「葬儀屋」に関連する用語一覧

生前契約

生前契約とは、自分の葬儀の内容を生前に決めておき、契約しておくという方法です。日本では1990年代からサービスを開始する会社や団体が見られるようになりました。もともとは1910年代にアメリカの葬儀社、スミスジュール社が始めた方法で、2年程度で全米に広がる一大ムーブメントになったといいます。契約社会であるアメリカでは、生前に葬儀内容や...続きを読む

納棺師

納棺師とは、亡くなった方の体を清めて死装束に着替えさせ、死出の旅路として納棺の準備を手伝う人のことを指します。本木雅弘さん主演の映画「おくりびと」をきっかけとして、世間に広く知られるようになりました。亡くなった方の身体を清めて詰め物などを行い、お顔を整えて死装束に着替えさせ、棺に収めます。具体的には、消毒液を浸したタオルで体を拭き清...続きを読む

宮型霊柩車

宮型霊柩車とは、棺を乗せる車の後部が、神社や寺院の建物にみられるような宮殿に似た形になった霊柩車です。檜を使った白木のものを関西型、漆塗りのものを名古屋型と言い、黒壇を使ったものもあります。車両後部の棺を納める部分の内装は、極楽浄土が描かれていたり、木彫りで蓮の花があしらわれていたりと、凝った装飾が施されています。宮型霊柩車は、キャ...続きを読む

町屋斎場

町屋斎場は、東京23区内に8か所のみ存在する、火葬場が併設された総合斎場の一つです。火葬炉12基、式場10室、休憩室15室、控室10室という三階建ての大型斎場で、宗派を問わずに使用することが可能です。斎場内に霊安室があるため、自宅で故人を引き取れない場合でも、直接町屋斎場へ搬送することが可能です。また、火葬のみを利用することもできる...続きを読む

臨終

臨終とは、人が亡くなるまぎわのことをさします。死に臨むことをいいます。一般的には息を引き取る時にも使われる言葉です。危篤になると、病床に家族が集まり最後の対面をします。臨終の間際には、割りばしの先に脱脂綿を巻き付けたものなどを使って、唇を湿らせてあげることで、故人に末期の水を取ります。末期の水には死者との別れの意味が込められています。続きを読む

案内看板

案内看板とは、葬儀において設置する道案内の看板のことです。駅や幹線道路沿いに、葬儀会場の方向へ矢印と共に「○○家葬儀式場」や「故○○○儀葬儀会場」などと書いて設置し、会葬者を誘導する役割があります。一般的には葬儀社が準備をしてくれます。斎場や葬儀式場によっては、近隣住民との取り決めで案内看板を出さないと決めているところもあります。続きを読む

生活保護の葬儀

生活保護の葬儀とは、故人が生活保護を受けていた場合で、身よりのある人が葬儀代金を支払えない時には、行政の葬祭扶助を利用して行う葬儀のことをさします。生活保護の葬儀は、各自治体の規定の範囲内で執り行う、質素で小規模な葬儀ということになります。葬祭扶助の金額は自治体によって少し変動がありますが、20万円前後の自治体が多いようです。20万...続きを読む

心づけ

葬儀における心づけとは、霊柩車やマイクロバスなどの運転手さんや、火葬場のスタッフ、お茶や料理を配膳してくれる人などに用意して渡すお金のことをさします。地域によって、渡す金額などは違ってきます。全く渡さない地方もあります。公営施設の火葬場、斎場では職員への心づけは一切禁止されているのが一般的です。公務員ではなく、民間委託の職員もいます...続きを読む

葬儀委員長

葬儀委員長とは、葬儀における役割の一つで、葬儀を執り行う最高責任者です。喪主よりも葬儀進行においては責任を持ちます。通常、会社の社長、町内会の人などが務めることが多いです。葬儀社が司会進行などを請け負うことが一般的になっている現在では、都市部の葬儀を中心に、葬儀委員長がいない葬儀が多くを占めるようになっており、葬儀委員長は、社葬、団...続きを読む

葬儀委員

葬儀委員とは、葬儀において会計、受付、進行、式場、道案内などの係りを担いお手伝いをしてくれる人たちの総称です。葬儀の規模によって、それぞれの係りに必要な人数を選びます。故人や遺族の会社の社員が取り仕切るところもあれば、町内会や組合で手分けして進行していく場合もあります。葬儀会社でも仕切ってくれるものの、細やかな配慮ができるので、葬儀...続きを読む

葬祭ディレクター試験

葬祭ディレクター試験とは、葬祭ディレクター技能審査協会が実施する、葬祭ディレクター技能審査のことです。試験審査は全葬連が行っています。1996年に、厚生労働大臣認可で始まった葬祭業の専門資格になります。日本では、葬儀社を開業するにあたって許可や資格は必要ではなく、試験に合格している義務はないため、消費者としては葬儀社を選択する際には...続きを読む

葬祭ディレクター

葬祭ディレクターとは、葬祭ディレクター技能審査協会が実施する、葬祭ディレクター技能審査に合格すると認証される資格です。1級葬祭ディレクター、2級葬祭ディレクターとあり、合格者の総数は23,604人(※2012年3月末時点)です。葬祭ディレクター保持者は葬儀業従業者総数の約28%ですので(2012年時点)、葬儀者の多くが葬祭ディレクタ...続きを読む

全葬連

全葬連とは、1972年に設立された、経済産業大臣認可の全日本葬祭業協同組合連合会の略語です。日本で最大規模の葬祭専門事業者団体です。日本全国で、58組合の葬祭事業協同組合と、1,405社の葬儀社が加盟する葬儀業者のネットワークです。※2012年(平成24年)4月1日現在全葬連の定める「葬祭サービスガイドライン」は、葬儀における守秘義...続きを読む

霊安室

霊安室とは病院・斎場・警察署などにある、故人のご遺体を一時的に安置する施設です。病院には必ず霊安室が備え付けられているわけではなく、病院によっては霊安室の設備がない場合もあります。また、病院の霊安室でご遺体を棺に納める行為を禁じている霊安室がほとんどですので、直葬であったとしても病院の霊安室から火葬場へ向かうことはできず、ご自宅か安...続きを読む

火葬

火葬とは、亡骸(なきがら)を焼却して荼毘にふすことをいいます。日本では、仏教伝来とともに火葬の習慣も伝わったといわれています。また、古墳の中にはかまど塚や横穴式木芯粘土室などという様式が残っていることから、火葬自体はそれ以前から行われていたとされる説もあります。火葬は明治に入っていったん禁止されましたが、衛生面の理由や、仏教徒からの...続きを読む

お車料

お車料とは、僧侶へ渡すお布施のひとつで、葬儀や法事の際に、僧侶に足を運んでもらった場合に、交通費にあたるものとして渡すものです。本来は、僧侶の送迎ができない際に、渡していました。お布施は、読経料や戒名料を含めて、後日寺院へ出向いて渡すこともできますが、最近では、お通夜や告別式、法事を行うその場で渡すことも増えています。白い封書に、お...続きを読む

区民葬

区民葬とは、規格葬儀の一つで、各区が葬儀の内容を決めて提供する葬儀のことです。ほとんどの場合、区の職員が実際に葬儀を執り行うわけではなく民間の葬儀社に委託して行われます。所得制限はありませんが、故人または喪主がその地域に住んでいることを条件として区役所などで申請、または区民葬の取り扱い葬儀社に申し込みます。続きを読む

エンバーマー

エンバーマーとは、エンバーミングをする人のことを指します。エンバーミングとは、薬品などを使い、遺体に防腐処置を行い、遺体の状態のまま保存することをいいます。日本では遺体衛生保全とも言われています。国内においては、エンバーミング自体の習慣が広まってきたのは最近で、関連の法規制なども整っていない現状もあります。続きを読む

指名焼香

指名焼香とは人物を指名して行なう焼香のことをいい、地域のある風習になります。指名されるのはご家族、ご遺族、故人と近かった関係者などで、指名された方すべての焼香が終わり次第、弔問客の焼香が行なわれます。指名される方の人数は葬儀時間に左右されますが、10組から15組程度がよく見られます。地域によっては町内会長、婦人会の代表など、地域関係...続きを読む

死亡広告

死亡広告とは、遺族などが新聞等に依頼し掲載、告知する広告のことをいい、お悔やみ欄と呼ばれることもあります。新聞社が記事として掲載する「死亡記事」とは異なります。死亡広告欄には通常、物故者の死亡年月、享年、自宅といった基本的な情報のほか、葬儀日程や葬儀場所、喪主の名が記載されますが、どこまで情報を掲載するかは、ご遺族と葬儀社の担当者ま...続きを読む

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