通夜祭
通夜祭は、神道におけるお通夜のことです。神道では、弔いの儀式は、自宅や葬儀会場などで行い、神社では行いません。神官を招き、通夜祭と併せて遷霊祭を行い、御霊移しといって、霊璽に霊を移します。神官は斎主、進行役を斎員とよびます。通夜祭の前に、参列者の全員が手水の儀で、清める場合があります。入口で準備されている手桶を使い、ひしゃくで水を汲...続きを読む
通夜祭は、神道におけるお通夜のことです。神道では、弔いの儀式は、自宅や葬儀会場などで行い、神社では行いません。神官を招き、通夜祭と併せて遷霊祭を行い、御霊移しといって、霊璽に霊を移します。神官は斎主、進行役を斎員とよびます。通夜祭の前に、参列者の全員が手水の儀で、清める場合があります。入口で準備されている手桶を使い、ひしゃくで水を汲...続きを読む
五十日祭は、神道における四十九日にあたります。忌明けとなる斎日でもあります。清祓いの儀を行い、神棚や祖霊舎の白紙をはがします。神道では、忌中は10日ごとに祭典を行います。十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭と続けて、五十日目に五十日祭となります。仮祖霊舎には、お供物と拝礼を欠かさないようにします。米、酒、塩、水を毎日取り換えるように...続きを読む
三種の神器とは「八咫鏡」「草薙の剣」「八尺瓊勾玉」の3つで、鏡、剣、玉のことです。三種の神器は、日本神話で天照大神の孫にあたる瓊々杵尊が、地上に降臨するときに授けられたものと伝えられています。天皇家の皇位継承の際に、代々伝えられてきたといわれています。八咫鏡は、伊勢神宮の神体で、天照大神が天岩戸に隠れたときに、外に引き出すために使わ...続きを読む
祖霊舎とは、仏教の仏壇にあたるもので、神道で祖先の霊をまつるための神棚のことです。神棚より一段低い位置に祀り、神棚同様に礼拝し、お供えをしますが、順番は神棚が先です。仏壇では、位牌をあまり中央には飾りませんが、神道では、祖先の霊は一家の守護神であるという考え方から霊璽(神式の位牌にあたる)を真ん中にして設置します。続きを読む
神饌物は、神に供える食べ物の総称です。素材のままお供えするものを生饌、調理したものは熟饌といいます。伝統的には、熟饌の調理には、火打石などを用いて起こした清明な火を用いました。酒,米,水,塩,魚,鳥,海藻,野菜,果物,餅などを供えるのが一般的です。神棚に毎日欠かさずお供えするものを、日供といいます。これは神饌の基本になるものです。米...続きを読む
しのび手とは、音をたてないように打つ拍手のことです。神社に参拝する時に音をたてて行う柏手(かしわで)に対して、神道の葬儀では音を立てない「しのび手」を用います。神式の葬儀では玉串奉奠のあとに、祭壇に向かって「二礼・二拍手・一礼」をします。この際の二拍手は、右手の親指以外の四本の指で左の掌を音を立てないようにそっと打ちます。神道の葬祭...続きを読む
神葬祭では、焼香は行わず、玉串奉奠を行います。玉串を神前に捧げ、礼拝することを言います。神職と遺族に一礼してから、玉串は両手で受け取って、根本が向こう側になるように、時計回りに持ち替えながらまわします。このときに祈念して、故人への哀悼の意を表します。手前でもう一度一礼し、お供えするときは、そのまま根本を向こう側にして、お供えします。...続きを読む
玉串とは、榊の枝に紙で作った紙垂を麻で結んで垂らしたもので、神道では重要な神への捧げものです。玉串は、榊の他にも、杉、樫などの常緑樹を使ったものもあります。紙垂のかわりに木綿がついたものもあります。玉串に紙垂をつけたものは、祓具として用いますが、注連縄に垂らした場合は、そこから先は聖域になるというしるしにもなります。神様の領域と外界...続きを読む
氏子とは、その地域の住人で、その土地の氏神におまつりをする人という意味です。本来の氏神さまは、氏族としておまつりをしている神様という意味でした。平安時代以降になると、一族だけにとどまらず、その氏族と一緒に生活している者を含めて、氏子と呼ぶようになりました。また中世以降には、氏神さまの周りで生活して、祭礼に参加する人のことを氏子と呼ぶ...続きを読む
氏神とは、一般的には同じ集落に住む人たちが共同でお祭りする神道の神様のことを指します。日本にある神社は、天照大神をお祀りしている伊勢神宮は別格として、大きくは氏神神社と崇敬神社の2種類があります。氏神さまは、文字通り苗字を同じくする氏族が祀っていた神様です。崇敬神社は、地縁や家族のつながりとは関係なく、自分が信仰して崇敬している神様...続きを読む
霊璽は、神道の仏壇にあたる祖霊舎(それいしゃ・みたまや)において、位牌にあたるものを言います。仏壇には、御本尊が中心に飾られますが、神道の祖霊舎では、霊璽を中心に飾ります。霊璽は、祖先の霊の代わりとして祀るものです。神道では、人は分霊として生き、死んだのちは、霊御親のもとへ戻り、そこから家族を守ってくれるという考え方があります。その...続きを読む
神道の神様を祭るための棚を神棚と呼びます。家庭や会社などに設置してお祀りするものです。できるだけ明るい、清浄なところを選び、最上階の天井の近くに、南向きか東向きに設置することがよいとされています。仏壇と同じ部屋に同じ向きに設置したり、人が出入りする場所、ドアの上などは避けて場所を選ぶことがよろしいでしょう。会社においては、部屋の奥や...続きを読む
現在では日本人の殆どが仏式の葬儀を行なっていますが、神葬祭は日本古来の日本独自の宗教である神道で行われる葬儀です。日本の歴史の中で積極的に仏教が取り入れられたり神道は圧迫されたりという流れの中で、現在日本人の多くは何らかの仏教徒として葬儀を行い、または寺に墓を持っている人が多いのが現実です。このため日本人でありながらも神葬祭(神式で...続きを読む
五色旗は日本古来の独自の宗教である神道において、その葬儀の際に飾られる五色の旗(吹流し)です。葬儀で使われるので地味なものを想像しがちですが、五色旗で使われている5つの色は青(緑)・赤・黄色・白・黒(紫)で大変派手なものです。この五色には意味があり、中国の五行説が発祥とされています。五行説では「全てのものは木・火・土・金・水の5つの...続きを読む
幣帛は、神道において神前にささげるものを総じた名称です。もともとは布地を表した語で、麻などの織物が貴重品として供えられました。現代では、布以外にも、紙、玉、衣服、酒、貨幣などをお供えします。神式の葬儀では、串の先に赤い紙を挟んだもの祭壇にお供えしますが、これを指して「幣帛」と呼ぶことも多いです。神様に幣帛や食べもの(饌)をお供えする...続きを読む
八足案は神式の葬儀(神葬祭)などで用いられる八本の足を持つ台(小机)のことです。白木や桧で造られており、祖霊舎(それいしゃ、みたまや)の前に置き、幣帛(へいはく)や神饌(しんせん)などのお供え物や玉串(たまぐし)を載せます。 神饌台ともよばれます。神饌とは、神様にお供えする供物のことで、御食と書いてミケとも呼ばれています。家庭では、...続きを読む
神道における鏡とは、三種の神器の一つです。神器とは、神様の依り代とも言われています。日本に降り立った天照大神は、三種の神器を与えたと古事記にあるように、神式の葬儀である神葬祭では、祭壇には三種の神器を飾ります。鏡は、天照大神が、天の岩戸に隠れてしまったときに、これを使っておびき出したと言われています。天照が扉を少しだけ開けた時に、鏡...続きを読む
朽木幕とは、神式の葬儀、神葬祭で使う幕のことです。朽木とは、木が腐食して、木目が残り浮き上がった状態を図案にした模様です。この図案が入った幕のことを、朽木幕と言っています。朽木幕は白地の幕で、平安時代には、壁代とか、几帳とよばれ、大部屋を区切るための幕として使われました。広い室内を隔てるために使った、間仕切り用の幕ということになりま...続きを読む
「ずっと家にいて終活が進まない」 「そろそろ納骨したいのに見学ができない」 そんなお悩みを少しでも解決すべく、青山霊廟(東京都港区北青山2-12-9・外苑前徒歩2...
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解体に関する記事の監修者
大人のためのbetterlifeマガジン
家の建築・リノベーションの専門家
お金に関する記事の監修者
地味に忙しい幸運体質の編集人
ライター・レポーター
実務家ファイナンシャルプランナー
ライター・ディレクター