枕飯

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枕飯の意味(枕飯とは)

枕飯とは、山盛りにしたごはんを、生前の故人の茶わんに盛って、箸を立てて挿したものです。

仏式では、故人の枕元に団子やお水、などとともに小机に並べて飾る、枕飾りの一つです。

玄米を供える、箸の立て方などは、地方や宗派によって異なります。

枕飯は、すり切り一杯の米で、枕飯用に炊くことが良いとされています。

箸は、生前に個人が使っていたものを、二本垂直に立てる、二本の箸が一本に見えるようにする、一本は垂直で、一本は横に挿して十字にするなど、さまざまな方法があります。

十字にするのは、立っている方の箸が火で、横になっている方の箸が水の意味で、火と水でお浄めをするという意味があるといいます。

枕飯の実際

枕飯は、冥土へ出かける弁当として白米を山盛りにしたとか、普段はぜい沢品だった白米をお供えすることで、故人がよみがえることを期待したなど、諸説あります。

正式には、米は研がずに半煮えにして、台所は使わず外に臨時のかまどを作って、枕飯にする分だけを調理しました。

現代では、ふつうに炊いたご飯の、一番最初に盛り付けをするようにするのが一般的です。

お茶わんはぎゅうぎゅうにごはんをつめた茶わんを、二つを合わせるようにして、大高盛を作ります。

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