「釈迦」に関連する用語一覧

本尊

ご本尊とは宗教の信仰対象となるもので、それらを模した仏像(彫刻品)や絵(掛軸)のことをいいます。寺院の本殿や一般家庭の仏壇には、その中央にご本尊が据えられているのが一般的です。ご本尊は宗派によって違い、ですから同じ仏教でも天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗といった宗派によってその本尊は違います。例えば、天台宗・...続きを読む

涅槃

涅槃とは、全ての煩悩の火が消滅した、安らぎの境地のことをさします。人間が持っている本能から起こる、心の迷いがなくなった状態のことをいいます。仏教の理想である、仏の悟りを得た境地で、死を表す言葉です。涅槃のことを、サンスクリット語で「ニルバーナ」といい「吹き消すこと」という意味があります。命の火が吹き消された状態を表すともいいます。続きを読む

禅宗

禅宗とは、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗に代表される座禅を用いた修行を行う仏教の宗派です。全ての人には、内面に仏性があり、それを再発見するためには座禅の修行を行い、仏教における心理を体験をもって知るとされています。インドに始まった禅を6世紀の前半に達磨が中国へ伝えて発展させました。日本では鎌倉時代の初期に栄西の臨済宗、道元の曹洞宗、江戸時代...続きを読む

剃髪

剃髪とは、僧侶が出家する際に髪をそり落とすことをいいます。俗世間と決別し、仏弟子になる表明のために行う儀式を、剃髪式といいます。得度式の受戒の際に行なわれます。剃髪染衣(ていはつぜんえ)とは剃髪して、黒い衣を身につけることで、尼や僧になることをいいます。続きを読む

塔婆供養

塔婆供養は、卒塔婆(板塔婆)を回忌供養・回忌法要やお彼岸・彼岸法要、初盆・お盆などの時期に、お墓の後ろに立てることをいいます。塔婆は、釈迦の遺骨を分骨して、塔を建てて供養したのが、その始まりと言われています。五重塔から五輪塔に変わり、五輪塔を簡略化したものが現在のような板塔婆です。板塔婆は人間の形をかたどっているといわれ、上から順に...続きを読む

日蓮宗

日蓮宗とは、鎌倉時代に日蓮によって始まった仏教の一派です。妙法蓮華経を唱えるので、日蓮法華宗とも言われています。日本人の宗祖の名前が宗派名になっているのは、日蓮の日蓮宗のみです。南無妙法蓮華経の七文字は、本仏の声そのものという考え方です。日蓮入滅の日のお祭りは、お会式(おえしき)と呼ばれています。池上本門寺(東京)の10月12日のお...続きを読む

曹洞宗

曹洞宗は、禅宗の一つです。鎌倉時代に道元が中国から日本へ伝えました。本山は、福井県の永平寺と横浜市の総持寺です。坐禅を修行の中心に据え、只管打坐というただひたすらに坐禅を行うことを、最も重視します。即心是仏という、坐禅の状態で日常生活を生きていくことを説きます。禅戒一如とも言い、坐禅で学んだことが、生活に現れるという考えからです。南...続きを読む

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

天台宗

天台宗とは、法華経を経典とする仏教です。平安時代に最澄が開いた宗派で、比叡山延暦寺が本山になります。法華経を中心とする四宗(法華円教・戒・禅・密教)からなる大乗仏教全般を学ぶ宗派とも言われます。これは四宗相承とよばれています。天台宗の教えの一部をとりあげて、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、時宗、日蓮宗が生まれたともいわれます。天台...続きを読む

往生

往生とは、この世を去ったのち、他の世界に往って生まれ変わる事を言います。端的に、死ぬことを往生と指すこともあります。死後、念仏の功徳によって阿弥陀仏の国土である極楽浄土へ往って生まれ変わる事をさしています。死者が極楽浄土へ往き生まれ変わることで仏になり、悟りを開くことを願った行為です。そのため、極楽浄土へ往き生まれ変わることだけでな...続きを読む

仏旗

仏教の象徴とされる旗で、1950年に正式に「国際仏旗」として世界で認められるようになりました。青・黄色・赤・白・橙色+5色の混じった色(輝き)の6色が仏陀の力の象徴とされており、釈迦の頭髪を表す青・釈迦の身体を表す黄色・酒家の血を表す赤・釈迦の歯を表す白・釈迦の袈裟の色を表す橙色+輝きの6色とされています。この為六色仏旗などと呼ばれ...続きを読む

北枕

北枕とは、頭を北の方角に向けて寝ることを言います。お釈迦様が亡くなった時に頭を北の方角に向けていたことから、仏教において頭を北にして寝ることを北枕といい、北を枕にして眠るとお釈迦様のところに行けるといった考え方が生まれました。この為、納棺前の死者を寝かせる時に北枕で寝かせることによって、この世への未練や煩悩を断ち切って成仏してもらお...続きを読む

四華花

四華花とは、白い紙に横に細かく切目を入れ、細い棒や竹串にらせん状に巻きつけて作る葬儀の際の飾り物です。色の白い枝を細長く半ばまで削って、花のようにちぢらせて作る削りかけと呼ばれる方法もあります。釈迦が亡くなった時は、沙羅双樹の真っ白な花が遺体を覆ったと伝えられていて、それにちなんだ葬具だといわれています。伝統的には、葬列に加わる親族...続きを読む

三尊仏

三尊仏は、中尊と左右の脇侍(わきじ・きょうじ)からなるもので、3つの仏像が一組になったものです。中央の仏像と、左右の菩薩を配置しています。阿弥陀三尊(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)、釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)、薬師三尊(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)などが有名な三尊仏といわれています。組み合わせは数種類あり、仏像のす...続きを読む

卒塔婆・塔婆

卒塔婆とは、供養のために用いる細長い板のことです。卒塔婆は、故人や先祖を供養する追善供養の目的で立てられます。塔婆を立てることが「善」とされており、「塔婆を立てる=善を積む」といった行いによって、故人の冥福につながると考えられています。また塔婆供養が先祖への善だけでなく、自身の善い行いとしても奨励されています。卒塔婆の起源は?そもそ...続きを読む

三具足

三具足とは、法要などで仏前を飾る(荘厳する:しょうごんする)基本的な道具のことです。具足は道具のことを指します。向かって左から「花立て」「香炉」「燭台」を配します。五具足の場合は中央に香炉、その両外側に燭台、更に両外側に花立てを配します。宗派によっても考え方や飾り方が異なりますが、普段のお供えは三具足を用い、入仏法要・開眼法要や年回...続きを読む

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