東密

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東密の意味(東密とは)

東密は、真言宗密教です。天台宗台密に対して言われます。

空海が伝えた密教で、真言宗の東寺が根本道場になっています。

東密は、大日如来を主尊とし、大日如来と釈尊は別体とすること、金剛頂経より大日経を重んじるという二つの特徴があります。「秘奥の三密」は、身密、語密、意密のことを指し、仏陀の深い悟りを説く教えです。

東密には、本有学派、修生学派のふたつがあります。高野山、東寺、根来寺の三大学風があり、この三カ所を中心に、研究、発展していきました。

東密の実際

空海は、東寺を活動の中心に東密を広め、その後は広沢流、小野流に二分され、そこからさらに多くの派に分かれていきました。鎌倉時代には、東密三十六流と言われていました。

台密では、大日如来釈迦如来は同一の仏であるとして、釈迦如来の異名が大日如来であると考えます。

一方、東密では、大日如来の化身のひとつが釈迦如来で、大日如来と釈迦如来は別の仏であり、大日如来が、すべての菩薩の根源にあたる、最高沸だと考えます。

<関連する用語>:護摩 密教 真言宗 最澄 雑密

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