枕直しとは、亡くなった方を北枕で安置することを言います。最近では病院で最期を迎えることが多いですが、病院から自宅や通夜を行う会場にご遺体を運び込んだ際に、個人の頭が北側に、足が南に向くように安置し寝かせます。そして個人の枕元には香炉や燭台などを置く枕飾りを設置します。このようにご遺体を寝かせることを枕直しと言います。これは釈迦が煩悩...続きを読む

喪章

喪章とは、元々は亡くなった人を悼む気持ちを示すためにつけられた黒い布のことで、遺族や葬儀関係者(葬儀社の社員やお手伝いをする人達など)が、そうと分かるように付ける印です。一般的には左腕に腕章を巻くか、左ポケットの上辺りに黒いリボンを安全ピンで止めます。遺族側が付けるものなので参列者は喪章をつけません。また遺族側全員が付けるわけでもな...続きを読む

法話

法話とは仏法の教義などを説くことを言います。一般的には僧侶など仏教に携わっている人物が、仏教の教えに基づいた話しを分かりやすく説き聞かせることを言い、別名「説教」とも言います。説教というと、悪いことをした時に一方的に叱られるというイメージがありますが、本来は「良い教えを説いていく」事を言います。特定の決まった話しがあるわけではなく、...続きを読む

分骨証明書

分骨証明書とは、お骨を分骨する際に発行してもらう書類です。希望によりお骨を2か所以上に分けて納骨したいというケースが発生した場合、2箇所目以降に納骨する際に必要になる書類です。お骨は法的には「ご遺体の一部」という事になっていますから、納骨(埋葬)する際には「埋葬許可証」というものが必要になります。もし埋葬許可証なしに遺体を埋葬したり...続きを読む

生涯未婚率

生涯未婚率とは、50歳時点で結婚をしていない人の比率をあらわす数値です。厳密には人口に占める生涯未婚だった人の割合とは異なりますが、50歳時点で結婚経験のない人は、生涯独身である可能性が高いという考え方から、50歳の未婚者の割合を出して、生涯独身である人の割合の目安としています。計算方法としては、「45歳~49歳」と「50歳~54歳...続きを読む

少子化

少子化とは、出生率が持続的に低下して、子どもの数が減少することをいいます。先進国には共通した社会問題で、日本にも同様の問題があり、平成15年に少子化社会対策基本法が施行されています。親世代より子ども世代の人数が少ないという人口減少時代に突入した日本では、既存の檀家制度が立ち行かなくなることが予想され、葬儀や墓に対する意識の変化と併せ...続きを読む

厨子

厨子とは、仏像、仏画などを安置するもので、一般的には正面に両開きの扉があり、屋根と台座のある戸棚のような形をした仏具です。厨子は屋根の形によって、丸厨子、平厨子、帽額厨子などの種類があります。厨子は仏像を収める祠(ほこら)の役割を果たします。一般的に家庭でみられる仏壇は厨子型仏壇ともいわれ、堂宇と仏壇をあわせた古代寺院を小さくして、...続きを読む

水葬

水葬とは、遺体を水中に投じて葬ることです。海や川に流す、沈めるという埋葬方法や、葬儀そのもののことをさします。火葬、土葬、林葬と併せて四葬ともいわれているものです。インドのガンジス川、メラネシア、アメリカ・インディアン、チベットなどでもこうした習慣が見られます。ポリネシアでは、舟の形に棺を作り、舟に乗せて遺体を流します。日本国内では...続きを読む

白足袋

白足袋は和装でも正式なものとして、慶弔などの際に履くものです。葬儀における白足袋は、死装束のひとつとして、遺体に履かせるものでもあり、葬儀に参列する際には、和装にあわせてはくものでもあります。死装束は経帷子という和装の仏衣で白い着物を左前に着せます。手足に白い手甲や脚絆、白足袋をつけ、胸には頭陀袋を入れて中には六文銭をいれておきます...続きを読む

少額短期保険

少額短期保険とは、10万円単位などの少額の短期保険のことです。近年、この保険を、万が一の時のために備えて、葬儀代金の準備に活用できるとアピールする商品も出てきています。葬儀費用の準備に使えるからということだけで決めるのではなく、他の保険と同様、メリットやデメリットをしっかりと認識したうえで加入することが大事です。続きを読む

忌明け

忌明けとは、家族・親族を亡くした遺族が故人の冥福を祈って喪に服していた忌服(故人の冥福を祈り、喪に服す)期間を終える日を言います。または、その日を迎えたことを言います。この忌服期間は宗教により異なり、仏式の場合は四十九日までを「忌中」とし、1周忌までを「喪中」とします。神式の場合は五十日が忌明けに相当します。仏式の場合は、多くの宗派...続きを読む

寒中見舞い

寒中見舞いとは、厳寒期に出す互いの近況報告を兼ねた季節の挨拶状です。寒中見舞いは季節のご挨拶だけでなく、喪中の方へのご挨拶や、故人宛の年賀状に対する返礼、そして喪中欠礼をお伝えする時にも活用されます。また、相手方が喪中とは知らず、年賀状を出してしまった場合のお詫びも寒中見舞いで行います。寒中とは二十四節気の小寒(しょうかん)から大寒...続きを読む

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