「室町時代」に関連する用語一覧

落雁

落雁は、和菓子の一種です。干菓子の代表的なもので乾燥して水分のないお菓子です。打物とも言われ、木型に入れて抜き固めて作ります。茶席を始め、仏事やお祝いの席のお菓子として使われるものです。米、麦、大豆、ソバの実などを材料にした粉に、水あめや砂糖などで甘味をつけ、着色して型に詰めて乾燥させて作ります。餡や栗などを入れたものもあります。続きを読む

七福神

七福神とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の7つの神さまを称していう言葉です。福をもたらすとされています。七難即滅、七福即生と言われるように、七福神をお参りすれば、七つの難から逃れるとも言われ、室町時代から庶民に親しまれてきました。続きを読む

五山制度

五山制度は、インドの五精舎が中国南宋に伝わり、禅宗の保護と統制の目的で定めた寺格のひとつです。寺格というのは、寺院の社会的な地位や、宗教的な地位を鑑みて、政府が認めた寺院の格式のことです。日本の五山制度は、一般的には臨済宗の寺格制度になります。鎌倉時代後期に入ると、日本に禅宗が入り、普及するようになりました。1299年、鎌倉幕府執権...続きを読む

円覚寺

円覚寺とは、鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山です。鎌倉五山の中では、第二位になります。本尊は宝冠釈迦如来で、北条時宗が開基しました。円覚寺の名前の由来は、建立の際に大乗経典の円覚経が出土したためと言われています。円覚寺は鎌倉幕府の執権北条時宗が、中国僧の無学祖元を招いて開基し、北条得宗の祈祷寺になり、鎌倉時代を通して、北条氏...続きを読む

鎌倉五山

鎌倉五山は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗の禅寺で、建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺の5つの寺院とその寺格のことです。京都五山に対して言います。中国南宋時代に五山官寺制度があり、それが日本に鎌倉時代に伝わり、北条氏によって導入されました。その後、鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉中心の五山ではなく、京都を中心とした五山が定められました。幕...続きを読む

毘沙門天

毘沙門天とは、仏教の天部の神で、持国天、増長天、広目天とともに四天王のひとつになっています。サンスクリット語では、ヴァイシュラヴァナとよばれていて、毘沙門がその音写です。意味は「全てのことを一切聞きもらすことのない知恵のある者」だといいます。インドでは財宝の神さまとされています。毘沙門天の姿は、右手に宝塔、左手に宝棒や三叉戟を持ち、...続きを読む

放鳥

葬儀の際の放鳥とは、葬儀の最後の出棺の時に白鳩を放して、死者の追善を行うことをいいます。葬儀の最後に出棺の時間がありますが、その際、ヒノキなどのかごにあらかじめ鳥を入れて置いて、放鳥の儀式として一斉に空に放し、出棺の合図とします。一般的に個人の葬儀で放されるのは、白い鳩が多く、鳩は訓練されているので、会社の持っている鳩小屋に、戻って...続きを読む

水引

水引とは紙製の糸で、進物用の包装や封筒にかけて使用するものです。和紙をよって長いこより状にし、米のりを引いて乾かして作ります。この乾いたものを3本、5本とまとめて中央を貼り付けて作ります。水引というのは、水のりを引いて作ることからその名がついたと言います。慶事には紅白、金銀、金赤などの色使いで、弔事の場合には、黒白、銀白、紺白といっ...続きを読む

蓮如

蓮如(1415~1499)とは、室町時代に活躍した浄土真宗の僧侶です。父は本願寺第7世の存如で、後にその跡を継ぎ、本願寺第8世となります。浄土真宗では、蓮如のことを「蓮如上人」と尊称しますが、「本願寺蓮如」と呼ばれることもあります。蓮如が、親鸞の教えを説く切っ掛けとなったのは、実母との生別でした。実母は、6歳の蓮如と別れる際に「親鸞...続きを読む

永平寺

永平寺とは、福井県吉田郡永平寺町にある、曹洞宗の大本山です。道元が開山しました。出家参禅の道場として名高く、敷地には山門、仏殿、法堂、僧堂、大庫院、浴室、東司など修行の中心となる七堂伽藍の他にも、大小70余りの殿堂楼閣があるといいます。室町時代に天皇から「曹洞宗第1道場」の勅額を贈られたことから、その歴史は始まったといいます。樹齢6...続きを読む

時宗

時宗とは、浄土教の一宗派で、鎌倉時代に一遍を祖師としておった宗派です。総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺です。一日に六回、決まった時間に念仏をとなえる集団を六時念仏衆と言い、一遍は弟子と自分を「時衆」と称していました。「宗」の文字を使うようになったのは、江戸時代以降とされています。阿弥陀経を根本経典とし,臨命終時を説きました。平生が臨...続きを読む

檀家

檀家とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。「ダーナパティ」というサンスクリット語から来た言葉で「寺や僧を援助する庇護者」という意味があります。檀家が、葬祭供養一切をその寺院に任せる代わりに、布施として経済支援を行うことが檀家制度です。鎌倉時代から使われ出した言葉で、室町時代の末期頃から自然と檀家関係ができたといわれ...続きを読む

脚絆

葬儀で用いられる脚絆は、死装束の一つで、足に付ける服飾品のことです。脚絆は、労働や長期歩行の際に、足を保護することと動きやすくするためにつける服装品のことで、ズボンのすその広がりを押さえる事で活動しやすくさせるという目的や、臑を保護することで脚のうっ血を防ぎ血流を良くするという目的で用いられてきました。平安時代には臑につける服装品の...続きを読む

五輪塔

五輪塔は、平安中期から使われた墓石、供養塔です。石でできていて、5つの輪が重なった形を持つのが特徴です。五大を象徴しているといわれていて、下から地・水・火・風・空と、古代インドにおける宇宙の構成要因を表しているといいます。それぞれ方形・円形・三角形・半月形・宝珠形の石材を順に積み上げてつくります。宝珠形(空)半月形(風)三角形(火)...続きを読む

送り火

送り火は、迎え火を行った場所と同じ場所でおがらを重ねて送り火を焚きます。16日は盆送りといい、お盆の間一緒に過ごした祖霊を送りだし、盆明けとなります。送り盆とも呼ばれます。続きを読む

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