「仏教」の検索結果

仏教の用語

大乗仏教

大乗仏教とは、仏教の二大流派のひとつです。大乗の乗は、乗るという意味。小乗仏教に対して、乗り物が大きく、どんな人でも信仰があれば、救われるという意味があります。自分より先に衆生(しゅじょう・命あるものすべて)を救済することを優先し、自分が救われるかどうかは、仏に任せるという考え方です。自分の成仏を求めるためには、最初に一切衆生を救い...続きを読む

四苦八苦

「四苦八苦して生きてきた」など日常でも聞かれる「四苦八苦」は仏教用語に由来する言葉と言われています。人生におこる4つの苦しみと生きる中でおこりうる更に4つの苦しみ。合わせて8つの苦しみを四苦八苦と言います。人生におこる4つの苦は、「生老病死(しょうろうびょうし)」。生まれ、老い、病にかかり、そして死んでいく。人生に代表されるこの4つ...続きを読む

仏具

仏具とは、仏教儀式で使う道具や、僧侶が使う装飾品などをさします。仏を供養する仏供器、修法のための密教法具、僧侶のための僧具といったものからなっています。仏具は宗旨、宗派によって種類に違いがあります。仏具の基本的なものは、一般に三具足と呼ばれる香炉、燭台、華瓶です。続きを読む

七福神

七福神とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の7つの神さまを称していう言葉です。福をもたらすとされています。七難即滅、七福即生と言われるように、七福神をお参りすれば、七つの難から逃れるとも言われ、室町時代から庶民に親しまれてきました。続きを読む

木柾

木柾は、仏教の法具のひとつです。日蓮宗や法華宗の寺院の須弥壇や家庭の仏壇で題目をあげる際に用いられる打楽器です。他の宗門における木魚にあたる法具ですが、木魚とは形体や音色に違いがあります。畳台や座布団のような台の上に乗せて、唄題や読経の際に先端に木製の球がついたバチで叩き拍子をとります。平たく低い形体で、円形だけでなく、四角形の枕型...続きを読む

修多羅

修多羅とは、浄土宗などで七条袈裟を着用する際に掛ける組紐のことです。七条袈裟は全体に着丈が長く、左肩から左腕まで覆うように身に着け、右脇の下で前にまわして修多羅の紐で右胸と左肩を結びとめます。修多羅を七条袈裟に結ぶときには、紐に裏表があるので注意します。七条袈裟には2か所で結びます。上は内側でしっかり結び、下は外側で余裕を持たせて結...続きを読む

金剛杵

金剛杵は、仏教の修法に用いる法具で外道悪魔や煩悩を破るとされています。杵のような形をしていて、中央の握る部分が細くなり両端に刃や鋸がついています。刃の形や数などで種類はいろいろあります。真鍮や鋼といった材料を用いて作られます。インドのバジラといわれる武器からきています。雷をかたどったものともされていて、雷霆神インドラの持ち物としても...続きを読む

住職

住職は、寺の長である僧侶のことをいいます。仏教の職名であり、宗派ごとに、住職になるための資格規定が設けられています。寺院によっては女性の住職を認めていなかったり、僧侶はいても住職のいない無住という状態のところもあります。住職以外にも、和尚、法印、阿闍梨、老師など、宗派によってさまざまな呼び名があります。住職になることは出世と言われ、...続きを読む

庫裏

庫裏とは、仏教寺院の伽藍(寺院の建物)のひとつです。庫裡と書くこともあります。「裏」も「裡」もどちらも内や中という意味があります。寺院の台所であり、居住する場所を意味します。大規模な寺院では、独立した建物になっていて、歴史の古い寺院においては、庫裏の建物が文化財に指定されているものもあります。中小規模の寺院では、建物として独立してい...続きを読む

お布施

お布施(布施)とは、僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すことをいいます。または、本尊へお供えするという考え方をとります。読経や戒名の対価という意味ではないので、読経料や戒名料という言葉は使いませんのでご注意ください。お布施を渡す時は、半紙に包むか、白封筒に入れ水引は掛けません。「御布施」と表書きをするか何も書かなくてもよいと...続きを読む

生老病死

生老病死とは、仏教用語です。生まれること、老いること、病気になること、死ぬことの4つの苦のことをいいます。苦は「苦しみ」という意味ではなく「自分の思うようにならないこと」の意味で、生きている限りは避けることのできない、この世での人間の苦悩のことです。仏教における苦というのは、サクスクリット語のドウクハのことです。ドウクハのドウは、悪...続きを読む

供養

供養とは、仏や菩薩、諸天などの相手に尊敬の念から香華(こうげ)、燈明、飲食(おんじき)などの供物を心から捧げることを言います。サンスクリット語が元になっているといわれ、「尊敬」を意味する言葉の訳と言われています。死者の霊に供物を捧げるなどして、冥福を祈ることを言いそのことを追善供養と呼びます。続きを読む

大仏

大仏とは、巨大な仏像を表す言葉です。仏像の基本寸法は丈六(じょうろく)といわれ、一丈六尺(約4.85m)の整数倍、または整数分の一で造られることが多く、立像で高さが一丈六尺(約4.85m)よりも大きなものを大仏と呼ぶことが多いです。この大きさの基準は、釈迦の身長が一丈六尺(約4.85m)だったという説や、仏や菩薩が化身してこの世に現...続きを読む

法話

法話とは仏法の教義などを説くことを言います。一般的には僧侶など仏教に携わっている人物が、仏教の教えに基づいた話しを分かりやすく説き聞かせることを言い、別名「説教」とも言います。説教というと、悪いことをした時に一方的に叱られるというイメージがありますが、本来は「良い教えを説いていく」事を言います。特定の決まった話しがあるわけではなく、...続きを読む

不動明王

不動明王はもともとはヒンズー教の三大神の一人である「シヴァ」とされており、不動明王を祀る仏教は密教の一つです。また不動明王は五大明王の一人であり、五大明王の筆頭とされています。一般的な仏教でのご本尊や仏像は優しい姿をしたものが多いですが、不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから恐ろしい表情をしているとされて...続きを読む

上座部仏教

上座部仏教とは、出家して悟りをひらき、煩悩の苦に満ちた生を解脱するという考え方の仏教です。小乗仏教とも呼ばれていましたが、大乗仏教から見て批判的な意味を持つことから、現在では、上座部仏教と呼ばれるようになっています。大乗仏教が北インドから東アジアにかけて広がったことに対し、南インドから東南アジアを中心に定着した考え方で、仏教信仰があ...続きを読む

華厳宗

華厳宗とは、大乗仏教の宗派のひとつです。華厳経を所依とし根本聖典にしています。独自の教学体系を立てています。開祖は杜順で、第二祖が智儼、第三祖は法蔵、第四祖は澄観、第五祖の宗密へと相承されています。華厳教学は、天台教学に並ぶ仏教の代表的な思想です。華厳宗では四法界と言う世界感があります。人間の考える実法界、自我を捨てた虚無の理法界、...続きを読む

鑑真

鑑真とは、奈良時代に日本に仏教の教えを正しく広めるため活動した帰化僧です。日本に律宗を開いた開祖です。唐の揚州江陽県の生まれで、14歳で得度し、20歳で長安に入り、翌年から律宗・天台宗を学だといわれています。当時の日本には伝戒師が必要で、聖武天皇は優秀な僧を探していたため、742年に日本から唐に渡った僧・栄叡、普照などに戒律を日本に...続きを読む

色即是空

色即是空とは、仏教の言葉で、現世にあるあらゆる物事や現象には、すべて実体はなく、空無であるという意味です。色即是空の色は、サンスクリット語ではルーバといいます。この世の中で起こるすべての物事や現象をあらわし、空は実体がないことを意味しています。色即是空の即是は、二つのものは全く一体不二であることをいいます。この世にあるすべてのものは...続きを読む

宝珠

宝珠とは、災難を除き、濁水を清くするといわれ、思い通りになる珠のことです。宝珠を得るとどんな願いもかない、欲しいと思っている宝物を作り出すといわれています。増益の現世利益を祈る対象です。宝珠は、すべての海水と魚を飲みこんでしまうといわれるインドの伝説の怪魚マカラの体内や、龍神の脳から出たとも言われています。手に宝珠を持っている龍神の...続きを読む

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