茶碗割

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茶碗割の意味(茶碗割とは)

茶碗割とは、出棺時に、故人が使っていた飯椀(茶碗)を割ることを指します。

霊柩車などの葬列が出発する直前に行うことが見られます。

茶碗割は全国的な習慣ではないものの、枕飯などとあわせて、葬儀の習慣として行う地方があります。

葬送に際しては、藁を燃やす、に大豆や米をまくなどの儀式を行う地域もあります。

茶碗割の実際

茶碗割には、故人の愛用していたものを和紙で包んで割るケースや、葬儀社があらかじめ用意した茶碗を割るケースなどがあります。

茶碗割には、死の穢れが生きている人にうつらないようにという意味があるといいます。

生き返っても飯椀もないから、家族として一緒に食事をすることもないので、これでお別れですよという死者と遺族との決別の意味があるとも言われています。

飯椀は聖具として霊的な意味があり、ごはんを丸く盛り付ける枕飯にはみたまや魂の意味があるという説もあります。

葬儀の際に物を投げるのは、発遣という作法の一環であるとも言われています。発遣では、花を投げたり、指を鳴らしたりという作法が使われます。

葬列では松明を桶に投げたり、土葬では、鍬を投げたりという動作があり、これも引導を渡すという意味があり、決別を表すものと言われています。

<関連する用語>:枕飯 立飯 葬列 放鳥

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