「神社」の検索結果

神社の用語

神主

神主は、古くは神社で神に仕える神職の長で、中心になって神を祭り、祭儀、社務を行う代表的な役割を担う人のことをさした言葉です。現在では、一般に神主と言うと、神職を行う人の総称として使われる言葉になっています。神主には職階があり、宮司、禰宜などはそのひとつです。神主の仕事は、戦前までは男性のみの仕事でしたが、戦後は女性も神主ができるよう...続きを読む

霊験

霊験とは、神仏が示す不思議な利益や験のことを言います。現世利益を求める人間の欲求を、超自然的な存在がかなえてくれるという意味で、キリスト教でいう奇跡と似た言葉です。平穏無事な日常生活を維持し、より豊かな生活ができますようにという願いや、災いや不幸から現状を回復させることを目的とした願掛けに対して、願いがかなうことをいいます。霊験あら...続きを読む

融通念仏宗

融通念仏宗とは、良忍によってはじめられた浄土教の一派です。総本山は大阪市平野区の大念仏寺になります。華厳教、法華経を正衣、浄土三部経などを傍衣として、一人往生すれば衆人往生し、念仏を唱えれば自他ともに融通しあうと唱えるのが融通念仏です。毎朝西方に向かって、十界一念・自他融通の融通念仏を十唄することが日課になっています。続きを読む

祝詞

祝詞とは、神事の行事で神主が神前で唱える言葉のことをいいます。日本人は古くから、言葉には魂があると信じてきました。これを「言霊」と言います。神さまにお願いごとをする時や、感謝の気持ちを表すときには「言霊」を込めて読み上げるというのが、祝詞の意味です。「言霊」は言葉に出したことがそのままかなうといいます。祝詞を声に出して読むことを奏上...続きを読む

三方

三方とは神道の神事で神饌をのせる台のことです。全面と左右の三方に穴を開けた台です。四方に透かしたものは四方といいます。供物をのせる台は衝重といいます。衝重にはさまざまなタイプがあります。三方の穴は、宝珠の形などが用いられています。木製でひのきなどの素材が使われています。仏、法、僧にかけて仏式で使う際には三方は三宝と書きます。三方には...続きを読む

斎主

斎主とは、祭祀を主宰する人のことです。神式の葬儀では、斎主が中心になって葬儀を行います。仏式の葬儀でいう僧侶、キリスト教の牧師にあたるものです。進行役は斎員といいます。神式では通夜を通夜祭、葬儀を神葬祭とよびます。どちらも神社では行わず、自宅や斎場で行います。また、通夜祭と神葬祭の間に、神式では遷霊祭という儀礼を行います。本来は別々...続きを読む

落慶法要

落慶法要とは、寺院で新築や修理の完成を祝う法要です。寺院で建物を新築、再建、修繕などを行う際には、檀家や信徒から寄付を集め、大がかりな工事が行われます。工事が終われば落慶法要で本山から僧侶が集まり、檀家を集めて祝賀法要が行われます。その際には落慶法要の祝儀を包み、完成を祝います。落慶法要では、本尊などの開眼法要や入魂のための落慶入魂...続きを読む

神道

神道とは、日本に古来から伝わっていた八百万の神様への信仰に、仏教、道教、儒教などが影響して展開した宗教です。日本独特のもので、一つの神様だけを信じる信仰とは異なります。伝統的な信仰や儀礼を神道として認識するようになったのは、仏教伝来があったからとも考えられています。古くは神仏習合という風に、神道と仏教は区別されずに、神道の神様も仏教...続きを読む

直会

直会とは、神事の最後に、神饌としてお供えしたものをおろし、参加者でいただくという行事です。また、下げられた供物も直会とよびます。お神酒や神饌を、神と共食するという意味があります。神社から餅などをいただくことを、直らうともいいます。神霊への供物を飲食することで、神霊との結びつきを強くし、その力をわけてもらうことで、加護してもらうという...続きを読む

結界

結界とは、一般的には神社仏閣における聖なる場所と、俗なる場所とを分ける境目のことです。仏教用語から始まったものですが、密教や神社でも同じ概念があります。仏教の修行では、一定地域を聖域として寺院の境内のなかに領域を定めます。密教では一定の修法の場所には印を結び、真言を唱えて護り浄めます。続きを読む

一年祭

一年祭とは、故人が亡くなって1年後に行われる神道の祭祀のことで、仏式でいう一周忌のことです。故人の祥月命日に、故人と近しかった人を招いて行います。一年祭は祖霊舎(それいしゃ)の前で行う場合もありますが、霊園にある施設や、墓前で行って、そのまま墓参するということもあります。神社の会館や社務所は、百日祭以降は穢れも落ちて使用ができるよう...続きを読む

霊前祭

霊前祭とは、仏教の法要にあたる祭式です。霊前祭は、翌日祭・十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭・五十日祭・百日祭という風に続きます。霊前祭は、自宅か斎場で行い、神社では行いません。仏教でいう忌日は斎日と言われ、亡くなった日から十日ごとに定められています。十日祭から四十日祭は、近年では省略されることが多くなっています。年式祭は一年、三...続きを読む

手水の儀

手水の儀とは、神道の葬儀の時に、身を清めるために行うものです。通夜式、納棺の儀式などの前に、式場に入場する際に行ないます。一般的に水の入った手桶は入口に準備されています。これを御神水といいます。桶からひしゃくに水をくみ、左手、右手、左手とかけ、最後の左手の水で、口を軽くすすぎます。最初にくんだ水を三回に分けて使います。最後に懐紙で手...続きを読む

境内

境内とは、境界の内側という意味で、特に神社や寺院の敷地内のことをさします。法律上では、宗教法人が活動のために使う土地は、境内地とよんでいます。しばしば難読な漢字とされる境内は、漢音からきた言葉です。境内は、普通の土地とは区別された聖域で、建物を中心として、宗教行事を行うためのしきりの内側の土地を表しています。境内は、古くから無税地と...続きを読む

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派とは、浄土真宗の一派で、西本願寺を本山とします。浄土真宗の宗派の中でも最大規模を誇り、仏教の宗教法人でも最大数。神社本庁に次いで2番目に多い信者数がいるといわれています。明治初期には、西欧の三権分立になぞって、宗会、宗務所の施策決定システムを作り、これが明治政府のモデルになったとも言われています。浄土真宗本願寺派は、...続きを読む

黒住教

黒住教とは、神道十三派の一つで、幕末三大新宗教の一つです。江戸時代に岡山県で黒住宗忠が開いた教派神道です。天理教、金光教に先駆けて教義を確立し、江戸時代後期には教団を形成しました。「天照大御神」を中心に、「八百萬神」「教祖宗忠神」御神体として、毎日の日拝を信者の務めとしています。日拝は太陽を拝むことをいいます。これは教祖である黒住宗...続きを読む

神道十三派

神道十三派とは、第二次大戦以前に、明治政府から公認されていた教派神道が13教派あったことからそうよばれています。1876年に黒住教が別派特立を許可されてから、1945年の宗教団体法の廃止までには、国家の祭祀としての神社神道に対して、教祖、教理、教会、牧師などの宗教組織を持ち、宗教団体として公認されていた教派神道が13派ありました。神...続きを読む

神社本庁

神社本庁とは、戦後の神祇院の解体にともない、国家から分離された神社を組織するために、皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会の三つの民間団体が中心となってそれまでの事務を継承し、宗教法人・神社本庁として設立したものです。ポツダム宣言の受諾を持って降伏した日本は、連合軍の占領下におかれました。国家神道は大日本帝国の宗教的支柱ともいわれるも...続きを読む

宮型霊柩車

宮型霊柩車とは、棺を乗せる車の後部が、神社や寺院の建物にみられるような宮殿に似た形になった霊柩車です。檜を使った白木のものを関西型、漆塗りのものを名古屋型と言い、黒壇を使ったものもあります。車両後部の棺を納める部分の内装は、極楽浄土が描かれていたり、木彫りで蓮の花があしらわれていたりと、凝った装飾が施されています。宮型霊柩車は、キャ...続きを読む

朽木幕

朽木幕とは、神式の葬儀、神葬祭で使う幕のことです。朽木とは、木が腐食して、木目が残り浮き上がった状態を図案にした模様です。この図案が入った幕のことを、朽木幕と言っています。朽木幕は白地の幕で、平安時代には、壁代とか、几帳とよばれ、大部屋を区切るための幕として使われました。広い室内を隔てるために使った、間仕切り用の幕ということになりま...続きを読む

注目の記事【PR】

あわせて読みたい

ランキングRanking

enな人々

もっと見る

あなたに
おすすめ記事Recommend