大乗仏教
大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。大乗の乗は、乗るという意味。小乗仏教に対して、乗り物が大きく、どんな人でも信仰があれば、救われるという意味があります。自分より先に衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救済することを優先し、自分が救われるかどうかは、仏に任せるという考え方です。自分の成仏を求めるためには、最初に一切衆生を救い...続きを読む
大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。大乗の乗は、乗るという意味。小乗仏教に対して、乗り物が大きく、どんな人でも信仰があれば、救われるという意味があります。自分より先に衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救済することを優先し、自分が救われるかどうかは、仏に任せるという考え方です。自分の成仏を求めるためには、最初に一切衆生を救い...続きを読む
上座部仏教とは、出家して悟りをひらき、煩悩の苦に満ちた生を解脱するという考え方の仏教です。小乗仏教とも呼ばれていましたが、大乗仏教から見て批判的な意味を持つことから、現在では、上座部仏教と呼ばれるようになっています。大乗仏教が北インドから東アジアにかけて広がったことに対し、南インドから東南アジアを中心に定着した考え方で、仏教信仰があ...続きを読む
華厳宗とは、大乗仏教の宗派のひとつです。華厳経を所依とし根本聖典にしています。独自の教学体系を立てています。開祖は杜順で、第二祖が智儼、第三祖は法蔵、第四祖は澄観、第五祖の宗密へと相承されています。華厳教学は、天台教学に並ぶ仏教の代表的な思想です。華厳宗では四法界と言う世界感があります。人間の考える実法界、自我を捨てた虚無の理法界、...続きを読む
文殊菩薩とは、大乗仏教の菩薩で、智慧をつかさどる仏とされています。インドに実在した人がモデルとも言われてています。普賢菩薩とともに、釈迦の脇侍になっています。文殊菩薩像は、獅子の背の蓮華座に結跏趺坐し、右手に利剣、左手に経典を載せた青蓮華を持っています。密教の文殊菩薩像では、童子形のものも見られます。禅宗では、修行僧の姿をあらわす聖...続きを読む
お経とは、釈迦の教えを口伝で伝えたものを、誰でも読めるようにまとめたものをさします。お経はインドの経典が中国を経由して日本に伝わりました。日本国内のお経の種類は、俗に八万四千などとも言われていますが、正確な数はわかっていません。続きを読む
国教とは、国が特定の宗教を公認、統制、保護する宗教のことです。国教のある国では、その宗教の教義が、その国を統治する際の根本原理になっています。国家行事でもその儀礼にのっとって行われます。キリスト教を国教としているのは、アルゼンチン、コスタリカのローマ・カトリック、ギリシャ、フィンランド、キプロスの正教会、イングランドの聖公会などがあ...続きを読む
円覚寺とは、鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山です。鎌倉五山の中では、第二位になります。本尊は宝冠釈迦如来で、北条時宗が開基しました。円覚寺の名前の由来は、建立の際に大乗経典の円覚経が出土したためと言われています。円覚寺は鎌倉幕府の執権北条時宗が、中国僧の無学祖元を招いて開基し、北条得宗の祈祷寺になり、鎌倉時代を通して、北条氏...続きを読む
雑密とは、真言密教や天台密教が成立する前に、奈良時代にはあったという初期の密教です。大日如来出現以前の密教を雑密といい、これが密教の初期と考えられています。雑密には呪術的な要素が多く、体系化される以前の密教で、祭祀宗教であるバラモン教のマントラの影響を強く受けています。雑密の修行は山の祖霊を信仰する山岳信仰に基づいたもので、インドの...続きを読む
エンゲイジド・ブッディズムとは、仏教徒が社会問題に取り組む運動のことで、1960年代にベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハンのムーブメントで広く知られるようになりました。ティク・ナット・ハンはベトナム戦争下での平和活動や社会支援を行い、渡米して戦争の終結を訴えました。1964年の「Engaged Buddhism」後も詩、著作を通じ...続きを読む
般若心経とは、正式に般若波羅蜜多心経と言います。サンスクリット語の原典では、タイトル名はないのですが、最後の言葉に「経」をつけることで、タイトルになりました。曹洞宗、臨済宗などを始め、多くの仏教で広く読まれ、仏教の基本とも言える経典になっています。般若心経は紀元前後にはすでに原型があり、12世紀には完成したといいます。般若心経は一つ...続きを読む
阿修羅とは、仏教の守護神で八部衆のひとつです。大乗仏教では、阿修羅は闘争的な性格が理由で、五趣と畜生の間に追加され、六道のひとつの阿修羅道の主になりました。インド神話では、鬼神の一種で、サンスクリットのアスラから来た名前です。インドではアスラは悪神です。ヒンドゥー教では帝釈天と常に戦っている存在です。争いのたえないことを修羅場と言い...続きを読む
悟りとは、知らなかったことに気付くことです。宗教の悟りは、迷いを拭い去って永遠の真理を会得することとされます。仏経における悟りは、宗旨、宗派によって考え方が違います。大きく共通した考え方は、真理に目覚めること、迷いを払拭することがあげられています。諸行無常、諸法無我の真理を理解し、涅槃の境地に至ることで、煩悩から解放されるというのが...続きを読む
経典は、仏教における経のことで、仏の教えを記し、教義をまとめたものの総称です。仏教では、経、律、論をあわせて三蔵としています。経典には、狭義の「経」と広義の仏教全体の仏典を指す意味の両方があります。経典の経は、スートラという梵語を漢訳にしたものですが、その意味は「縦」で、縦糸のように不動不変の真理を表すといいます。続きを読む
仏教とは、紀元前5世紀ころ、釈迦がインドで始めた宗教です。釈迦が菩提樹の下で悟りを開き、80歳で入滅するまでに説いた教説が基本となっている宗教です。当時のバラモン教の影響下で、批判的なものとして発生したとも言われています。キリスト教、イスラム経と並び世界三大宗教の一つとされ、世界中に約5億人とも言われる教徒がいるといわれています。日...続きを読む
盧遮那仏とは、大乗仏教の仏のひとつです。サンスクリット語のバイローチャナの音写から来た言葉です。バイは広く、ローチャナは「照らす」を意味するルチを語源にしています。華厳経の本尊で、太陽の意味があります。光の仏とも称される所以です。盧遮那仏の身から出た光で、宇宙の真理を全ての人を照らし、悟りに導く仏です。仏智の広大無辺を象徴するといわ...続きを読む
律宗とは中国で始まった大乗仏教の宗派のひとつで、四分律という戒律を持ちます。受戒することで成仏するとしていて、戒律を守り実行することが教義になっています。本山は唐招提寺です。南都六宗のひとつで、中国では中国仏教十三宗のひとつでもあります。律宗を日本に伝えたのは、鑑真です。鑑真は唐の僧侶で十四歳の時に出家、二十一で長安の実際寺の弘景律...続きを読む
羅漢とは、悟りを開いた高僧のことです。サンスクリットのアルハンの音訳を阿羅漢として、それを略称にしたものが羅漢です。釈迦の直弟子のうちでも位の高いものは阿羅漢で、弟子の中でも最高の階位としていました。羅漢とは、煩悩をすべてなくした人のことで、小乗の悟りを得た聖者のことをいいます。また、大乗仏教では、小乗の修行者という意味で否定的に使...続きを読む
仏法僧とは三宝の中身で、文字通り仏、法、僧の三つのことです。仏は悟りを開いた人、法は仏の教え、僧は、仏の教えに従って悟りを目指して修行を行う出家者の集団です。この3つは、仏教を構成する上で、基本的で重要な要素であることから、三つの宝、三宝と呼ばれています。この仏法僧の三宝に帰依することが、仏教徒としての基本的な考え方です。仏教に帰依...続きを読む
竹林精舎とは、インドの王舎城にあった僧院で、マガダ国の王舎城北門付近にあり、仏教で初めて建設された寺院といわれています。迦蘭陀長者(からんだちょうじゃ)が所有していた竹園で、長者が釈迦に帰依すると、竹林が献じられました。そこにビンビサーラ王が精舎を建立したものという説と、カランダカというリス、もしくは鳥が住んでいた竹で囲まれた園林を...続きを読む
十二の大願とは、薬師如来の十二の誓願のことです。光明普照・随意成弁・施無尽物・安立大乗・具戒清浄・諸根具足・除病安楽・転女得仏・安立正見・苦悩解脱・飽食安楽・美衣満足の十二からなります。衆生のさまざまな苦の救済を願ったとされています。中でも第七願の除病安楽は、病気が平癒し延命を願う大願ということで、有名です。続きを読む
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ライター・ディレクター
家の建築・リノベーションの専門家
実務家ファイナンシャルプランナー
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