「菩薩」に関連する用語一覧

守護神

守護神とは、国家、特定の地域、個人などを守護し、加護を与えるといわれる神のことです。国土を守る国魂神、海上を守る住吉神、春日神は氏神で氏族の守護神です。災いを防ぎ、災難から守ってくれる神さまです。英語ではguardian angelなどとも言われます。守護神は、神的階層のパンテオンの上位を占めていることが多く、人物の守護霊は誕生とと...続きを読む

宝珠

宝珠とは、災難を除き、濁水を清くするといわれ、思い通りになる珠のことです。宝珠を得るとどんな願いもかない、欲しいと思っている宝物を作り出すといわれています。増益の現世利益を祈る対象です。宝珠は、すべての海水と魚を飲みこんでしまうといわれるインドの伝説の怪魚マカラの体内や、龍神の脳から出たとも言われています。手に宝珠を持っている龍神の...続きを読む

合掌

合掌とは、両手をあわせて仏を拝む時の礼法です。サンスクリット語のアンジャリの訳で、インドの敬礼作法の一種が仏教に取り入れられたものです。南アジア一帯の仏教国では、挨拶の代わりに合掌して相手に礼を尽くします。インドでは、右手は清浄、左手は不浄を表しますが、仏教では、右手が仏、左手は衆生を表しています。この右手と左手を合わせることで、仏...続きを読む

仏法僧

仏法僧とは三宝の中身で、文字通り仏、法、僧の三つのことです。仏は悟りを開いた人、法は仏の教え、僧は、仏の教えに従って悟りを目指して修行を行う出家者の集団です。この3つは、仏教を構成する上で、基本的で重要な要素であることから、三つの宝、三宝と呼ばれています。この仏法僧の三宝に帰依することが、仏教徒としての基本的な考え方です。仏教に帰依...続きを読む

明王

明王とは、仏像を分ける時に使う言葉で、如来、菩薩の次の分類名になります。如来が通常の姿ではいうことを聞かない衆生がいたら、屈伏させることを目的に、忿怒の姿に変身したものが明王で、密教の尊像です。仏教に帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担う仏尊でもあります。大日如来の命を奉じ、非常に強い力を持ち、悪を打ち砕き仏法を守る存在です。...続きを読む

発心

発心とは、仏教の言葉で悟りをえようとする心を起こすことをいいます。「発菩提心」の略語とも言われ、菩提心を起こして、出家やお遍路などの決心をすることにも使われる言葉です。一般的に発心というと、物事を始めようと思い立った時や、心を改める時に使う言葉でもあります。菩提心は、自分だけが悟りを求めてかなうものではなく、他を利する気持ちがなくて...続きを読む

弥勒菩薩

弥勒菩薩とは、釈迦が入滅してから56億7000万年後にあたる未来に仏になり、兜率天からこの世へ下ってきて、人々を救済するという菩薩です。それまでは兜率天で修行しているといわれます。兜率天は釈迦がこの世に生まれる前にいた場所とも言われています。兜率天で半跏思惟の姿で修行をしている姿で良く知られています。半跏は、右足を左足の上にのせた姿...続きを読む

勢至菩薩

勢至菩薩とは、智慧の光で生あるものはすべて救済し、菩提心の種を与えるという菩薩です。観音菩薩とともに、阿弥陀仏の脇侍として知られています。大勢至菩薩とも言われ、力が強く、足を踏み下ろすと大地が揺れるという怪力の持ち主です。偉大な勢力を持つことから、大勢至の名がついたと言われています。観世音に似た姿を持ちますが、宝瓶を頭の上に持ち、水...続きを読む

地蔵菩薩

地蔵菩薩とは、釈迦が亡くなってから、弥勒菩薩が現れるまでの無仏になる間、すべての生き物を救うといわれている菩薩で、道端などによく見られるお地蔵さまのことです。大地のように広大な慈悲で救済するということから、名前がつきました。僧侶の形をして、右手に錫杖、左手には宝珠を持っている愛らしい姿で広く知られています。続きを読む

虚空蔵菩薩

虚空蔵菩薩とは、智慧と徳が、虚空のように無限に蔵している存在で、その無限の力で命あるものをすべて救うという菩薩です。十三参りの本尊として知られ、子どもに英知をさずけると言われています。また、丑年、寅年生まれの人の守り神としても知られています。姿を変える像は、五智宝冠をつけ、右手に智慧の宝剣、左手に福徳の蓮華と如意宝珠を持っています。...続きを読む

観音菩薩

観音菩薩とは、人々の声を観じて、その苦悩から救うという慈悲深い菩薩で、宗派の枠をこえて広く信仰され、人々に愛されている菩薩です。音を観じることから観音という名がついたとされています。観じるというのは、人の姿を正しく見るという意味です。水瓶を持ち、その中には功徳水という使ってもなくならない水が入っているといいます。般若心経の冒頭にも登...続きを読む

菩薩

菩薩といえば多くの方たちが「優しく寛大な姿」を思い浮かべるのではないでしょうか。菩薩とは、もともとは釈迦如来の修行時代を指していた言葉だったそうですが、現代では悟りを求めて修行する僧などを指しています。人間も悟りを求めて修行を積めば如来になれるというのが前提で、如来になる前の者たちを指しています。菩薩というと優しい表情から女性のイメ...続きを読む

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