「お墓・霊園」に関連する用語一覧

開眼供養

開眼供養(開眼法要)とは、仏壇、お墓、位牌などを新しく購入する際に、僧侶を招いて読経をすることです。開眼という言葉からも明らかなように、仏像の目を開くという意味があり、この法要を行って初めて、仏像に霊験が宿るといわれています。仏像作りでは、大部分ができあがった後、最期に目を描きこみます。これを儀式としたものを、開眼法要といい、これを...続きを読む

無縁墓

お墓の継承者や縁故者がいなくなった墓のことを、無縁墓と呼びます。墓地の管理者は、基本的には毎年、墓地の管理費を集めますが、縁故者がいなくなった場合などは回収ができないため、官報に記載したり、墓所に1年間立て札を立てるなどして、縁故者の申し出を待ちます。申し出がない場合は無縁とみなされ、管理者側で、墓地を処分しても構わないことになって...続きを読む

埋葬

埋葬とは、遺体や遺骨を、お墓や納骨堂に納め、葬ることをいいます。現在の日本では、火葬を終えた後、遺骨を、納骨堂やお墓に納める埋葬が一般的です。埋葬に関する法律としては、通称、墓埋法(ぼまいほう)・墓地埋葬法、と呼ばれる「墓地、埋葬等に関する法律」があります。その法律の中で、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行なってはな...続きを読む

桜葬

桜葬は、樹木葬(樹林墓地)の一種で、シンボルとなる木が桜になっているものです。※桜葬は、NPO法人エンディングセンターの登録商標です。石碑などの代わりに桜の木が墓標とするもので、いくつかの区画でシンボルの桜を共有する形になります。集合墓ではありますが、区画制になっており、ゆるやかな匿名性のかたちをとっています。自然な形で埋葬されるの...続きを読む

骨壷

骨壷は、遺骨を収納するための壷のことです。地方によって、荼毘に付された後の遺骨を収骨(拾骨)する量が違うため、サイズにばらつきがあります。一般に関東を中心とする東日本では大型のものを、関西を中心とする西日本では小型のものを用います。本骨(喉仏の骨)と胴骨を分けて収納する地域もあります。続きを読む

菩提寺

菩提寺とは、先祖代々のお墓のあるお寺のことです。檀家である自分たちと菩提寺との関係は、宗教儀礼に関してはすべてその宗派の作法に則り、菩提寺の運営維持を支えるという関係になります。葬式や法事をお願いする寺院でもあります。菩提寺は、先祖の墓があり、位牌をおまつりしてあるところです。仏事でわからないことを相談に乗ってもらえる場所でもありま...続きを読む

埋葬許可証

埋葬許可証は、お墓に遺骨を埋葬する際に必要な書類です。日本の法律では、お墓に勝手に遺骨を埋葬することはできません。自治体に提出した死亡届、死亡診断書を持って、火葬許可証が交付されます。火葬場で荼毘にふす際に、火葬許可証が必要になります。火葬が無事に終わったら、火葬許可証にその旨が明記されて、遺族の元に戻ります。その書類が、そのまま埋...続きを読む

手元供養

手元供養とは、お骨を供養の対象として、自宅で供養することをいいます。納骨を行う代わりに自宅で一部を保管し、故人をしのぶ人が増えています。納骨は行っても、一部のお骨を分骨するなどして、手元に遺灰を残してお祀りする場合も見られます。最愛の家族の遺骨や髪の毛、遺灰などを身近に置くことで、毎日手を合わせたり、お参りしたりできることから、手元...続きを読む

五輪塔

五輪塔は、平安中期から使われた墓石、供養塔です。石でできていて、5つの輪が重なった形を持つのが特徴です。五大を象徴しているといわれていて、下から地・水・火・風・空と、古代インドにおける宇宙の構成要因を表しているといいます。それぞれ方形・円形・三角形・半月形・宝珠形の石材を順に積み上げてつくります。宝珠形(空)半月形(風)三角形(火)...続きを読む

灯籠流し

灯籠流しとは、火をともした灯籠を、お盆のお供え物などと一緒に、海や川に流すお盆の送り火の一環の行事です。全ての地域が水のそばに位置しているわけではないので、全国行事ではありませんが、長崎県の精霊流し(精霊船)などは有名です。精霊は、灯籠に乗って川を下り、海の向こうにあるあの世へ帰っていくといわれています。そもそもは川施餓鬼と呼ばれる...続きを読む

灯籠

灯籠とは、灯りをともすために使うもので、神社や仏前の灯火を風などから守り、消さないようにするために、木枠などで囲った形をしています。また、お寺の庭園などの野外用としては、石灯籠や金属製の銅灯籠など、丈夫な素材でできているものがあります。仏教とともに日本に渡来し、奈良時代に寺院建設が盛んになると同時に、広まりました。灯籠は、上からつり...続きを読む

単立

宗教法人には、単位宗教法人と包括宗教法人があり、単位宗教法人はさらに、被包括宗教法人と単立宗教法人に分かれます。被包括宗教法人は、上位の団体の下に属する宗教法人という意味です。単立とは、上位団体に属さない宗教法人のことを指します。宗教法人は一般的に宗派、教派があり、そのため上位組織に属しているのが伝統宗教と言えるものですが、単立宗教...続きを読む

樒は、寺や墓地に植えたり、仏壇のお供えにつかう植物です。宗派に関係なくお供えに使われます。特に関西地域では、葬儀の会場に飾る習慣があります。地方によっては、これが花輪になっていることもあります。独特の香りがあり、お香をたくのと同じ効果があるといわれています。自宅での葬儀の際には、玄関に樒を立てて、悪霊除けや、お清めに使いました。毒性...続きを読む

遺骨

遺骨とは、亡くなった方の骨のことを指します。告別式を終えた遺体は、火葬場で荼毘に付されます。その際遺骨は、遺族によって骨壺へ納められます。これを骨揚げ、収骨とよびます。その後自宅や寺院に預けられた遺骨は、四十九日などを区切りとして墓地、納骨堂へと納骨されます。遺骨を2か所以上の場所に納骨する状態を、分骨と言います。分骨には、埋葬許可...続きを読む

分骨

分骨とはその名の通り「故人のお骨」の一部を別の場所にわけて納骨することを言います。先祖代々の墓とは離れた地に暮らしていてなかなかお墓参りに行けないというような場合に、先祖代々の墓とは別に近場にお墓を作って分納するようなケースが多く見られます。分骨をすることは問題ないかと心配される方もいますが、仏教的な考えからも問題ないとされています...続きを読む

卒塔婆・塔婆

卒塔婆とは、供養のために用いる細長い板のことです。卒塔婆は、故人や先祖を供養する追善供養の目的で立てられます。塔婆を立てることが「善」とされており、「塔婆を立てる=善を積む」といった行いによって、故人の冥福につながると考えられています。また塔婆供養が先祖への善だけでなく、自身の善い行いとしても奨励されています。卒塔婆の起源は?そもそ...続きを読む

小松石

本小松石とは、神奈川県の真鶴町で産出される質の高い安山岩をよび、高級石材として用いられています。本小松石は、香川県産の庵治石と並んで、東西の石材の横綱と呼ばれ、最高級に位置する評価の高い石材です。山から切り出した本小松石は表面が赤褐色ですが、研磨することによって表出する灰色から淡い緑色のきめ細かな石肌、独自な色味が特徴で、特にわずか...続きを読む

庵治石

庵治石とは、香川県牟礼町・庵治町から産出される質の高い花崗岩(御影石)をよび、高級石材として用いられています。庵治石は、神奈川県産の本小松石と並ぶ、東西の石材の横綱として珍重され、花崗岩のダイヤと呼ばれて評価の高い石材です。鉱物の結晶の粒が極めて小さく緻密であるため、一般的な花崗岩に比べて高度が高いことが特徴です。続きを読む

夫婦墓

夫婦墓とは、夫婦二人だけのために建立したお墓のことをさします。通常、お墓は家で代々、受け継いでいくことを前提としますが、お子さんがいらっしゃらない方など、将来のお墓の継承を前提とせずに、夫婦二人のみが利用するお墓です。家名(○○家之墓)ではなく、夫婦二人の名前を彫ったお墓などがみられます。霊園によって夫婦墓のシステムは様々で、墓地の...続きを読む

竿石

竿石とは、お墓の一番上に設置された縦長の石のことで、墓標となる文字(家の名前など)を彫り込んだ石をいいます。竿石の大きさは、7寸~8寸(約21cm~24cm)四方が多く、大きなものでは1尺以上(約30cm)四方という竿石もみられます。続きを読む

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