阿修羅

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阿修羅の意味(阿修羅とは)

阿修羅とは、仏教守護神で八部衆のひとつです。

大乗仏教では、阿修羅は闘争的な性格が理由で、五趣と畜生の間に追加され、六道のひとつの阿修羅道の主になりました。

インド神話では、鬼神の一種で、サンスクリットのアスラから来た名前です。インドではアスラは悪神です。

ヒンドゥー教では帝釈天と常に戦っている存在です。争いのたえないことを修羅場と言いますが、修羅の世界に住むのが阿修羅です。

阿修羅の実際

仏経では、永遠の生命が6つの世界を迷いながら巡るという教えがあり、これは六道と言われています。

六道には地獄界、飢餓界、畜生界、修羅界、人間界、天上界があり、これらは迷いの世界です。中でも修羅界では、闘争が絶えず、常に争いごとが起こると教えられています。

人は人間界に属しているものの、そのほかの人間界以外のところを巡っている存在でもあります。この6つの中では、地獄界、餓鬼界、畜生界が一番苦しい場所で、三悪道と言われています。阿修羅はこの三悪道を巡ったあとの場所です。

仏経伝承では、阿修羅は古代インドの世界感の中心的存在でもある須弥山の北に住んで、帝釈天と戦い続ける存在です。阿修羅は何度でも蘇って、永遠に戦い続ける存在とされています。

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