「葬儀」の検索結果

葬儀の用語

寺請制度

寺請制度とは、江戸時代にキリスト教を排除する目的で「すべての人は寺院の檀家となり、寺院から寺請証文を受け取ること」を強要した制度です。檀家は特定の寺院に所属することでお布施を払い、葬儀や法要の一切をおこなってもらうことになります。寺院はお布施で潤うことになりますが、同時に檀家の管理を請け負う責任を持たされることになりました。事実上寺...続きを読む

臨済宗

臨済宗は、禅宗のひとつです。中国禅宗の五家七宗の一つが、鎌倉時代に明庵栄西が日本に伝えました。看話禅は、師匠が出す公案という問題を、弟子が、体全体で答えを見出す中で、理論を超えた真実を探すというものです。また、師匠と二人きりで対面し、弟子が提示した結果を、師匠が検証する参禅を行うことで、体得しました。浄土宗、浄土真宗の念仏を唱えて極...続きを読む

礼服

礼服とは、冠婚葬祭といった場面で着用する洋服のことです。礼服は、自衛官、軍人、警察官、消防隊員など、仕事上の制服がある場合は、制服を着用します。学生の場合は、学生服など制服を着用しておけば、礼服として認められ、失礼もありません。本来の西洋式の礼装では、ホワイトタイとブラックタイのドレスコードがあります。ホワイトタイでは燕尾服を着用し...続きを読む

役僧

役僧とは、葬儀や法事などで導師について従う僧のことです。伴僧とも言われます。葬儀を取り仕切るのは導師ですが、規模の大きな葬儀になると、導師の次に格がある脇導師が来て、その下に役僧がいます。導師は菩提寺の住職など、住職資格を保有している僧侶でなければなりません。菩提寺より寺格が上の寺院から、葬儀や法事のために来てもらうこともできるでし...続きを読む

白骨

白骨の御文とは、浄土真宗本願寺の八代蓮如の法語です。手紙風に書かれています。「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」という有名な一文があり、人間の無常を語り、念仏をすすめる内容になっています。蓮如の書いた消息を、圓如が編集したものとされています。消息とは手紙のことです。五帖で合計八十通あり、一帖から四帖までは年月日の順に並んで...続きを読む

神社

神社とは、神道の信仰で神々を祀るための建物や施設の総称です。また、祭祀を行う組織そのものも神社とよびます。神社の区域は鳥居の内側を差し、神域としています。神社には、産土神、天神地祇、皇室、氏族の祖神、偉人や国家に功労のあった人などの霊が神として祀られています。続きを読む

葬儀社

葬儀社とは、葬儀に必要な支度を調達し、葬儀を執り行う役割を請け負う仕事を行う会社です。また、葬儀を行う仕事やそれに就業する人のことを指します。葬儀や葬祭を執り行う際には、公的な資格や免許はありません。誰でも葬儀社を始めることができます。民間資格の中には、葬祭ディレクター、仏事コーディネーターといったものがありますが、必須条件ではあり...続きを読む

国教

国教とは、国が特定の宗教を公認、統制、保護する宗教のことです。国教のある国では、その宗教の教義が、その国を統治する際の根本原理になっています。国家行事でもその儀礼にのっとって行われます。キリスト教を国教としているのは、アルゼンチン、コスタリカのローマ・カトリック、ギリシャ、フィンランド、キプロスの正教会、イングランドの聖公会などがあ...続きを読む

鯨幕

鯨幕とは、葬儀の際、式場に張る黒白の縦じまの幕のことです。式場の中だけでなく、建物の周囲にも下げます。鯨の黒い皮と白い脂肪部分とが、黒白と連なるところから、この名前がついたといわれています。古来日本では、弔事には白色を使う習わしでしたが、江戸時代ごろから、黒を使うようになり、葬儀における鯨幕の使用は昭和以降に始まったという説もありま...続きを読む

表書き(お布施編)

葬儀や法事法要時に、宗教者にお渡しするお布施の表書きを悩まれる方も多いと思います。明確な決まりがあるわけではないですが、特に何も書かずに、無地の白色の封筒に入れてお渡しすることがよいとする考え方もあります。または「御布施」と表記する場合もあります。水引を用いることは不要とされていますので、無地の白色の封筒などに入れてお渡しすることで...続きを読む

数珠

数珠とは、数多くの玉を糸で貫いて輪形にした仏具の一つです。葬儀に参列される方の多くが数珠を手にされていますが、持参をしなくても失礼になるというものではありません。数珠はもともとは、珠(たま)を使って念仏を唱える回数を数えることから発生したもので、数珠の珠の数は、人の煩悩と同じ「108個」が基本とされています。最近では、半分の54個や...続きを読む

崩御

崩御とは、天皇、皇帝、国王といった君主などが亡くなったことを表す言葉です。日本では、1924年の皇室喪儀令の中で、天皇・太皇太后・皇太后・皇后の死を崩御と称し,その葬儀を大喪と規定しています。その後、戦後の皇室典範改正により、皇室服喪令・皇室喪儀令は廃止されましたが、慣例としてこれに準じた儀礼が採用されています。1989年に昭和天皇...続きを読む

生活保護の葬儀

生活保護の葬儀とは、故人が生活保護を受けていた場合で、身よりのある人が葬儀代金を支払えない時には、行政の葬祭扶助を利用して行う葬儀のことをさします。生活保護の葬儀は、各自治体の規定の範囲内で執り行う、質素で小規模な葬儀ということになります。葬祭扶助の金額は自治体によって少し変動がありますが、20万円前後の自治体が多いようです。20万...続きを読む

葬祭扶助

葬祭扶助とは、生活保護法第18条において定められているもので、経済的に困窮していて、最低限度の生活を維持することが困難な者に対して、国が葬祭に関する最低限の扶助をするものです。国は生活に困窮するすべての国民に対し、必要な保護を行う上で、生活扶助、医療扶助などの他に葬祭扶助も必要に応じて行うとしています。続きを読む

檀家

檀家とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。「ダーナパティ」というサンスクリット語から来た言葉で「寺や僧を援助する庇護者」という意味があります。檀家が、葬祭供養一切をその寺院に任せる代わりに、布施として経済支援を行うことが檀家制度です。鎌倉時代から使われ出した言葉で、室町時代の末期頃から自然と檀家関係ができたといわれ...続きを読む

香典返し

香典返しとは、忌明け法要(四十九日)が終了後、法要が無事に終わったという報告を兼ねたお礼のことをいいます。香典返しを行うタイミングは、忌明け当日から一ヶ月以内が妥当とされ、挨拶状を添えてお渡しします。仏式の場合は「(忌明)志」神式の場合は「偲草または志」と表書きし、結び切りの水引をかけます。キリスト教式の場合、水引はかけません。水引...続きを読む

忌中払い

忌中払いとは、四十九日の間には精進料理を食べて故人の供養をしてきた人たちが、忌明けに精進落としで肉や魚を食べて、通常の生活に戻るけじめになる会食のことです。地方によってさまざまな呼び方があり、忌中引き、お斎、御苦労呼、法宴、座敷洗い、忌払いなど、地方や宗派でさまざまな言い方があります。続きを読む

鳥葬

鳥葬とは、野山に亡骸を置いて、野鳥についばませる葬法をいいます。チベット仏教や西インドのゾロアスター教で現存します。ゾロアスター教の鳥葬では、亡骸を安置するために、沈黙の塔と言われる、石積みの施設があります。ゾロアスター教では、拝火教の異名があるように、火を神聖なものと考えます。空気、大地、水などの自然環境を、死者や死体で穢すことが...続きを読む

勤行

勤行とは、仏教で精進することを言います。具体的には、仏前でお経を読み、手を合わせて回向するというお勤めのことです。一般家庭では、仏壇の前で読経したり、礼拝したりすることをさします。寺院の日常勤行や、彼岸会などの年間行事、故人の法要なども含まれます。葬儀に際してのお勤めも、勤行のひとつです。続きを読む

別れ花

別れ花とは、出棺の前に、供花として飾っていた花を、一輪ずつ棺に入れて、故人に供えることを言います。一般的には親族や親近者など近しい人で行いますが、一般の参列者も遺族の意向で、別れ花に参加することがあります。また、供花はそのままにして、別途故人の好みの花を、別れ花として準備することもあります。葬儀が終わると、葬儀社は祭壇から前に棺を移...続きを読む

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