地蔵菩薩

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地蔵菩薩の意味(地蔵菩薩とは)

地蔵菩薩とは、釈迦が亡くなってから、弥勒菩薩が現れるまでの無仏になる間、すべての生き物を救うといわれている菩薩で、道端などによく見られるお地蔵さまのことです。

大地のように広大な慈悲で救済するということから、名前がつきました。

僧侶の形をして、右手に錫杖、左手には宝珠を持っている愛らしい姿で広く知られています。

地蔵菩薩の実際

土信仰が普及すると、極楽浄土と地獄の存在が広く信じられるようになり、地蔵は、地獄の責め苦からの救済を求める対象になりました。

親より先に死んだ子どもは、賽の河原で石を積むといわれ、その子どもたちを守るのが、地蔵菩薩であるとされました。

関西地域では子どものお祭りとして、地蔵盆があります。

常に弱い立場のものを救済することから、人気の高い菩薩です。

六道輪廻の思想から、あの世への旅立ちの場としての葬儀場や墓地に、地蔵尊が建てられました。

六地蔵像といって、六つの地蔵が並んでいるところがあるのは、六道輪廻の考えからきています。死ぬと六種の世界へ生まれ変わることから、その都度六つの地蔵に救ってもらうためと言われています。

また、町はずれや辻という町の結界には、地蔵尊が守護神としてまつられているのを多く見かけます。

<関連する用語>:地蔵盆 菩薩 六地蔵 賽の河原 脇侍 縁日 霊験 閻魔

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