「遺言」に関連する用語一覧

遺産分割協議

遺産分割協議とは、法定相続人が複数存在する場合に、話し合いによって遺産分割を決めることをいいます。相続財産をどのように分割するかは、金額だけで均等に分けることができない不動産などが対象の場合、法定相続人の全員が話し合いを行うことで、全員一致で遺産分割を行います。全員が合意できるような話し合いならばいいのですが、往々にして全ての法定相...続きを読む

遺産相続

遺産相続とは、故人が残した財産を受け継ぐことを言います。一般的に相続をするのは、配偶者と子ども、あるいは孫や親といった近親者が法定相続人となって遺産を引き継ぎます。遺産相続を受けると相続税が遺産を受け継いだ人に課せられます。家族が亡くなると同時に相続が開始されます。相続は相続人が複数いる場合では、遺産分割が解決するまでは、財産を移動...続きを読む

推定相続人

推定相続人とは、現状で相続が開始されたとして、相続人なるであろう者をさして使う言葉です。推定相続人は遺言の証人や立会人にはなれません。故人に生存配偶者や子どもがいれば、推定相続人ということになります。離婚した元配偶者には相続権はなく、故人が亡くなる直前に再婚をしていた場合でも、再婚した相手には配偶者として、相続財産の二分の一を相続で...続きを読む

公証人

公証人とは、裁判官、検察官、弁護士などの法務実務に30年以上かかわってきた人のなかから選ばれ、法務大臣が任命する公務員です。公証人の定年は70歳となっています。当事者や関係人の委託を受けて、公正証書を作成したり、私署証書や定款に認証を与える権限があります。法務局や地方法務局に所属し、管轄区域内に公証人役場を設けて仕事をしています。こ...続きを読む

祭祀主宰者

祭祀主宰者は祭祀を主宰する者のことです。慣習にしたがって、祭祀財産(仏壇や墓)は、祭祀を主宰すべき者が継承します。この場合の祭祀財産は相続財産には含まない考え方を取ります。そのため、墓や仏壇を引き継いで先祖の供養をする人は、祭祀主宰者となります。祭祀主宰者は、遺言で指定したり、生前に指定することもできます。祭祀主宰者と祭祀継承者が必...続きを読む

法定相続人

法定相続人とは、被相続人が亡くなった時、財産を相続する権利がある人をいいます。民法で定められた法定相続人は、まずは亡くなった人の配偶者です。この際、婚姻関係がない内縁の妻や愛人の立場の人には相続権はありません。第1順位で相続ができるのは、被相続人の子どもです。子どもが亡くなっている場合では、その子どもの直系尊属にあたる子どもや孫が相...続きを読む

否認

相続における否認は、相続税対策の一環として行われる、基礎控除額の110万円を活用して、毎年110万円ずつの贈与を行っているケースでおこります。連年贈与とも言われる毎年110万円程度の財産を移動する方法で、税務調査で贈与を否認されるケースがあるのです。連年贈与が認められるためには、3つのポイントがあります。一つは贈与した側が「贈与した...続きを読む

法定相続分

身内がなくなった場合に、その方が財産や借金などを残した場合にはその身内が相続することになります。相続は遺言書で指定することもできますが、法律で定められている「法定相続分」というものが存在し、特に何の遺言などもないような場合には法定相続分に応じた分割が行われます。法定相続分は「法定相続人」の間で分けられる割合のことを言います。法定相続...続きを読む

贈与

贈与とは、双方の同意のもと、財産を受け渡すことをいいます。書面にして正式に行うことで、原則として撤回ができない契約の形をとります。同時に書面によらない贈与においては、当事者がいつでも取り消すことが可能です。すでに履行されてしまった部分に関しては取り消しができないので、注意が必要です。贈与には贈与税がかかります。相続開始前3年以内の贈...続きを読む

生前契約

生前契約とは、自分の葬儀の内容を生前に決めておき、契約しておくという方法です。日本では1990年代からサービスを開始する会社や団体が見られるようになりました。もともとは1910年代にアメリカの葬儀社、スミスジュール社が始めた方法で、2年程度で全米に広がる一大ムーブメントになったといいます。契約社会であるアメリカでは、生前に葬儀内容や...続きを読む

久遠寺

久遠寺とは、山梨県南巨摩郡身延町にある日蓮宗の総本山です。日蓮が開山しました。佐渡での流刑を終えて鎌倉に戻った日蓮は、身延山の西谷に草庵を構えました。その後湯治と小湊の両親の墓参りへ出かけるために下山し、途中滞在した池上宗仲邸で亡くなりました。遺言に従って遺骨は身延山にまつられています。続きを読む

遺言執行者

遺言執行者とは、遺言の内容を実現する任務をもった人のことを言います。遺言により指定することもできますが、指定がない場合や、遺言執行者が遺言が開始された時点で亡くなっている場合などは、相続人などの請求によって、家庭裁判所が選任します。具体的には、相続財産の管理、名義の変更などの手続きを行います。遺言執行者は、相続人の間で協力が得られな...続きを読む

公正証書遺言

公正証書遺言とは、遺言書を公証人が公正証書として作成する遺言です。作成自体が公証人によって行われるため、もっとも安全で確実な遺言方法として知られています。原本が公証役場に保管されることから、紛失、偽造、隠ぺいなどのリスクがなく、相続トラブルを未然に防ぎたい人にもお勧めの方法です。法的強制力があるので、裁判所の判決と同様の効力を持ちま...続きを読む

秘密証書遺言

秘密証書遺言とは、だれにも知られたくない内容がある遺言の場合に便利な遺言書です。内縁関係にある女性との間の子どもの認知、遺産のすべてを血縁ではなく慈善団体に寄付したいなどの際に、秘密厳守で準備が可能な遺言書です。秘密を厳守できるスタイルの遺言状ではあるものの、公証人も遺言内容を確認することができないので、間違いを事前に指摘されない可...続きを読む

自筆証書遺言

自筆証書遺言とは、遺言者が全文、日付、氏名を直筆で書いて押印してある遺言書です。手軽に作成できるスタイルの遺言状ではあるものの、法的に効力のある遺言とするためには、定められている要件を満たす必要があります。自筆証書遺言は家庭裁判所で検認手続きを取る必要があります。夫婦が共同で遺言書を作成することはできないので、別々に単独の遺言書を作...続きを読む

遺言書

遺言書とは、死後の財産の処分の方法、遺言書の指示を誰に実行してほしいか、誰に未成年の子どもの世話をしてほしいかなどを明記した、法的な書類のことをいいます。民法上、効力を持たせるためには規定通りに文章を作成する必要があり、方式に反する遺言は無効になります。満15歳以上なら遺言を残すことが可能です。成年被後見人に関しては、医師2名以上が...続きを読む

遺言

遺言とは死んだあとのことについて言い残した言葉のこといいます。元気なうちに、葬儀や供養の希望の形式を言い残しておく人もいます。「葬儀は故人の強い希望で家族葬や密葬で済ませる」ということを聞くことが増えていますがこれも、遺言の一つの形です。一般的には「ゆいごん」と読みますが、民法上の専門用語では「いごん」と読みます。民法で定められた形...続きを読む

被相続人

被相続人とは、財産を残して亡くなった人のことで、相続人に財産を相続させる立場の人をさします。被相続人は遺言で相続人や団体を指定することはできますが、民法では遺留分が保障されているので、民法で定められた最低額は、配偶者や子どもたちへ配分されることになります。近年では、相続税や相続開始後の家族間のトラブルを避けるため、生前贈与を検討する...続きを読む

相続人

相続人とは被相続人(いわゆる故人)の財産上の地位を継承する人のことです。相続人と被相続人は混同しやすい言葉ですが、財産を相続する側を「相続人」と呼び、故人を「被相続人」と呼びます。相続人は民法によって、被相続人の配偶者、子ども、親、兄弟・姉妹などとなっていて、その順位や相続配分は法律で定められています。家族の構成が複雑化し、少子高齢...続きを読む

事前相談(葬儀)

葬儀は、故人が亡くなったとたんに準備が始まり、数日のうちには終えてしまうというあわただしいものです。最愛の人の死期が迫っているといわれても、どうにか助かってほしいと思うのが、人間として当然の感情ともいえます。時間に追われ、精神的にも疲労困憊した状態で、さらに非日常的な葬儀の知識を持ち合わせていないまま、病院の出入りのところに運搬を任...続きを読む

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