南無大師遍照金剛

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南無大師遍照金剛の意味(南無大師遍照金剛とは)

南無大師遍照金剛とは、弘法大師空海に帰依するという意味です。

遍照金剛の名号は、空海が唐に留学し、真言密教を極めた時の灌頂名です。

「太陽のごとくすべてを照らす慈悲と、人を幸せにする仏さまの砕けることなき智慧の持ち主」という意味があり大日如来の別名でもあります。

弘法大師の名前は広く知られており、歴史上、天皇から大師号を与えられた者は27名にものぼるものの、一般的に大師といえば弘法大師をさします。

南無大師遍照金剛の実際

真言宗では、空海が山岳修行をしていた時代に遍歴した場所は、四国八十八箇所に代表される霊場として残っています。四国八十八箇所霊場を巡るお遍路では、この名号を唱えていきます。

白衣の背中の部分にも「南無大師遍照金剛」の文字が見えます。お遍路さん同士であいさつをするときも、この言葉を使います。

歩き遍路で「南無大師遍照金剛」を唱えるのは、自分の後ろには大日如来が控えているから、大師と二人で同行してお遍路を歩くという意味があります。

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