「キリスト教」に関連する用語一覧

礼拝

礼拝とは神を拝むことをいいます。仏教では「らいはい」と読み、イスラム教の礼拝はサラーといいます。キリスト教では主日礼拝を指す言葉でもあります。毎日曜日に教会へ礼拝へ出かけます。日本ではミサを礼拝と同義語として使うこともあります。キリスト教教会における礼拝は、教派ごとに特徴があり、解釈もさまざまです。続きを読む

トンスラ

トンスラとは、カトリック教会において、聖職者になった証しとして、髪の毛を剃ることを指す言葉です。特に頭頂部から後頭部にかけての毛を全て剃り落します。東ローマ、西ローマとケルト系キリスト教ではトンスラの型式に違いがあり、頭部を全部剃り落したり、後頭部を耳から耳まで剃るなどの方法もあったといいます。良く知られているトンスラは、頭頂部を輪...続きを読む

ゴスペル

ゴスペルとは、19世紀に大衆伝道集会で唄われるようになった讃美歌から発生したものです。福音のために始まった創作讃美歌で、黒人霊歌の影響を受けて20世紀からは、多くの讃美歌集に収録されてきました。伝道集会、日曜学校、クリスチャンキャンプなどを通じて、多くの信者に愛されて定着してきた音楽です。主にバプティスト派やペンテコステ派の間で、盛...続きを読む

説教

キリスト教の説教は、牧師や伝道者が教義や教典を口頭で説き明かすことを言います。説教をするには、聖書の心理をひとつの主題に基づいてメッセージとして伝える必要があります。プロテスタント教会では、説教を通して布教活動を行います。古代キリスト教会では、礼拝で聖書を朗読し、聖書の意味を人々に説教することが重要とされてきました。その後カトリック...続きを読む

燭台

燭台は、ろうそくを立てるための足つきの台です。カトリックでは、信者が危篤状態に陥ると司祭を呼び「病者の塗油の秘蹟」を行います。これはカトリックの七つのサクラメントのひとつです。枕元に白布で覆った祭壇を作り、燭台にろうそくを灯して左右に1本づつ置きます。燭台と燭台の間には十字架を立てます。そして聖油壷と聖体、水、タオルなどを置きます。...続きを読む

主の祈り

クリスチャンが神に祈りをささげる時には、あらかじめ決まっている成文や自由な形式の祈祷を用います。主の祈りに節をつけて歌う教派もあります。主の祈りは、成文化された祈りの代表的なものです。新約聖書をもとにしていますが、内容は教派によって若干異なります。イエス・キリストが弟子に教えたと新約聖書にあるように、キリスト教のほぼ全ての教派で、成...続きを読む

ロザリオ

ロザリオとは、カトリック教会で聖母マリアへの祈りを唱える時に使う、数珠状のネックレスのような形をした道具です。小さい十字架がついています。ロザリオを使って行われる祈りも、「ロザリオ」とか、「ロザリオの祈り」とよんでいます。ロザリオの祈りは、カトリック教会では伝統的な祈りです。「アヴェマリア」を繰り返し唱えます。基本となる祈り方が決ま...続きを読む

レクイエム

レクイエムとは、カトリック教会における、死者のためのミサのことをさします。また、そのミサの際に用いる聖歌をレクイエムとよんでいます。ミサは随意ミサとして、葬儀だけでなく、命日にも行われます。レクイエムは安息をという意味があり、ミサの典礼文の冒頭の部分でもあります。この典礼文には曲がついていて、入祭唱から始まります。ミサは入祭文、昇階...続きを読む

旧約聖書

旧約聖書とは、ユダヤ教、キリスト教の正典です。イスラム教でもモーセ五書の詩篇を啓典として用いています。律法(りっぽう)、予言者(よげんしゃ・預言書)、諸書(しょしょ)の三部からなっています。神による天地創造に始まり、紀元前331年までのイスラエル民族の歴史が神による選びと救済の歴史として記されています。旧約聖書には古い契約の意味があ...続きを読む

新約聖書

新約聖書とは、旧約聖書に対し、新しい契約という意味のある、27の文書からなるキリスト教の正典です。ユダヤ教の正典でもある旧約聖書が、モーゼとの契約について記されたものであることに対して、新約聖書ではキリストの誕生後の神の啓示を記したものです。イエス・キリストの生涯と言行を記した福音書と、弟子たちの殿堂記録の使徒行伝、使徒たちの書簡、...続きを読む

前夜祭

前夜祭とは、キリスト教の通夜にあたるものです。カトリックでは通夜の儀とも呼ばれています。通常、故人が所属する教会で行われることが多く、喪主、遺族、親族が前の方の席に、他の参列者は席順にこだわらずに座席につきます。キリスト教では、死は天に帰るということで、必ずしも悲しいことではないという考え方を取ります。前夜祭では、賛美歌を歌ったり、...続きを読む

ミサ

ミサとは、カトリックの典礼で、キリストの死と復活を記念したものです。プロテスタントでは聖餐式にあたるものです。ミサには、司祭が会衆の方を向いて行う対面式と、司祭が東の方向を向き、会衆に背中を向けて行う東面式(背面式)の2種類あります。1960年代に第2バチカン公会議が「多様性における一致」を認めたことで、典礼の大刷新が行われたことを...続きを読む

福音

福音とは、福音書に記されているキリストの生涯や教えのことを表す言葉です。キリストの十字架での死と復活により啓示された救いが教えとなります。福音にはまた、喜ばしい知らせという意味があります。英語では gospel となり、神の救いの物語から来た言葉であることがわかります。続きを読む

洗礼

洗礼とは、キリスト教徒になるために行われる入信儀式です。全身を水に浸す「浸礼・しんれい」、頭に水をそそぐ「潅水礼・かんすいれい」、ぬれた手で頭を押さえて、水に沈めるようなしぐさをする「滴礼・てきれい」の主に3種類の方法で、洗礼の儀式が行われます。水を用いて罪を洗い清めるという儀式になります。キリスト教におけるサクラメントの一つで、ユ...続きを読む

宣教師

宣教師とは、キリスト教を布教する目的で異教国へ派遣される伝道者を指していう言葉です。現代においては、一般的に新しい教えを普及する人としても使われている言葉です。司祭にかかわらず、一般信者も宣教団体などを通じて、布教に派遣されることがあります。また教会や団体を通さず、自分の意思だけで異国への布教活動へ赴く人もいます。派遣先では、布教活...続きを読む

十字架

十字架とは、イエスキリストが磔刑にされたことから、キリスト教の象徴とする十字形のものです。贖罪の犠牲になったキリストの苦難、人類救済のための自己犠牲、罪や死に対する勝利、愛などのシンボルとして、礼拝の対象となっています。立体のものを十字架、平面に書かれたものを十字と呼んでいます。続きを読む

賛美歌

賛美歌とは、キリスト教の神や聖人をたたえた賛美の歌です。一般民衆が歌うために作られた歌で、信仰を励ます歌です。礼拝や集会などで一斉に歌うことが多いものです。プロテスタントを中心に、西方教会で歌われるものを指します。これに対してカトリック特定の典礼歌は、賛歌と呼ばれています。祈?書にある祈りの言葉を音楽的に詠むものです。続きを読む

聖書

聖書とは、ユダヤ教やキリスト教の聖典で、旧約聖書と新約聖書の総称です。ユダヤ教徒にとっては、旧約聖書が唯一の聖典となりますが、キリスト教徒は双方を聖典としています。旧約聖書は部分的にヘブライ語やアラム語で書かれています。新約聖書の一部はギリシャ語で書かれています。聖書は古代イスラエル民族と原始キリスト教との歴史の流れの中、一人の登場...続きを読む

牧師

牧師とは、プロテスタントの聖職者のことです。カトリックとは違い、牧師は一人の信徒として、一般信徒と同じ立場をとります。按手礼を受けて聖職につきます。牧師という言葉は、羊飼いという意味で、キリスト自らが、自分を羊飼いになぞらえたことから来た言葉と言われています。万人司祭とも言われます。牧師は礼拝をおこなうのも重要な仕事です。カトリック...続きを読む

神父

神父とは、カトリックや正教会における司祭を表します。一般の信徒が司祭を呼ぶときに使う言葉です。使徒継承の階級があり、職は代々継承していきます。また、父としてカトリック信徒の世話に、一生を捧げます。通常、既婚者が神父になることはできませんし、独身者が神父になった場合は、結婚が許されません。また、女性の神父は存在しません。懺悔聴聞といっ...続きを読む

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