律宗

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律宗の意味(律宗とは)

律宗とは中国で始まった大乗仏教の宗派のひとつで、四分律という戒律を持ちます。

受戒することで成仏するとしていて、戒律を守り実行することが教義になっています。本山は唐招提寺です。南都六宗のひとつで、中国では中国仏教十三宗のひとつでもあります。

律宗を日本に伝えたのは、鑑真です。鑑真は唐の僧侶で十四歳の時に出家、二十一で長安の実際寺の弘景律師を和尚として天台・律を学びました。

律宗の実際

他の宗旨が経や論を重んじるのと違い、律宗の教義は律が中心になっていています。止悪、作善、回向衆生をあらわす三聚浄戒という三つの戒は、摂津義戒、摂善法戒、摂衆生戒から成ります。

摂律義戒は諸悪を断じ捨て去ることで、戒律を全て守って悪事を防ぐことです。摂善法戒は積極的に善法を行うこと、摂衆生戒は人々に遍く利益をほどこすこととなっています。

中国の律宗は、戒律を修める必要があったため、戒律の研究が進んでいました。四分律の研究は古くから進み、四分律宗が成立した後には、3つの分派に分かれました。

<関連する用語>:戒律 大乗仏教 南都六宗

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