梵天

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梵天の意味(梵天とは)

梵天とは仏経の守護神天部のひとつです。

インドでは宇宙の根源とされたブラフマンを神格化し、仏教に取り入れました。

梵天は、釈迦悟りを開いた時に、それを他人に知られないようにしようとしたことを叱咤し、釈迦の教えを広めるように諭したといわれています。また、釈迦が入滅する際には、迎えに来たとされています。

梵天は天部の中では最高位の存在で、帝釈天とあわせて祀られることも多く、梵釈とも言われています。天部は六道や十界のひとつの天上界で、色界十八天の中で、初弾三天の最高位が大梵天です。梵天はここに住んでいます。

梵天の実際

東大寺法華堂の梵天像と帝釈天像は一対像で有名です。

像は唐時代の貴人の服装をした梵天が表されています。手には払子や鏡、柄香炉を持っている様子がわかります。

時に梵天像と帝釈天像は見分けが付かないものもあります。帝釈天像は、衣の下に甲冑を着けていることがあります。

密教では、梵天像はヒンドゥー教のブラフマー像の影響が残り、四面四臂で表されています。鷲鳥の上に乗っている姿も印象的です。

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