雑密

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雑密の意味(雑密とは)

雑密とは、真言密教や天台密教が成立する前に、奈良時代にはあったという初期の密教です。

大日如来出現以前の密教を雑密といい、これが密教の初期と考えられています。

雑密には呪術的な要素が多く、体系化される以前の密教で、祭祀宗教であるバラモン教のマントラの影響を強く受けています。

雑密の修行は山の祖霊を信仰する山岳信仰に基づいたもので、インドのヒマラヤの神や、中国の道教、チベットなどにも見られる密教に共通するものです。

雑密の実際

基層信仰と言われる、仏教伝来以前から存在する地域制の強い信仰にゆきづまりを感じていた僧侶は、修行や秘儀でこれを打破しようとしました。

真言、陀羅尼などを唱え、現世利益を心願成就するもので、特に経典がないまま広まっていきました。

陀羅尼として有名な「楞厳呪」は、大乗仏典の「大仏頂首楞厳経」に説かれ、女性であるということで、女性原理的霊力を誦持でコントロールし、治痛、息災、財福などの現世利益を願うものです。

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