永平寺

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永平寺とは

永平寺とは、福井県吉田郡永平寺町にある、曹洞宗大本山です。道元が開山しました。

出家参禅の道場として名高く、敷地には山門、仏殿、法堂、僧堂、大庫院、浴室、東司など修行の中心となる七堂伽藍の他にも、大小70余りの殿堂楼閣があるといいます。

室町時代に天皇から「曹洞宗第1道場」の勅額を贈られたことから、その歴史は始まったといいます。

樹齢600年といわれる老杉など深い森に囲まれ、現在でも200名前後の雲水たちが、厳しい禅の修行を営んでいます。

永平寺の歴史と今

比叡山に出家した道元は、従来の仏教の教えに疑問を抱きはじめ、中国へ渡ります。

中国から戻った道元は、比叡山の旧仏教勢力からの迫害をのがれ、福井県に傘松峰大佛寺を建立しました。これが永平寺の前身です。

永平は中国に初めて仏法が伝来したときの元号からきていて、永久の和平の意味があるといいます。

道元没後は、道元を福井へ招き入れた外護者の波多野氏の援助も弱まり、一時は廃寺寸前まで衰えたものの、5世義雲が復興させます。

曹洞宗の本山は、永平寺と総持寺の二か所あります。

1749年に再建された三門は、修行の際の入門口にあたり、四天王像が安置されています。

<関連する用語>:道元 曹洞宗 臨済宗 禅宗 禅堂

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