鑑真

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鑑真とは

鑑真とは、奈良時代に日本に仏教の教えを正しく広めるため活動した帰化僧です。

日本に律宗を開いた開祖です。唐の揚州江陽県の生まれで、14歳で得度し、20歳で長安に入り、翌年から律宗・天台宗を学だといわれています。

当時の日本には伝戒師が必要で、聖武天皇は優秀な僧を探していたため、742年に日本から唐に渡った僧・栄叡、普照などに戒律を日本に伝えてほしいと懇請されます。

743年から何度も日本への渡航を計画するものの果たせず、753年12月20日にようやく10年をかけた渡日を果たします。翌754年1月には、平城京に入り、聖武上皇以下の歓待を受けました。

東大寺に住み、4月には上皇から僧尼まで400名に菩薩戒を授けました。

鑑真の遺したもの

758年には、淳仁天皇が大和上に任じ、僧鋼の任から解かれました。

その後新田部親王の旧邸宅跡を与えられ唐招提寺を建立しました。

763年に唐招堤寺で死去しました。76歳でした。この際、弟子の忍基が鑑真の彫像を造りましたが、これは日本最古の肖像彫刻とされ、現在でも唐招堤寺に伝わっています。

<関連する用語>:聖徳太子 仏教 僧侶

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