灯明
灯明とは、神仏に供える火のことです。仏教では、闇を照らす智慧の光の意味があるため、供養の中でも大切なものです。古くは油を使い、油皿を用いて火をともしましたが、近代では、ろうそくや電球を使用しています。浄火なので、火を消すときは、直接息を吹きかけたりせず、手や扇を用いてあおいで消すようにします。灯明は自らを燃やすことで周りを照らすこと...続きを読む
灯明とは、神仏に供える火のことです。仏教では、闇を照らす智慧の光の意味があるため、供養の中でも大切なものです。古くは油を使い、油皿を用いて火をともしましたが、近代では、ろうそくや電球を使用しています。浄火なので、火を消すときは、直接息を吹きかけたりせず、手や扇を用いてあおいで消すようにします。灯明は自らを燃やすことで周りを照らすこと...続きを読む
釈(釋)は浄土真宗の法名で一番上に使われる文字です。浄土真宗では他の宗旨宗派と違い、居士や大姉というランクを表す位号は使われず、釈に生前の名前から文字を取って「釈○○」の3文字にするのが一般的です。法名は、存命中でも帰敬式に参加することで授けられます。釋は釈の旧文字です。釈(釋)は釈迦を表し、法名に釈(釋)の文字がつくことで、釈迦の...続きを読む
盧遮那仏とは、大乗仏教の仏のひとつです。サンスクリット語のバイローチャナの音写から来た言葉です。バイは広く、ローチャナは「照らす」を意味するルチを語源にしています。華厳経の本尊で、太陽の意味があります。光の仏とも称される所以です。盧遮那仏の身から出た光で、宇宙の真理を全ての人を照らし、悟りに導く仏です。仏智の広大無辺を象徴するといわ...続きを読む
打敷とは、仏壇に飾る荘厳具で、敷物の一種です。釈迦が座る高座に、弟子たちが自分の着物を敷いたことを起源に、仏壇の前卓、上卓に敷きます。下水板があるので、そこにはさむようにして、本体との間に敷きます。具足を飾る場所に敷くようにします。打敷には種類があり、宗派によって飾るものが違います。また、季節の変わり目には、打敷も衣替えをします。夏...続きを読む
羅漢とは、悟りを開いた高僧のことです。サンスクリットのアルハンの音訳を阿羅漢として、それを略称にしたものが羅漢です。釈迦の直弟子のうちでも位の高いものは阿羅漢で、弟子の中でも最高の階位としていました。羅漢とは、煩悩をすべてなくした人のことで、小乗の悟りを得た聖者のことをいいます。また、大乗仏教では、小乗の修行者という意味で否定的に使...続きを読む
末期の水とは、息を引き取った人の口元を、水で潤すことを言います。「死に水を取る」も同意です。以前は、家族が臨終の間際に行なっていましたが、現在では、亡くなった人に、箸に脱脂綿を巻いて糸でしばったものを使って、水をふくませて口元を軽く湿らせるようにしています。割り箸を使い、生前に愛用していたごはん茶碗に水を入れてと末期の水を自宅で準備...続きを読む
葬儀の際の放鳥とは、葬儀の最後の出棺の時に白鳩を放して、死者の追善を行うことをいいます。葬儀の最後に出棺の時間がありますが、その際、ヒノキなどのかごにあらかじめ鳥を入れて置いて、放鳥の儀式として一斉に空に放し、出棺の合図とします。一般的に個人の葬儀で放されるのは、白い鳩が多く、鳩は訓練されているので、会社の持っている鳩小屋に、戻って...続きを読む
ストゥーバとは、インドの古いサンスクリッド語から来た言葉で、仏塔の意味です。日本語の卒塔婆は、仏塔を簡略化したものです。本来は釈迦の墓であり、仏舎利と言われる遺骨を納めた塔という意味もあります。もともとは人が亡くなった後、土を盛って作ったこともあり、お椀を伏せたような形をしていました。仏教が日本に伝来するまで、中国や朝鮮半島を経由す...続きを読む
死水とは、臨終の際、口をうるおすための水のことです。死に際や、亡くなった直後に人生最後の水を含ませることです。一般的には遺体を病院から移動してきた先で、葬儀業者が準備して行われます。脱脂綿やガーゼを割りばしの先につけて、水を含ませてくちびるに水をつけてあげるようにします。死者が水を飲めば命が蘇るのではないかという願いから始まった習慣...続きを読む
沙羅双樹とは、釈迦の病床に、四方に二本ずつ相対して生えていたという木のことです。東西南北に生え、季節外れの花を咲かせたという言い伝えがあります。また。釈迦が亡くなったときには、鶴のように白く枯れて、悲しみを表したともいわれています。この伝説から、仏教徒にとっては、沙羅双樹は聖木になっていて、無常の象徴と言われています。続きを読む
五重塔とは、五層の仏塔のことです。五重の屋根がある層塔とよばれるものです。卒塔婆と同様に、地、水、火、風、空の五大をかたどっているといいます。塔はストゥーバとも言われ、もともとは釈迦の遺骨を奉安するために建てられました。もともとは伽羅の中心的な存在でしたが、やがて回廊の外に建設されるようになります。平安時代には多くの仏塔が建設され、...続きを読む
仏法僧とは三宝の中身で、文字通り仏、法、僧の三つのことです。仏は悟りを開いた人、法は仏の教え、僧は、仏の教えに従って悟りを目指して修行を行う出家者の集団です。この3つは、仏教を構成する上で、基本的で重要な要素であることから、三つの宝、三宝と呼ばれています。この仏法僧の三宝に帰依することが、仏教徒としての基本的な考え方です。仏教に帰依...続きを読む
花祭りとは、釈迦の誕生を祝う法会です。釈迦が誕生したのは、今から約2500年前の4月8日と言われています。寺院によっては、誕生日にあたる4月8日、または旧暦の4月8日にあたる日に、花祭りのお祝いをします。花祭りは、釈迦が生まれた時に龍が天から飛んできて、香湯をそそいだといういわれがあることから、灌仏会とも言われています。釈迦は、釈迦...続きを読む
竹林精舎とは、インドの王舎城にあった僧院で、マガダ国の王舎城北門付近にあり、仏教で初めて建設された寺院といわれています。迦蘭陀長者(からんだちょうじゃ)が所有していた竹園で、長者が釈迦に帰依すると、竹林が献じられました。そこにビンビサーラ王が精舎を建立したものという説と、カランダカというリス、もしくは鳥が住んでいた竹で囲まれた園林を...続きを読む
祇園精舎とは、インドの舎衛国にあった僧院で、釈迦の説法の多くが行われた場所とされています。須達長者が、釈迦とその弟子のために寄進した寺で、中インドの舎衛城の南に旧跡が残っています。祇園は、祇樹給孤独園の略で、もとは祇陀太子の林園だったことや、須達長者が給孤独と呼ばれていたことからその名前がつきました。続きを読む
諸行無常とは、この世の中にある全ての事象は、移り変わり行くものであり、同じ状態のまま留まるものはないという意味です。仏教には、刹那という考え方があり、一瞬の間にもものごとが変化していきます。人生は儚く、諸行、つまり一切の作られたものは変わってしまうことを表す言葉です。続きを読む
仏舎利とは、入滅した釈迦の遺骨のことです。釈迦が亡くなった後、統治部族のマウラ族が、最初に仏舎利の専有を訴えたため、周辺の仏教国との間で争いが発生しました。その後、遺骨は八分され、残った灰は二つに分けて周辺の10カ所の寺院に祀られたのが、仏舎利の始まりと言われています。仏舎利の舎利は「遺骨・遺体」を意味するサンスクリット語の「sar...続きを読む
南無妙法蓮華経とは、法華経の教えに帰依するという意味があります。南無はサンスクリット語で、「私は帰依します」の意味です。妙法蓮華経は、法華経の御教えの意味で、法華経の教えを信じるという意味になります。妙法蓮華経の妙は「正しい」法は「釈迦の教え」蓮華は白い蓮華の花の意味です。白は真実、正義の色で法蓮華教のことでもあります。お題目とも言...続きを読む
輪廻転生とは、人が何度も生死を繰り返しながら生まれ変わることです。輪廻は車輪が回る様子で、転生は生まれ変わることを意味しています。インドのバラモン教の考えから来て、仏教へと伝わったものです。すべての生命は、死ぬと別の人間や生き物に生まれ変わるという思想です。輪廻転生では、天界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界の6つの世界をぐる...続きを読む
蓮華とは蓮の花、スイレンのことを指します。「レンゲ」と言えば、中華料理のスプーンや春の田んぼに咲くピンク色の小さな蓮華草という花を思い浮かべる方が多いかと思いますが、仏教で言う蓮華とは蓮の花を指します。蓮の花といえば仏教には欠かせないもので、例えば仏像が立っている足元に蓮の花があったり、脇に蓮の葉が添えられているものが多く、中国やイ...続きを読む
「ずっと家にいて終活が進まない」 「そろそろ納骨したいのに見学ができない」 そんなお悩みを少しでも解決すべく、青山霊廟(東京都港区北青山2-12-9・外苑前徒歩2...
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[PR] 葬儀を終えて納骨先を探そうと調べてみると、想像以上に選択肢が多くて悩むことも少なくありません。 墓地や霊園だけでなく、屋内の納骨堂や永代供養墓、樹木...
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