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寺の用語

道元

道元とは、日本曹洞宗の開祖で、鎌倉初期の僧侶です。13歳の時に、比叡山に出家し、明全に学び宋に渡りました。天童山で曹洞禅を学んだのち帰国しました。京都に興聖寺を開き越前で大仏寺を開創しました。禅風は修証一如、只管打坐で知られています。道元の教えである修証一如は、成仏は完成するのではなく、成仏の上にも成仏があると求めて、無限の修行を続...続きを読む

行基

行基とは、臨済宗の開祖で、奈良時代の僧侶です。百済系の高志氏の出で、百済王家の子孫とする説もあります。法相宗などに学んだ後に、橋を架け、堤防を作り、池を開き、布施による貧民救済などに、集団を作って活躍しました。行基菩薩と慕われ、民衆の支持を集めたため、僧尼令に反すると弾圧されたものの、聖武天皇の帰依を受け、東大寺大仏建立への協力を要...続きを読む

栄西

栄西とは、臨済宗の開祖で、鎌倉初期の僧侶です。比叡山で天台を学んだ栄西は、2度にわたる宋への渡航で、47歳の時に天台山万年寺の虚庵懐敞になり、4年間禅を学びました。臨済禅を日本に伝えたことで知られています。帰国の際に茶の実を持ち帰り、北九州にそれを広めたといわれています。日本にお茶を飲む習慣を広く知らしめました。茶の栽培法だけでなく...続きを読む

空海

空海とは、真言宗の開祖で、平安初期の僧侶です。18歳で官僚を養成する大学へ入学するものの、退学して山林修行を始め、遣唐使の一員として31歳で唐へ留学しました。2年後、書物や仏具を携えて帰国します。帰国後は先に帰国していた最澄との交友が始まるものの、10年後には決裂します。高野山に密教修行の場をつくる許可を嵯峨天皇から得て、高野山金剛...続きを読む

寺位牌

寺位牌には、自宅にある本位牌の他に、寺院に安置するために用意したものです。または、寺院やその寺院の本山に、供養をお願いしておさめる位牌のことをいいます。寺位牌は、本堂や位牌堂など一か所に集められ、寺院によって供養されます。家に仏壇や位牌を祀ることができない場合だけでなく、自分の代で位牌の継承者がいない場合なども、寺位牌にして永代供養...続きを読む

信士

信士とは男性の戒名の最後につく語で、女性でいう信女にあたります。信士はもっとも一般的な戒名とも言われ、位階の中では下の位になりますが、寺院によっては、ほとんどの戒名が、この信士、信女であるケースも少なくありません。信士は、サンスクリット語のupasakaを音写した優婆塞から来ていると言われています。優婆塞は、仕える、敬う、礼拝すると...続きを読む

虚空蔵菩薩

虚空蔵菩薩とは、智慧と徳が、虚空のように無限に蔵している存在で、その無限の力で命あるものをすべて救うという菩薩です。十三参りの本尊として知られ、子どもに英知をさずけると言われています。また、丑年、寅年生まれの人の守り神としても知られています。姿を変える像は、五智宝冠をつけ、右手に智慧の宝剣、左手に福徳の蓮華と如意宝珠を持っています。...続きを読む

参道

参道とは、神社や寺院に参詣するための道をさします。また広い範囲で、門前町とその周辺を指す言葉でもあります。山門や鳥居をくぐって本殿へ続く道は、人通りの多いメインの道を表参道と呼んで、脇道には地名や方角をつけた参道や、裏参道と呼ばれるものがあり、今でも地名にこの名前が残っている場所があります。規模の大きな神社や寺院では、街道筋などの大...続きを読む

最澄

最澄とは、平安時代の僧侶です。日本天台宗の開祖で、俗名を三津首広野といいます。近江国、現在の滋賀県に生まれ、14歳で得度し、最澄と名前を改めました。奈良時代から続く官寺仏教に疑問を抱き、比叡山で修行しました。延暦23年、空海とともに唐へ渡り、翌年に帰国して日本天台宗を開創しました。続きを読む

西本願寺

西本願寺とは、京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山です。親鸞の娘、覚信尼が開基したといわれています。国の史跡に指定され、古都京都の文化財として、世界遺産に登録されています。東本願寺と区別するため、お西さんの相性で親しまれています。続きを読む

東本願寺

東本願寺とは、京都市下京区にある真宗大谷派の本山です。12代教如によって西本願寺から分裂して建立された寺院です。京都駅の前にあり、京都を代表する観光名所になっています。江戸時代初期に、西本願寺に対抗するように建設されました。幕末に禁門の変で焼失し、明治28年に再建されています。親鸞聖人没後、その遺骨は東山大谷に収められました。墳墓の...続きを読む

智積院

智積院とは、京都市東山区にある、真言宗智山派の総本山の寺院です。鎌倉時代の中期に、頼瑜が高野山から寺院を根来山(和歌山)へ移動しました。これが智積院の始まりです。巨大化し勢力を持ったために、豊臣秀吉と対立するようになり、根来山内の堂塔のほとんどを失ってしまいました。住職だった玄宥(げんゆう)は京都に逃れ、秀吉が亡くなった年に智積院を...続きを読む

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺とは、滋賀県大津市坂本本町にある日本天台宗の総本山です。平安初期に最澄によって開創されました。平安時代の仏教の中心を担った寺院です。密教では、東寺の真言宗を東密と呼ぶのに対して、比叡山延暦寺の密教を台密としています。比叡山は高野山と並び、歴史的な信仰対象の山として知られています。続きを読む

高野山金剛峯寺

高野山金剛峯寺とは和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山真言宗の総本山です。真言宗の宗祖、空海が拠点とした寺院です。高野山には100以上の寺院が集中しています。高野山が山号についていることからも、高野山全体が真言宗の総本山であることがわかります。続きを読む

本尊

ご本尊とは宗教の信仰対象となるもので、それらを模した仏像(彫刻品)や絵(掛軸)のことをいいます。寺院の本殿や一般家庭の仏壇には、その中央にご本尊が据えられているのが一般的です。ご本尊は宗派によって違い、ですから同じ仏教でも天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗といった宗派によってその本尊は違います。例えば、天台宗・...続きを読む

本骨

本骨とは、お骨の中でも特に、喉仏の骨を指していう言葉です。喉仏の骨は「仏」とついているように、その骨の形が仏様の形をしているように見えます。そのため、喉仏の骨は体全体の骨の中でも特別な骨とされていて、喉仏の骨だけを別の容器に収める地方もあります。一方、関東では逆で、喉仏以外の骨を本骨と呼ぶことが多いです。続きを読む

魂抜き

魂抜きとは、お墓から遺骨を出す場合や仏壇を処分する際に行う儀式です。お墓や位牌・仏壇には使い始める時に僧侶によってお魂入れが行われており、魂が宿っていると考えます。その魂を抜いて、ただの「物」に戻すことが魂抜きです。お墓を新たに建立したり、リフォームしたりする必要ができた場合、また、転居などでお墓を移転する(改葬)時などに、お墓から...続きを読む

合同葬

合同葬とは、故人が勤めていた団体・機関と、ご遺族が共同で行う葬儀のことをいい、社葬の一種として扱われることが多いです。企業の創立者・社長・重役が亡くなった場合、その企業が主体となり葬儀(社葬・団体葬)を行います。一方、ご遺族が行う葬儀とは別と考え、ご遺族はご遺族で葬儀を行う必要があります。準備の負担軽減や混乱を避けるためなどの理由か...続きを読む

授戒会

授戒会とは、仏の弟子になって、戒という約束事を守ることを誓う儀式です。授戒を受けると戒名がつき、徳を積むことができるといいます。生前に授戒会に出席して戒名を受けることもできますが、戒名の準備がないまま亡くなった場合、葬儀の際に授戒を受けることになります。続きを読む

座禅

座禅とは、禅宗の修行の中心をなすものです。座布団の上であぐらをかいて姿勢を正し、無念夢想の境地で、精神統一するというものです。調身、調息、調心と言われ、姿勢、呼吸、心を整えるのが座禅の基本です。曹洞宗では壁に面して、臨済宗では壁を背にしてあぐらをかきます。あぐらは、結跡朕座といって両方の脚を組む方法と、半跡跣座といって片方の脚だけを...続きを読む

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