竹林精舎

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竹林精舎の意味(竹林精舎とは)

竹林精舎とは、インドの王舎城にあった僧院で、マガダ国の王舎城北門付近にあり、仏教で初めて建設された寺院といわれています。

迦蘭陀長者(からんだちょうじゃ)が所有していた竹園で、長者が釈迦に帰依すると、竹林が献じられました。そこにビンビサーラ王が精舎を建立したものという説と、カランダカというリス、もしくは鳥が住んでいた竹で囲まれた園林を、ビンビサーラ王が奉献したという説があるといいます。

初期の竹林精舎は、雨季に出家者が移住するための木造の掘っ立て小屋で、雨風をしのげるようなものだったといいます。のちに建て替えられるまでは、壮大華麗な祇園精舎に比較すると、質素な建物だったといわれています。

釈迦は雨季によく竹林精舎に留まったといいます。

竹林精舎の実際

マガダ国の国王ビンビサーラは、王舎城から霊鷲山に至る山道を整備し王舎城内に竹林精舎を建てました。

王舎城の跡地には、ビンビサーラ王の牢獄跡があります。『観無量寿経』は、マガダ国のアジャセ王が父ビンビサーラを幽閉したことで、母である、マガダ国王妃韋提希夫人の苦しみを描いた大乗仏教経典です。

竹林精舎の東には、釈迦入滅した時に、八分した舎利のひとつを祀る仏塔も建てられました。

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