「寺」の検索結果

寺の用語

脇導師

脇導師とは、葬儀の時に複数の僧侶がいる場合、一番重要な役目を果たす僧侶が導師で、その次に地位の高い僧侶のことを言います。複数の僧侶が葬儀を取り仕切ってくれた時に一番悩むのはお布施の金額やお布施の包み方でしょう。一般的に導師に渡した金額の三分の一程度を、脇導師に渡すと言われています。導師は檀家の寺院から葬儀に参加してくれますが、脇導師...続きを読む

無縁塔

無縁塔とは、供養してくれる親戚縁者のいなくなったお墓を、塔として一か所に集めてお参りができるようにしたものです。墓地の管理者は、無縁墓の可能性のある墓地が認められた場合、墓地の使用権を持っている縁故者に対して、1年以内に申し出るようにという内容を、官報に記載し、同内容の立札を墓地内に建てます。1年経っても名乗り出るものがいなければ、...続きを読む

涅槃

涅槃とは、全ての煩悩の火が消滅した、安らぎの境地のことをさします。人間が持っている本能から起こる、心の迷いがなくなった状態のことをいいます。仏教の理想である、仏の悟りを得た境地で、死を表す言葉です。涅槃のことを、サンスクリット語で「ニルバーナ」といい「吹き消すこと」という意味があります。命の火が吹き消された状態を表すともいいます。続きを読む

真言宗智山派

真言宗智山派とは、真言宗から別れた新義真言宗の一派です。宗祖覚鑁が真言宗の教義に念仏を加え、高野山の大伝法院で布教につとめました。そのため、本山との間で紛争になり、1140年円明寺を開き分立しました。現在は京都智積院を本山とする真言宗智山派と,奈良県桜井市の長谷寺を本山とする真言宗豊山派が二大宗派となっています。新義真言宗本山は和歌...続きを読む

真言宗豊山派

真言宗豊山派とは、真言宗の新義真言の一派です。奈良県桜井市の長谷寺が総本山になります。覚鑁を開祖とする点では、真言宗智山派と同じです。織田信長のために根来寺を追われた専誉が、1587年に豊臣秀長に保護され、長谷寺に入って一派を形成しました。長谷寺は学山と言われ、徳川綱吉の母親が護国寺を文京区に建立し、江戸の拠点を作り、末寺を増やして...続きを読む

五十回忌

五十回忌とは、故人の没後、49年目の祥月命日のことです。三十三回忌と並んで、五十回忌を弔い上げにして、最後の年忌にするケースが多く見られています。五十回忌をきっかけてに寺院へ永代供養をお願いします。五十回忌が終わると、五十年ごとに百回遠忌。百五十回遠忌を行う場合もあります。仏壇の位牌は、戒名の入ったものを片づけて、先祖代々之霊位とし...続きを読む

塔婆料

塔婆料とは、卒塔婆に梵字や経文を書いてもらった寺院や僧侶に支払う代金のことです。一般にお布施と違って、寺院により塔婆一枚の価格が決まっているので、お布施とは別に包むようにします。塔婆一枚につきいくらと決まっている場合が多いので、寺院に確認を取ることがよいでしょう。続きを読む

高野山真言宗

高野山真言宗とは、真言宗の宗派のひとつです。真言宗には主だった宗派だけでも18種類あります。平安時代に空海が、唐は長安で密教を学び、帰国後に興した宗派です。総本山は和歌山県の高野山金剛峯寺です。弘法大師の奥の院御廟を信仰の源泉としていて、1日2回空海の食事を運んでいます。根本仏は大日如来、根本経典は大日経、金剛頂経になっています。ま...続きを読む

真言宗

真言宗とは大日如来を本尊とする仏教の宗派です。平安時代に弘法大師空海が開いた宗派で、本山は高野山金剛峯寺になります。この身のままで仏になるという即身成仏を説いています。修行は、身口意の三密修行で、身体、言葉、心の修行を行うことで、誰でも仏になることができるとしています。平安時代に貴族の間から広まり、加持祈祷を行いました。続きを読む

境内

境内とは、境界の内側という意味で、特に神社や寺院の敷地内のことをさします。法律上では、宗教法人が活動のために使う土地は、境内地とよんでいます。しばしば難読な漢字とされる境内は、漢音からきた言葉です。境内は、普通の土地とは区別された聖域で、建物を中心として、宗教行事を行うためのしきりの内側の土地を表しています。境内は、古くから無税地と...続きを読む

経本

経本とは、経文を書いた本のことです。経本は独特な製本方法を取り、経折りという折り本になっています。仏教の教えを記した基本になるもので、各宗派ごとに違います。仏前に常備しておけば、お経を上げたい時には読み上げることができます。さまざまな形態のものが販売されていて、文字を大き目にプリントしたものや、読み仮名がふってあるものもあります。ま...続きを読む

お経料

お経料とは、仏教において、通夜・葬儀・告別式や法事法要の際に、僧侶にお経をあげてもらったことに対する謝礼を指す言葉です。謝礼の封筒の表書きとしても用いられることがありますが、お経料という言葉を用いず「お布施」という言葉を用いることが良いとする考え方もあります。続きを読む

大谷本廟

大谷本廟とは、浄土真宗の宗祖である親鸞の墓所になっているところで、大規模な納骨堂がある場所でもあります。京都市東山区五条坂にあり、清水寺に上がる五条坂の隣に参道の入り口があります。親鸞が1262年に没したとき、京都東山の鳥辺野に納骨された後、1272年に実娘の覚信尼が遺骨を大谷吉水の北に移動しました。最初の墓は簡素なものであったとい...続きを読む

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派とは、浄土真宗の一派で、西本願寺を本山とします。浄土真宗の宗派の中でも最大規模を誇り、仏教の宗教法人でも最大数。神社本庁に次いで2番目に多い信者数がいるといわれています。明治初期には、西欧の三権分立になぞって、宗会、宗務所の施策決定システムを作り、これが明治政府のモデルになったとも言われています。浄土真宗本願寺派は、...続きを読む

磨崖仏

磨崖仏とは、自然の巨石や岩壁に彫刻した仏像のことです。石仏の一種です。石仏には、独立した状態で石材に彫られた移動が可能なものと、磨崖仏のように壁面に直接彫られたもの、石窟を掘ってその中に彫刻する石窟仏の3種類に大別することができます。磨崖仏は古くからインド、中国、朝鮮に多く見られます。インドのアジャンター石窟、中国の雲岡石窟などが有...続きを読む

回忌法要

回忌法要とは、祥月命日に営む法要のことです。一回忌、三回忌、七回忌、十三回忌と行っていって、五十回忌を最後にして、先祖代々として合祀して弔いとすること(弔い上げ)が一般的です。五十回忌以降の回忌法要は遠忌とも言います。五十回忌の法要を迎える頃には、故人を知っている人の多くが逝去していることから、回忌法要もそこまでで終わりにしましょう...続きを読む

御影堂

御影堂とは、寺院の中で宗祖などの御影を祭っている建物です。宗派によって御影堂、開山堂、祖師堂などの呼び名があります。寺院によっては、御影堂の方が、本尊を安置してある本堂よりも大きく重要な建物である場合も多く、多くは古い由緒ある堂がそれにあたります。御影堂は宗祖の遺品、自筆の絵画や文書などが残り、それ自体が信仰の対象になっていることも...続きを読む

八宗兼学

八宗兼学とは、八宗の教義を全て勉強していることで、物事を良く知っている様子を表す言葉でもあります。仏教には八宗があります。倶舎宗、成実宗、律宗、法相宗、三論宗、華厳宗、天台宗、真言宗の八つです。南都六宗に平安時代に伝わった天台宗と真言宗を加えた八宗です。広くさまざまな教学を学び、身に付けることが、学僧にとっては理想だとされていました。続きを読む

永代供養墓

永代供養墓とは、後継者がいない場合などに、墓参りや供養を定期的に寺院や霊園側が行ってくれることを前提に、購入する墓です。契約内容によって、永代の期間が異なり、13年程度から50年くらいまでの間の契約内容になっているケースが多く見られます。永代供養墓は、合祀墓や合葬式納骨堂の形式のものや、一般的な個別の墓と同様のものなど、さまざまです...続きを読む

永代供養

永代供養とは、墓地継承者が途絶えたり、または墓地や納骨堂を継承する人がいないことを前提として、寺院が代わりに一定期間、供養を行う契約形態です。「永代」とはいえ、永久に供養をしてもらえるわけではなく、契約内容によって、十七回忌~五十回忌までといったように、一定期間の間、寺院や管理者側に経営が続く以上は、墓の面倒を見てもらえることになり...続きを読む

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