「寺」の検索結果

寺の用語

金仏壇

金仏壇は、白木の材質に、金粉や金箔を施して仕上げた仏壇のことです。蒔絵、彫刻など日本の伝統工芸の技法を垣間見ることができます。浄土真宗では金仏壇を持つことが一般的です。金仏壇は全国に産地がありますが、経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けているだけで、15の産地(名古屋仏壇・京仏壇・大阪仏壇・広島仏壇など)があります。それぞれの産...続きを読む

仏壇

仏壇は、家庭で仏様にお参りするための厨子で、先祖代々をお祀りする祭壇です。仏像の内部には、各宗派の本山寺院の仏堂を似せた作りになっています。中には本尊や位牌を収めます。仏壇の起源は諸説あるものの、おおむね江戸時代に寺請制度が始まり、菩提寺を定め、その檀家になることが義務付けられた時点で、庶民に深く浸透していきました。先祖の命日には僧...続きを読む

埋葬許可証

埋葬許可証は、お墓に遺骨を埋葬する際に必要な書類です。日本の法律では、お墓に勝手に遺骨を埋葬することはできません。自治体に提出した死亡届、死亡診断書を持って、火葬許可証が交付されます。火葬場で荼毘にふす際に、火葬許可証が必要になります。火葬が無事に終わったら、火葬許可証にその旨が明記されて、遺族の元に戻ります。その書類が、そのまま埋...続きを読む

献灯

献灯とは、葬儀などにおいてロウソクに火を灯すことをいいます。古来より、火には不浄を焼き払うという意味があり、忌火と称されとても重視され、そこから葬儀の開式の時にローソクに火を点ずることとしても用いられています。神社や寺で灯明を奉納することを指す他に、その灯明の事を献灯と呼ぶこともあります。最近では、無宗教の葬儀など、キャンドルを使っ...続きを読む

享年

享年とは、生きた年数を、現在一般的に用いる満年齢とは異なる「数え年」で表したものを享年と呼びます。数え年は、0歳という考え方はなく生まれた年を1歳と数え、毎年の元旦ごとに年が増えていく数え方で、誕生日がいつであるかに関係なく国民全員が正月に1歳、年をとります。そのため、享年と実年齢(数え年と満年齢)では、1歳から2歳のずれがあること...続きを読む

枕団子

枕団子とは、亡くなった方の枕元に供える、うるち米の粉で作っただんごのことです。枕団子は、枕飯とともにお供えされます。枕団子や枕飯は、亡くなった人が善光寺詣りに行く時の弁当にするとか、古来は亡くなった人を蘇らせるために、貴重な白米や団子をお供えして、それが食べたければ蘇生するのではとお供えした、などの諸説があります。続きを読む

灯籠

灯籠とは、灯りをともすために使うもので、神社や仏前の灯火を風などから守り、消さないようにするために、木枠などで囲った形をしています。また、お寺の庭園などの野外用としては、石灯籠や金属製の銅灯籠など、丈夫な素材でできているものがあります。仏教とともに日本に渡来し、奈良時代に寺院建設が盛んになると同時に、広まりました。灯籠は、上からつり...続きを読む

お焚き上げ

お焚き上げ(ここではお葬式後のお焚き上げを指します)は、粗末に扱うことができない神仏にかかわるものを、お寺や神社の庭で焼いて供養することからはじまりました。庭燎焚き(にわびたき)と言われるものがそのゆえんといわれています。近年では、年末や正月に神社の境内などでお札、お守り、神棚などを焚き上げて供養する行事・法要としてもみられます。今...続きを読む

塗位牌

塗位牌とは、四十九日の忌明け後に、仏壇に祀られ、その後末永くお祀りすることになる位牌(本位牌)をいいます。本位牌のうち、漆を塗り、金箔や金粉などを使ってあるものを特に「塗位牌」と呼び、多く見られます。黒檀や紫檀を用い「唐木位牌」と呼ばれるものもあります。表には、戒名と没年月日を、裏には、俗名と享年を彫ります。白木位牌に書いてあった、...続きを読む

単立

宗教法人には、単位宗教法人と包括宗教法人があり、単位宗教法人はさらに、被包括宗教法人と単立宗教法人に分かれます。被包括宗教法人は、上位の団体の下に属する宗教法人という意味です。単立とは、上位団体に属さない宗教法人のことを指します。宗教法人は一般的に宗派、教派があり、そのため上位組織に属しているのが伝統宗教と言えるものですが、単立宗教...続きを読む

樒は、寺や墓地に植えたり、仏壇のお供えにつかう植物です。宗派に関係なくお供えに使われます。特に関西地域では、葬儀の会場に飾る習慣があります。地方によっては、これが花輪になっていることもあります。独特の香りがあり、お香をたくのと同じ効果があるといわれています。自宅での葬儀の際には、玄関に樒を立てて、悪霊除けや、お清めに使いました。毒性...続きを読む

白木位牌

白木位牌とは、葬儀の時、祭壇の上に安置するための仮の位牌です。塗りのない位牌で、享年、俗名、戒名などが記されています。四十九日に弔明けになると、塗位牌(本位牌)を作ります。野位牌とも言われ、本来は野辺送りの時に、遺族が埋葬地まで棺を運ぶ参列の際、喪主が持っていくことから、その名がついたといわれています。続きを読む

過去帳

過去帳とは故人の戒名(法名)、俗名(生前の名前)、享年、死亡した年月日などを記録しておく帳簿のことです。折り本形式のものが多いため、過去帖と書くこともあります。寺院には檀家の方々の過去帳があるほか、各家庭の仏壇にも置かれます。書かれている内容はお位牌や法名軸と同様ですが、お位牌や法名軸は数が増えて置ききれなくなってしまったり、老朽化...続きを読む

踊り念仏

踊り念仏とは、踊りながら太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、念仏を唱えることを言います。起源は平安時代中期の僧空也にあるとされています。その後鎌倉時代に一遍(1239~1289)が門弟とともに各地を遊行しました。(遊行:僧が布教や修行のために各地を巡り歩くこと)彼らは一念の信を起こし、念仏を唱えた者に札を与えました。このことを賦算(ふさん...続きを読む

枕経

枕経とは、亡くなっていく人を仏弟子にして往生してもらうために、臨終を迎えつつある方の枕元で上げるお経のことです。現在は亡くなってからの読経が一般的です。仏式の場合、亡くなったら檀那寺(菩提寺)に連絡し、枕飾りのできたところで僧侶に読経していただきます。ご遺族も同席しますが、喪服である必要はなく平服(普段着)で構いません。祭壇の必要も...続きを読む

門徒

門徒とは元々「同じ宗派を信仰している人々」を指す言葉でしたが、一般的には、浄土真宗を信仰する人のことを言います。浄土真宗では「檀家」という言葉を用いず、門徒と呼びます。これは浄土真宗の教えが家よりもまず個を重んじ、個の救いが家、社会に広まることを願っているためです。また、浄土真宗そのもののことを門徒宗と呼ぶこともあります。続きを読む

法名

戒名と同じく、仏弟子になった証として授かる名前であり、浄土真宗など、戒律という考えを取らない宗派戒名とは、戒名ではなく法名とよびます。浄土真宗では、 釈○○(男性)※本願寺派は、男女とも3文字 釈尼○○(女性)という3文字または4文字が法名の基本となります。釋の漢字の場合もあります。信士(しんし)・信女(しんにょ)といった他宗派でよ...続きを読む

寺院墓地

墓地には寺院墓地、公営霊園、民営霊園の3つがあります。寺院墓地とは、お寺が管理・運営をしているお墓のことです。お寺の境内に墓所がある場合が多いですが、最近は郊外に墓所を造成しているお寺も増えてきています。寺院墓地にお墓を持つと、お寺の檀家となり、宗旨・宗派はそのお寺の教えに従っていくことになります。寺院墓地の特徴は、・寺院の檀家にな...続きを読む

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

ランキングRanking

enな人々

もっと見る

あなたに
おすすめ記事Recommend