「仏教」の検索結果

仏教の用語

禅宗

禅宗とは、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗に代表される座禅を用いた修行を行う仏教の宗派です。全ての人には、内面に仏性があり、それを再発見するためには座禅の修行を行い、仏教における心理を体験をもって知るとされています。インドに始まった禅を6世紀の前半に達磨が中国へ伝えて発展させました。日本では鎌倉時代の初期に栄西の臨済宗、道元の曹洞宗、江戸時代...続きを読む

寺請制度

寺請制度とは、江戸時代にキリスト教を排除する目的で「すべての人は寺院の檀家となり、寺院から寺請証文を受け取ること」を強要した制度です。檀家は特定の寺院に所属することでお布施を払い、葬儀や法要の一切をおこなってもらうことになります。寺院はお布施で潤うことになりますが、同時に檀家の管理を請け負う責任を持たされることになりました。事実上寺...続きを読む

袈裟

袈裟とは、僧侶が身につける衣装のことで、インドの僧侶が身にまとっていた布からきた言葉です。本来、僧侶は出家し、財産になるような私有物を持つことができなかったため、端切れ布を拾い集めて身を覆うための布を作り、それを用いたことから、袈裟が始まりました。袈裟には、作業着の安陀会、普段着の鬱多羅僧、儀式や訪問着とされる僧伽梨の3種類があり、...続きを読む

永平寺

永平寺とは、福井県吉田郡永平寺町にある、曹洞宗の大本山です。道元が開山しました。出家参禅の道場として名高く、敷地には山門、仏殿、法堂、僧堂、大庫院、浴室、東司など修行の中心となる七堂伽藍の他にも、大小70余りの殿堂楼閣があるといいます。室町時代に天皇から「曹洞宗第1道場」の勅額を贈られたことから、その歴史は始まったといいます。樹齢6...続きを読む

檀家制度

檀家制度は、江戸時代の寺請制度がその始まりと言われています。檀家が、特定の寺院に所属して、葬祭供養一切をその寺院に任せる代わりに、布施として経済支援を行うことが檀家制度です。江戸時代は、宗旨人別帳などと呼ばれる戸籍台帳のようなものを寺院が作成管理していました。これには檀家の家族、奉公人、出入りの行商人などのすべての項目があり、名前、...続きを読む

施餓鬼

施餓鬼とは、お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つです。餓鬼(がき)とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。施餓鬼とは、そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。施餓鬼法要のお供え物...続きを読む

文殊菩薩

文殊菩薩とは、大乗仏教の菩薩で、智慧をつかさどる仏とされています。インドに実在した人がモデルとも言われてています。普賢菩薩とともに、釈迦の脇侍になっています。文殊菩薩像は、獅子の背の蓮華座に結跏趺坐し、右手に利剣、左手に経典を載せた青蓮華を持っています。密教の文殊菩薩像では、童子形のものも見られます。禅宗では、修行僧の姿をあらわす聖...続きを読む

宗旨宗派問わず

霊園の募集で「宗旨宗派問わず」という場合には、実際にはさまざまな解釈があります。霊園と言っても、寺院墓地、民間墓地、公営墓地とそれぞれに特徴がありますから、文字通り(仏教徒であれば)宗旨宗派は問わずに墓所を構えることができる公営霊園や、民営霊園もあります。「宗旨宗派問わず」だけでなく「宗教問わず」となっていれば、どんな宗教を信仰して...続きを読む

宗旨替え

宗旨替えとは、広義に言えば自分が信仰している宗旨宗派を変更することです。仏教なら仏教の中で宗旨宗派の変更を行うなど、同じ宗教間での変更を指す言葉です。狭義で言えば、寺請け制度の菩提寺を別の宗旨の寺に変更することをさします。その寺院の檀家をやめて、別の寺の檀家になることです。続きを読む

お経

お経とは、釈迦の教えを口伝で伝えたものを、誰でも読めるようにまとめたものをさします。お経はインドの経典が中国を経由して日本に伝わりました。日本国内のお経の種類は、俗に八万四千などとも言われていますが、正確な数はわかっていません。続きを読む

精進料理

精進料理とは、野菜、豆、穀類を工夫して調理した料理です。仏教では、殺生が禁じられているため、肉食はできません。そのため、僧が食べる食事は、精進料理が基本になります。美食を戒め、粗食であれという行でもあります。精進料理の精進は、ひたすらに仏道修行に努めることで、悟りを極めるための食事という意味もあります。続きを読む

守護神

守護神とは、国家、特定の地域、個人などを守護し、加護を与えるといわれる神のことです。国土を守る国魂神、海上を守る住吉神、春日神は氏神で氏族の守護神です。災いを防ぎ、災難から守ってくれる神さまです。英語ではguardian angelなどとも言われます。守護神は、神的階層のパンテオンの上位を占めていることが多く、人物の守護霊は誕生とと...続きを読む

葬儀社

葬儀社とは、葬儀に必要な支度を調達し、葬儀を執り行う役割を請け負う仕事を行う会社です。また、葬儀を行う仕事やそれに就業する人のことを指します。葬儀や葬祭を執り行う際には、公的な資格や免許はありません。誰でも葬儀社を始めることができます。民間資格の中には、葬祭ディレクター、仏事コーディネーターといったものがありますが、必須条件ではあり...続きを読む

墓じまい

墓じまいとは、後継者がいなくなった墓や、遠方でお参りにいけない、などを理由に墓を引越しする(改葬する)際に、解体、撤去することをいいます。墓を撤去する際には、使用権を返還する手続きを取ります。その際、現在使用している墓所に関しては、更地の状態に戻して返還することになります。仏教の場合、解体する前に「魂抜き」と呼ばれる供養を行います。続きを読む

国教

国教とは、国が特定の宗教を公認、統制、保護する宗教のことです。国教のある国では、その宗教の教義が、その国を統治する際の根本原理になっています。国家行事でもその儀礼にのっとって行われます。キリスト教を国教としているのは、アルゼンチン、コスタリカのローマ・カトリック、ギリシャ、フィンランド、キプロスの正教会、イングランドの聖公会などがあ...続きを読む

総本山

総本山とは、仏教で各宗派の本山を取りまとめている寺院を指す言葉です。総本山にはその宗派の頂点に立つ門主、法主などがいます。江戸時代に宗教統制の目的で、本山、末寺の制度が確立され、本末制度として確立していきました。全ての寺院は宗派の本山寺院に支配されるため、幕府は総本山だけを管理すれば良かったためです。続きを読む

無縁仏

無縁仏とは、弔う縁者がいないため、さまよっている霊魂のことで、遊魂とも言います。供養されないため、常に空腹で、安らかな死が迎えられず、怨念を持って迷っているため、たたりを起こすなどとも考えられ、仏との因縁を結んだことがない霊とされています。そうした仏教の考え方から転じて、供養する親族、縁者のいなくなった仏像、石仏などのことも表します...続きを読む

弁財天

弁財天とは、仏教の守護神の天部のひとつ、ヒンドゥー教の女神、サラスヴァティーが仏教や神道に取り入れられた呼び名です。日本には古来から八百万の神々がいますが、七体の神仏を選んで七福神としました。その七福神の中で紅一点の存在で、琵琶を弾く姿でも良く知られています。もともとは川の女神で、水の流れがさらさらと聞こえることから、弁舌や音楽の女...続きを読む

雑密

雑密とは、真言密教や天台密教が成立する前に、奈良時代にはあったという初期の密教です。大日如来出現以前の密教を雑密といい、これが密教の初期と考えられています。雑密には呪術的な要素が多く、体系化される以前の密教で、祭祀宗教であるバラモン教のマントラの影響を強く受けています。雑密の修行は山の祖霊を信仰する山岳信仰に基づいたもので、インドの...続きを読む

狛犬

狛犬とは、神社や寺院の入口の両わきや、本殿の正面左右にペアで置かれている犬や獅子に似た守護獣です。想像上の生き物といわれています。向かい合わせに置かれていたり、参拝者の方を向いていたりするのが一般的です。日本に伝わった当初は、角がある狛犬と、角のない獅子がペアになっていました。現在では、獅子、獅子の組み合わせが多くなり、呼び名は狛犬...続きを読む

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