「真宗」の検索結果

真宗の用語

居士

居士とは、出家せずに、家庭で修行をする仏教徒を表す言葉です。男性の在家仏教徒という意味です。家に居る士ということから名前がつきました。一般の信者と違って、出家こそしていないとはいえ、仏教の知識や経験においては、僧侶と同程度の力量を持っているという意味があります。また、戒名の最後の位号と呼ばれる部分につける敬称にも使われています。居士...続きを読む

死装束

死装束とは、亡くなった方を納棺するときに着せる着物のことです。全身白一色の和服で、左前を合わせにして着せます。伝統的には、経帷子を着せ、脚に脚絆、手に手甲、白足袋と草履をはかせて、三途の川への渡し賃として六文銭を入れた頭陀袋をかけて、頭に三角布をつけます。仏式では、死者は浄土へと旅に出るとされていて、そのための巡礼の衣装を死装束とし...続きを読む

如来

如来とは悟りを開いた人のことをさした言葉です。人間も悟りを開けば如来になれると信じられているのです。現在で、如来といえばまず「釈迦如来」を思い浮かべる方も多いと思います。悟りを開く直前の修行中の人を「菩薩」と呼び、悟りを完全に開いた人を「如来」と呼びます。如来とは特定の固有名詞のようなイメージがありますがそうではなく、真の悟りを開い...続きを読む

塔婆料

塔婆料とは、卒塔婆に梵字や経文を書いてもらった寺院や僧侶に支払う代金のことです。一般にお布施と違って、寺院により塔婆一枚の価格が決まっているので、お布施とは別に包むようにします。塔婆一枚につきいくらと決まっている場合が多いので、寺院に確認を取ることがよいでしょう。続きを読む

五具足

法要などで仏前を飾る(荘厳する:しょうごんする)道具のことを具足(ぐそく)と呼び、「香炉」「燭台1対」「花立て1対」を合わせたものを五具足と呼びます。お仏壇を求めた時に、一緒に購入することも多いかと思います。燭台と花立てが1対ではなく各々1つずつの場合は、三具足と呼びます。五具足は・中央に「香炉」・香炉の両外側に「燭台」・燭台の両外...続きを読む

鎌倉仏教

鎌倉仏教とは、鎌倉時代に興隆した仏教です。平安後期から鎌倉時代にかけて、日本は戦乱の世にあり、社会不安の中で人々は心のよりどころを求めました。武士や庶民にはそれまでの仏教は難解で、共感しにくいものでした。鎌倉仏教は、民衆中心で実践方法はシンプル、政治権力に対して自立しているなどの特徴的があります。現代に続く宗派の中で、鎌倉時代に誕生...続きを読む

大谷本廟

大谷本廟とは、浄土真宗の宗祖である親鸞の墓所になっているところで、大規模な納骨堂がある場所でもあります。京都市東山区五条坂にあり、清水寺に上がる五条坂の隣に参道の入り口があります。親鸞が1262年に没したとき、京都東山の鳥辺野に納骨された後、1272年に実娘の覚信尼が遺骨を大谷吉水の北に移動しました。最初の墓は簡素なものであったとい...続きを読む

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派とは、浄土真宗の一派で、西本願寺を本山とします。浄土真宗の宗派の中でも最大規模を誇り、仏教の宗教法人でも最大数。神社本庁に次いで2番目に多い信者数がいるといわれています。明治初期には、西欧の三権分立になぞって、宗会、宗務所の施策決定システムを作り、これが明治政府のモデルになったとも言われています。浄土真宗本願寺派は、...続きを読む

抹香

抹香とは、葬儀や法事の時に行われる焼香で用いられるお香のことです。線香が棒状であるのに対し、抹香は粉末状で、古くは仏像や塔に塗ったり散布する使われ方もありました。かつては安息香(あんそくこう)、甘松香(かんしょうこう)、沈香(じんこう)、川キュウ(せんきゅう)、丁子(ちょうじ)、白檀(びゃくだん)、竜脳(りゅうのう)といった香りの良...続きを読む

真宗大谷派

真宗大谷派とは、浄土真宗の一派で、東本願寺を本山とします。約8900寺院が大谷派に所属するといわれています。浄土真宗本願寺は、十二世法主の長男教如ではなく、豊臣秀吉の支持を受けた三男の准如を跡継ぎにしたために、西と東に分裂しました。准如がお西さんを継ぎ、独立した十二世法主の教如が、徳川家康に京都に寺地をもらって始めたのが東本願寺で、...続きを読む

浄土真宗

浄土真宗とは、浄土宗の開祖である法然の弟子、親鸞が始めた浄土教の一派です。阿弥陀仏の力で万人が救済されるという絶対他力の教えで、信心があれば、往生すればすぐに成仏できるという考え方です。そのため、授戒や引導などがありません。帰敬式といって、生前に仏弟子となった証しとして、おかみそりを行い、戒名ではなく法名をもらうことで帰依します。浄...続きを読む

西山浄土宗

西山浄土宗とは浄土宗の宗派の一つです。法然が800年前に開宗した浄土宗は、浄土宗、浄土真宗をはじめとして、さまざまに枝分かれしています。西山浄土宗は京都府長岡京市の光明寺が本山になっています。浄土宗には法然の弟子にあたる鎮西の流れをくむ浄土宗鎮西派以外に、別の弟子の西山の流れをくむ、浄土宗西山派があります。浄土宗西山派には、禅林寺が...続きを読む

浄土教

浄土教とは、極楽浄土に往生するため、阿弥陀仏の誓いを信じ、念仏するという教えです。極楽浄土は阿弥陀仏が住んでいるといわれる国です。浄土教は、中国で発達したあと、奈良時代に日本に伝えられました。鎌倉時代に源信と、その弟子である法然が確立した浄土宗が特徴的です。平安時代から鎌倉時代にいたる世情不安の中、浄土教は流行していきました。法然の...続きを読む

三角頭巾

三角頭巾とは、死装束の一つで、頭につける三角形の布のことです。経帷子という白い着物を着て、頭には三角頭巾、手には手甲、脚には脚絆をつけ、頭陀袋を下げ、紙製の六文銭を中に入れ、編み笠や草履をはかせる死装束は、納棺の際に故人が身につける衣服の一揃えになっています。死装束は多様化し、現在では故人が好きだった洋服を着せてあげることが多くなっ...続きを読む

清めの塩

清めの塩とは、もともとは神道の考え方からきたもので、死を穢れたものとして清めるという考え方からきたものです。死を穢れとは考えない他の宗教では不要とされるものでもあり、仏式の葬儀で清め塩を使わないとする宗派(浄土真宗など)もあります。大相撲の立ち合いの時には、力士が土俵に塩をまくのも清めの塩です。邪気をはらい土俵を清める意味があります...続きを読む

守り刀

守り刀とは、亡くなった方を自宅などで安置する際、亡くなった方の胸元もしくは枕元に置く刃物のことを言います。守り刀は、日本で古くから行われてきました。元々は、亡くなった方を魔物などから守る魔除けとしての役割を果たしてきました。また、この説の他にも光るものを嫌がる猫よけとして守り刀が置かれているという説もあります。これは、猫が憑き物など...続きを読む

親鸞

親鸞とは、浄土真宗の開祖で、鎌倉初期の僧侶です。9歳で比叡山で天台宗を学んだあと、法然の専修念仏の門に入りました。のちの念仏停止において法然は四国へ、親鸞は越後に流罪になりました。4年後に赦免されてからは、関東地区で布教し、60歳ごろに京都に戻りました。90歳で亡くなるまで、著述や門弟の指導に努めたといいます。続きを読む

阿弥陀如来

阿弥陀如来とは、仏教において、修行をして悟りを開き如来になったとされる仏です。浄土教においては、極楽浄土の仏で本尊となります。阿弥陀如来はすべての者を極楽浄土へ導くとされています。他力本願ともよばれ、どんな人でも「南無阿弥陀仏」を唱えることで、極楽浄土へ往生できるというのが浄土教の教えです。阿弥陀如来は全ての人を救おうと48の誓いを...続きを読む

蓮如

蓮如(1415~1499)とは、室町時代に活躍した浄土真宗の僧侶です。父は本願寺第7世の存如で、後にその跡を継ぎ、本願寺第8世となります。浄土真宗では、蓮如のことを「蓮如上人」と尊称しますが、「本願寺蓮如」と呼ばれることもあります。蓮如が、親鸞の教えを説く切っ掛けとなったのは、実母との生別でした。実母は、6歳の蓮如と別れる際に「親鸞...続きを読む

脇侍

脇侍とは、仏教彫刻・線画において、中尊(ご本尊=中央に位置する、信仰の中心となる仏様)の左右に控える存在で、明王・天・菩薩などがそれに当たります。脇侍は、中尊が持つ教化を補佐する役割を持っており、中尊と脇侍の両方を揃えることで、より深く仏教・教化に触れることがかないます。中尊と脇侍の組み合わせは宗派により異なります。真言宗・・・中尊...続きを読む

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