毘沙門天

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毘沙門天の意味(毘沙門天とは)

毘沙門天とは、仏教天部の神で、持国天、増長天、広目天とともに四天王のひとつになっています。

サンスクリット語では、ヴァイシュラヴァナとよばれていて、毘沙門がその音写です。意味は「全てのことを一切聞きもらすことのない知恵のある者」だといいます。インドでは財宝の神さまとされています。

毘沙門天の姿は、右手に宝塔、左手に宝棒や三叉戟を持ち、甲冑を身に着けた武将風に描かれています。邪鬼の上に乗っていることもあります。

毘沙門天の実際

単独で信仰の対象になっていて、平安時代の鞍馬寺では、毘沙門天の財福の神としての信仰がありました。

竜天と一緒に、疫病を祓う無病息災の神さまとしても知られています。室町時代からは商いの神さまとして、恵比寿、大黒とならび、毘沙門天は人気があり、七福神の一尊になりました。江戸時代以降には、勝負事の神さまとしても利益があるとして、祀られるようになります。

毘沙門天が本尊になっている寺院は全国に散在しています。中でも京都市左京区の鞍馬寺、奈良県生駒郡の朝護孫子寺は有名です。

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