「葬儀マナー」に関連する用語一覧

イスラム教

イスラム教とは、アラビアのメッカ、現在のサウジアラビアで預言者のムハンマドが創唱した宗教をいいます。ユダヤ教やキリスト教と同じ一神教で、偶像崇拝を禁止し、コーランを唯一の聖典とします。信仰は六信といわれる、唯一の神アッラー、天使、コーランの啓典、預言者、終末と来世、天命を信じることが信仰内容になっています。五行という基本的義務があり...続きを読む

聖書

聖書とは、ユダヤ教やキリスト教の聖典で、旧約聖書と新約聖書の総称です。ユダヤ教徒にとっては、旧約聖書が唯一の聖典となりますが、キリスト教徒は双方を聖典としています。旧約聖書は部分的にヘブライ語やアラム語で書かれています。新約聖書の一部はギリシャ語で書かれています。聖書は古代イスラエル民族と原始キリスト教との歴史の流れの中、一人の登場...続きを読む

柏手

柏手とは、神様を拝むとき、両手を合わせて音を立てる作法です。音を立てる際、2,4,8回と鳴らすマナーがありますが、一般の神社祭式では、2回鳴らすことが知られています。しかし伊勢神宮のように、8回鳴らすものもあります。これは八開手(やひらで)と言われています。一般的な二拝二拍手一拝などの3回以下の柏手は、短拍手、短手と呼ばれています。...続きを読む

仏教

仏教とは、紀元前5世紀ころ、釈迦がインドで始めた宗教です。釈迦が菩提樹の下で悟りを開き、80歳で入滅するまでに説いた教説が基本となっている宗教です。当時のバラモン教の影響下で、批判的なものとして発生したとも言われています。キリスト教、イスラム経と並び世界三大宗教の一つとされ、世界中に約5億人とも言われる教徒がいるといわれています。日...続きを読む

悲嘆

悲嘆は、英語のグリーフにあたる言葉です。人の死を通じて人間が感じる感情のひとつです。この悲しみを乗り越えていく作業をグリーフワークといいます。人は身近な人を失うと、程度はさまざまでも、必ずこの悲嘆の時期をプロセスを追って体験します。死を通じて悲嘆を感じる場合には、二つの死があるといいます。一つは自分の死(死期を迎えることへの悲嘆)で...続きを読む

花環

花環とは、葬儀など弔事用に使用するものは、白と黒を基調にしたものを用います。花環の下の部分に贈り主の名前が記載されて、葬儀の会場に飾り付けられます。花環を贈るさいには、二本で一対の形で贈るところもあります。花環の料金には、送料、設置、撤退の作業の料金が含まれているのが一般的です。会場によっては設置できないところや、設置するために別途...続きを読む

居士

居士とは、出家せずに、家庭で修行をする仏教徒を表す言葉です。男性の在家仏教徒という意味です。家に居る士ということから名前がつきました。一般の信者と違って、出家こそしていないとはいえ、仏教の知識や経験においては、僧侶と同程度の力量を持っているという意味があります。また、戒名の最後の位号と呼ばれる部分につける敬称にも使われています。居士...続きを読む

喪中はがき

喪中はがきとは、近親者が亡くなって1年以内の正月に出す、年賀状の代わりになる挨拶状のことをいいます。少し早目の12月上旬には届くよう、準備は11月には開始するようにします。喪中ハガキは、年賀状が書けない理由をお知らせするものなので、近況報告などは書かないのが一般的です。特に慶事に関することを書かないのがマナーになります。続きを読む

喪中

喪中とは、近親者が亡くなった時、その死を悲しんで一定の期間、喪に服すことをいいます。親族を亡くした遺族が身を置く、禁忌状態ともいえます。死後1年を指す場合が多く、禁忌事項の内容、宗派と死者との関係によって、喪に服す期間はさまざまです。死は穢れである考え方に基づき、一時的に社会的な慶事から外れるという意味合いもあります。続きを読む

逆さ事

逆さ事とは、葬儀に関係するものごとを行う際に、通常とは逆の方法で行うことを言います。亡くなった人に着せる死装束は、着物を左前にあわせて着せたり、枕もとの屏風をさかさまに立てて飾ることなどは良く知られています。足袋を左右逆にはかせる、洋服を寝具にかけるときには、裾にあたる方を頭の方に、襟にあたる部分は足元へという風に、左前に着せる和服...続きを読む

香典袋

香典袋とは、お香典を入れる不祝儀用の袋のことです。香典とは線香や花の代わりにもなるもので、通夜か葬儀・告別式の際に持参し、現金を香典袋に入れてお供えします。葬儀に持参することができない場合は現金書留などを用いて郵送します。香典袋の仕様に関しては、宗教、宗派、その地方のしきたりにより様々な形式がみられます。続きを読む

しのび手

しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことです。神社に参拝する時に音をたてて行う柏手(かしわで)に対して、神道の葬儀では音を立てない「しのび手」を用います。神式の葬儀では玉串奉奠のあとに、祭壇に向かって「二礼・二拍手・一礼」をします。この際の二拍手は、右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないようにそっと打ちます。神道の葬祭...続きを読む

グリーフケア

グリーフケアとは、身近な人を亡くし、大きな悲しみに暮れている人をサポートする、遺族ケアの一環です。グリーフケアには、大切な家族を失った人が、どのようなプロセスを経て、精神的、肉体的に立ち直り、正常な日常生活へ戻っていくかを考え、それをサポートする役割を果たします。一般的にはショック期、喪失期、閉じこもり期、再生期などを経て、新たな社...続きを読む

お香典(香典)

お香典とは、故人の霊前に供える金品のこと、お香や花の代わりとしたものです。急な不幸で出費があるということへの、助け合いの意味も込められています。一般的に香典袋に入れて、通夜、葬儀、告別式の時に持参します。この際、表書きや袋、のしは宗教、宗派、地方によって異なるので、事前の確認が必要です。御霊前、御香料、御香典、御仏前などの表記や、御...続きを読む

冥福

冥福とは死後の幸福を表す言葉です。死後の世界を「冥界」と言うため、その文字がとられています。弔意を表す言葉として、「冥福を祈る」という言葉がよく使われます。死者が冥土の旅を無事終えて、良い世界に転生できるように、との思いが込められています。続きを読む

過去帳

過去帳とは故人の戒名(法名)、俗名(生前の名前)、享年、死亡した年月日などを記録しておく帳簿のことです。折り本形式のものが多いため、過去帖と書くこともあります。寺院には檀家の方々の過去帳があるほか、各家庭の仏壇にも置かれます。書かれている内容はお位牌や法名軸と同様ですが、お位牌や法名軸は数が増えて置ききれなくなってしまったり、老朽化...続きを読む

踊り念仏

踊り念仏とは、踊りながら太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、念仏を唱えることを言います。起源は平安時代中期の僧空也にあるとされています。その後鎌倉時代に一遍(1239~1289)が門弟とともに各地を遊行しました。(遊行:僧が布教や修行のために各地を巡り歩くこと)彼らは一念の信を起こし、念仏を唱えた者に札を与えました。このことを賦算(ふさん...続きを読む

法名軸

法名軸とは浄土真宗で位牌の代わりに用いられる掛け軸のことです。浄土真宗は原則として位牌を用いません。地方によっては葬儀のときのみ、白木の位牌(法名札)を用いることがありますが、その場合でも本尊と並べたり、本尊の前に置いてはいけないとされています。位牌の代わりに法名軸に法名を記し、仏壇の内側の側面にかけます。側面にかける理由は、礼拝の...続きを読む

法名

戒名と同じく、仏弟子になった証として授かる名前であり、浄土真宗など、戒律という考えを取らない宗派戒名とは、戒名ではなく法名とよびます。浄土真宗では、 釈○○(男性)※本願寺派は、男女とも3文字 釈尼○○(女性)という3文字または4文字が法名の基本となります。釋の漢字の場合もあります。信士(しんし)・信女(しんにょ)といった他宗派でよ...続きを読む

戒名

戒名とは、仏教において受戒した者に与えられる名前であり、仏弟子になり、戒律を守る証として与えられるものです。今では戒名は、死後に付けられることが多いですが、本来は、生前に仏弟子になった時にいただくものです。生前に戒名をいただいている場合、死後にあらためていただく必要はありません。浄土真宗では戒律がないという考え方をしますので、戒名で...続きを読む

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