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樒の意味(樒とは)

は、寺や墓地に植えたり、仏壇のお供えにつかう植物です。宗派に関係なくお供えに使われます。

特に関西地域では、葬儀の会場に飾る習慣があります。地方によっては、これが花輪になっていることもあります。

独特の香りがあり、お香をたくのと同じ効果があるといわれています。

自宅での葬儀の際には、玄関に樒を立てて、悪霊除けや、お清めに使いました。

毒性の強い植物で、食べると死亡に至ることもあるといいます。

葬儀の会場外に掲げられた樒の例

樒の実際

葬儀の際に使われる樒の飾りは、その大きさなどが葬儀会場によって場所を取りすぎることから、最近では板樒紙樒と言った、式場入口に掲げる印刷されたものが主流になり、また樒は飾らず、供花としてお花のみを飾るという場合も増えています。

「順位不動 板樒ご芳名」という風に、斎場の入り口に、一か所にまとめて掲載されます。

地域によっては、紙樒の風習があり、一律決まった金額で申し込みをする習わしがあります。門樒とも言われ、町内などの自治会で管理する、地域色の強い習わしです。その場で墨で名前を書き込んで、板に貼って掲示を行うなどします。

家族葬の増加など自治体が葬儀に関与することが少なくなるにつれて、葬儀で樒を飾ること自体が減るなど、徐々にみられなくなっている風習の一つでもあります。

<関連する用語>:供物 紙樒 板樒 本樒 花環 門前飾り 末期の水

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