「お寺」に関連する用語一覧

鑑真

鑑真とは、奈良時代に日本に仏教の教えを正しく広めるため活動した帰化僧です。日本に律宗を開いた開祖です。唐の揚州江陽県の生まれで、14歳で得度し、20歳で長安に入り、翌年から律宗・天台宗を学だといわれています。当時の日本には伝戒師が必要で、聖武天皇は優秀な僧を探していたため、742年に日本から唐に渡った僧・栄叡、普照などに戒律を日本に...続きを読む

役僧

役僧とは、葬儀や法事などで導師について従う僧のことです。伴僧とも言われます。葬儀を取り仕切るのは導師ですが、規模の大きな葬儀になると、導師の次に格がある脇導師が来て、その下に役僧がいます。導師は菩提寺の住職など、住職資格を保有している僧侶でなければなりません。菩提寺より寺格が上の寺院から、葬儀や法事のために来てもらうこともできるでし...続きを読む

文殊菩薩

文殊菩薩とは、大乗仏教の菩薩で、智慧をつかさどる仏とされています。インドに実在した人がモデルとも言われてています。普賢菩薩とともに、釈迦の脇侍になっています。文殊菩薩像は、獅子の背の蓮華座に結跏趺坐し、右手に利剣、左手に経典を載せた青蓮華を持っています。密教の文殊菩薩像では、童子形のものも見られます。禅宗では、修行僧の姿をあらわす聖...続きを読む

大本山

大本山とは、総本山の下にあって、所属の末寺を統括する寺院をさします。総本山が各宗派の本山を取りまとめる最高位の寺院とすると、大本山はその次に位の高い寺院です。位の高い順にいえば、総本山、大本山、本山といった風になります。別格本山という寺格がある宗派の場合は、総本山、大本山、別格本山、本山という順になるところもあります。続きを読む

総本山

総本山とは、仏教で各宗派の本山を取りまとめている寺院を指す言葉です。総本山にはその宗派の頂点に立つ門主、法主などがいます。江戸時代に宗教統制の目的で、本山、末寺の制度が確立され、本末制度として確立していきました。全ての寺院は宗派の本山寺院に支配されるため、幕府は総本山だけを管理すれば良かったためです。続きを読む

僧侶

僧侶とは、出家して仏教の戒律を守る修行者のことをさす言葉です。古代インドでは、家庭を捨てて出家し、旅をしながら修行する行者をさす言葉でした。サンスクリット語のsaṃghaから来た言葉で、僧伽とも言われます。元来は集団、共同体と言った意味があり、修行者の集団をあらわす言葉です。日本では、奈良時代には伝統的な出家と具足戒という僧団の禁則...続きを読む

廃寺

廃寺とは、廃止された寺院、または寺院を廃止することをさす言葉です。廃寺に至る理由はさまざまありますが、最終的には寺院として継続することが難しくなったから廃止したということになります。廃仏毀釈の時などの宗教弾圧によって寺院が破壊され、続けていくことができなくなったもの、経済的に継続が難しくなったもの、地震や戦争などで寺院が崩壊し、再建...続きを読む

称名

称名とは、仏を心の中に念じて、仏の名を声に出して唱えることを言います。特に浄土教で、阿弥陀仏の名前である「南無阿弥陀仏」と唱えることをさします。広義には、南無阿弥陀仏、南無釈迦牟尼仏、南無観世音菩薩、南無大師遍照金剛などをさします。日蓮系、法華経系では、お題目とよんで、南無妙法蓮華経を唱えます。称名を修行のひとつとして考えられている...続きを読む

勤行集

勤行集とは、朝夕に読経を行う際に手元に置く、日常のお勤め用のお経本です。抜粋になっていて、読経しやすくなっています。じゃばらの製本になっているものを選ぶと、ページも追いやすいです。宗旨宗派によって、日常の勤行に読むお経もさまざまですから、勤行集もそれぞれのものを使います。小冊子になっているものが一般的です。仏壇の前に経机を置き、勤行...続きを読む

経机

経机とは、読経の時に経典を載せて使う机のことです。一般家庭では、仏壇の前に設置して、香炉や鈴などを載せて使用しています。黒や朱の漆塗り、唐木など仏壇に合わせた材質のものを選びます。36cm〜90cm程度の大きさです。サイズは尺貫法になっています。大きさは天板の巾をはかったものです。家具調仏壇の流行もあり、デザインがモダンなものや、収...続きを読む

般若心経

般若心経とは、正式に般若波羅蜜多心経と言います。サンスクリット語の原典では、タイトル名はないのですが、最後の言葉に「経」をつけることで、タイトルになりました。曹洞宗、臨済宗などを始め、多くの仏教で広く読まれ、仏教の基本とも言える経典になっています。般若心経は紀元前後にはすでに原型があり、12世紀には完成したといいます。般若心経は一つ...続きを読む

神仏分離

神仏分離とは、奈良時代から続いていた神仏習合の慣習を禁止して、神道と仏教を区別させたことをいいます。江戸時代後期の復古神道に伴い盛んになった思想で、明治政府によって神仏分離令が発令されました。慶応4年3月13日から明治元年10月18日に一連の通達に基づき、公的に行われました。最初に発した太政官布告は、別名で神仏分離令と言われています...続きを読む

大蔵経

大蔵経とは、仏教聖典を総集したものです。中国における仏教経典の総集をさす言葉です。漢語だけでなく、パーリ語、チベット語、モンゴル語、満州語、日本語に訳されたものも、大蔵経とよんでいます。内容は、経・律・論の三蔵を中心に、それらの注釈書を加えた内容になっています。僧侶としての生活規律を説いたものが律蔵、説教をまとめた経蔵、それを解説し...続きを読む

神宮寺

神宮寺とは、神社に付属して建てられた仏教寺院です。奈良時代、日本固有の神道と、外来である仏教との調和、融合のために唱えられた教説が神仏習合です。神宮寺はその結果生まれました。多くは神社に付属して建てられ、仏教施設や山内寺院として建設がされました。運営は仏教僧や寺院が行っていました。社僧と言われる神宮寺に住んで仏事を行う僧侶が、神社の...続きを読む

十二の大願

十二の大願とは、薬師如来の十二の誓願のことです。光明普照・随意成弁・施無尽物・安立大乗・具戒清浄・諸根具足・除病安楽・転女得仏・安立正見・苦悩解脱・飽食安楽・美衣満足の十二からなります。衆生のさまざまな苦の救済を願ったとされています。中でも第七願の除病安楽は、病気が平癒し延命を願う大願ということで、有名です。続きを読む

境内

境内とは、境界の内側という意味で、特に神社や寺院の敷地内のことをさします。法律上では、宗教法人が活動のために使う土地は、境内地とよんでいます。しばしば難読な漢字とされる境内は、漢音からきた言葉です。境内は、普通の土地とは区別された聖域で、建物を中心として、宗教行事を行うためのしきりの内側の土地を表しています。境内は、古くから無税地と...続きを読む

経本

経本とは、経文を書いた本のことです。経本は独特な製本方法を取り、経折りという折り本になっています。仏教の教えを記した基本になるもので、各宗派ごとに違います。仏前に常備しておけば、お経を上げたい時には読み上げることができます。さまざまな形態のものが販売されていて、文字を大き目にプリントしたものや、読み仮名がふってあるものもあります。ま...続きを読む

釈・釋

釈(釋)は浄土真宗の法名で一番上に使われる文字です。浄土真宗では他の宗旨宗派と違い、居士や大姉というランクを表す位号は使われず、釈に生前の名前から文字を取って「釈○○」の3文字にするのが一般的です。法名は、存命中でも帰敬式に参加することで授けられます。釋は釈の旧文字です。釈(釋)は釈迦を表し、法名に釈(釋)の文字がつくことで、釈迦の...続きを読む

霊験

霊験とは、神仏が示す不思議な利益や験のことを言います。現世利益を求める人間の欲求を、超自然的な存在がかなえてくれるという意味で、キリスト教でいう奇跡と似た言葉です。平穏無事な日常生活を維持し、より豊かな生活ができますようにという願いや、災いや不幸から現状を回復させることを目的とした願掛けに対して、願いがかなうことをいいます。霊験あら...続きを読む

盧遮那仏

盧遮那仏とは、大乗仏教の仏のひとつです。サンスクリット語のバイローチャナの音写から来た言葉です。バイは広く、ローチャナは「照らす」を意味するルチを語源にしています。華厳経の本尊で、太陽の意味があります。光の仏とも称される所以です。盧遮那仏の身から出た光で、宇宙の真理を全ての人を照らし、悟りに導く仏です。仏智の広大無辺を象徴するといわ...続きを読む

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